概要
首都デリーと共に、インドを代表する大都市。人口は1,247万人。
ITと金融、貿易、工業の拠点として繁栄している。
近代的な高層ビルが建っている一方で巨大なスラム街も抱えている。
著名な建造物が多く、インド門、タージマハル・ホテル、チャットラパティ・シヴァージー駅などは有名。
ムンバイ近郊鉄道
インターネットでムンバイを有名にしているものの一つが、ムンバイを中心に各都市を結ぶムンバイ近郊鉄道である。
建設されたのは1853年と現存するアジアの鉄道としては最古で、ムンバイへの都市間輸送で最大シェアを占める大動脈。
それだけに利用者も多く、広軌1672mmをフルに活用した大柄な電車9両編成でも乗客を捌ききれず、通勤ラッシュ時には溢れた乗客が列車の外に掴まりながら走る光景が常態化している。
故にドアを解放したまま走行したり、屋根に乗客が乗ったりと、日本における戦後の買い出し列車並みに極めて環境が悪い。
また、乗客が転落や感電で死亡するのも日常茶飯事であり、平均で一日当たり12人が死亡している計算になるとの事。
転落防止や飛び込み乗車のせめてもの対策として、電車の窓には金網が張られている。
人口密度の高さを逆手に取り、爆破テロの標的になったこともあり、当然ながら多数の死者を出した。