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セイヨウヒイラギ

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せいようひいらぎ

モチノキ科の常緑小高木。クリスマスの装飾として知られる。葉の形の似たモクセイ科のヒイラギ、メギ科のヒイラギナンテンとは全く違う植物。

概要

モチノキ科モチノキ属の小高木。縁にトゲのある互生する葉と、赤い果実を実らせるのが特徴。

樹高は低いものが多いが品種によっては6mに達し、ピラミッド形の樹形となる。葉は長楕円状卵形で長さ4~12cm、縁は波打ち数個の鋭くとがるトゲがあるが、老樹ほど少なくなる。雌雄異株。5月頃に小さく白い花を房状に咲かせる。花弁は4枚。果実は径6-10mmの核果で11月頃に赤く熟し、4個の種子を含む。

ヒイラギモチ、セイヨウヒイラギモチともいう(ヒイラギモチは同属のヤバネヒイラギモチ《シナヒイラギ、チャイニーズホーリーとも》の別名でもある)。英語名holly(ホーリー)。クリスマス装飾として使われることから、クリスマスホーリーとも。ハリウッド(hollywood)の名は「セイヨウヒイラギの木立」を意味する地名である。

似て非なる植物

モクセイ科モクセイ属のヒイラギ(柊)は葉の縁が尖る点で似るが、葉は対生し、実は青紫色に実るなどの点に注目すれば容易に見分けられる。また、ギンモクセイに似た花を葉の根元に固まって咲かせる。

同様にセイヨウヒイラギと間違えられがちなメギ科ヒイラギナンテンは、葉は羽状複葉で実は青紫、花は総状花序で数多くの小さな黄色い花を咲かせる点で異なる。

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