概要
ラバースーツはあくまでも略称で、本来はラバーキャットスーツという。
この手の素材で作られた衣服は、見た目の独特の光沢、ラバーの感触や閉塞感にフェティシズムを感じる人も多い。
ボディースーツやパンツやグローブといったパーツ毎に分割された部分的な物と、頭部を除く全身を覆うタイプがあるされるが、前者は本来の意味でのキャットスーツの範疇には入らず、後者のみがキャットスーツと呼ばれる。
写真やイラストでは、脱ぎ着の為のジッパー以外に一切の継ぎ目が無い物が主流で有り、愛好者にも珍重されているが、実際の処、販売されている実用品では、基本的に着衣状態で動き回る事や血流を妨げない構造にすることを前提に、多数の接合部を持つ。
また、特別なデザイン的理由が無い限り、基本的に脱着のための開口部は、ジッパーの伸縮性の無さという理由から、背骨に沿って配置されているものが多い。しかしながら、着脱用のジッパーがないネックエントリーとよばれるものも存在する。
もっとも、いくら血流や動きやすさに気を配った作りの物であっても、この手の衣装は通気性が無いので、長時間の連続着用は脱水症状に陥る危険性を有し、注意が必要。人によっては、既存のアニメなどに出てくる特定のコスチュームの素材をラバーに見立ててラバースーツ風に描くこともある。
イラストにおいては、元々モノクロイラストでも光沢によってその艶めかしさを表現しやすいという特徴から萌えの概念の発生以前からその物に関しての物も多いが、SFに登場するパイロットスーツや、ファンタジーキャラクターが着ているタイツ、スーパーヒーロースーツなど様々な作品がモチーフとなるパターンも昨今では多い。
ラバースーツ(ラバーキャットスーツ)についてはこちらが詳しい。
関連タグ
特にキャラクターに模してデザインされたラバースーツはスウツのタグが付けられている。
閉塞感に関連したタグ
光沢に関連したタグ
アニメや漫画などに登場するもの
パイロットスーツ
ガンダムシリーズなど、多くのSF作品に登場する。
コックピットに座るパイロットが着用する場合はこのタグになる。
ボディスーツ
特殊工作員や忍者など、より活動的なキャラクターが着用するものはこちらのタグが用いられる。
ピッチリとしたスーツを総称してこのタグを用いる場合もある。
プラグスーツ
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した。
首からつま先までを覆うラテックススーツ。
ヘルメットなどは着用しない。
バットスーツ
アメコミを代表するヒーロー「バットマン」に登場。
ティム・バートン監督の「バットマン(映画)」では自らを超人、または怪人に見せるために肉体を模しながらも中の人の体のラインを無視して作られた防弾スーツで、ほとんど着ぐるみに近く作中でも人間だったことに驚愕されるシーンがある。
同監督による続編「バットマンリターンズ」では終盤にヒーローらしい装甲付きのラバースーツに着替えるシーンがある。
ジョエル・シュマッカー監督による更なる続編「バットマンフォーエバー」と「バットマン&ロビン」では監督の趣味(ゲイであることをカミングアウトしている)を反映したのか筋肉質な尻にラバーが食い込み、乳首を模した造形まで付いており、遠巻きだと裸マントの変態に見えてしまうことも。
尻に焦点を当てたカメラワークも相まって、本作はゲイ映画の傑作と揶揄された。
ファイティングスーツ
アニメ「機動武闘伝Gガンダム」に登場した。
間接の先端に取り付けられたアンテナが特徴的。
放送当時、半液状化したゴムが全身を締め付け包み込んでいく描写が話題になった。
ゼロスーツ
TVゲーム「メトロイド」に登場する。
サムスがパワードスーツを脱ぐとゼロスーツ姿になる。
「中身超きめぇ!」とは、ファンによる短編漫画のセリフ。
パワードスーツ姿のサムスに恋をした、外骨格種の宇宙海賊が、
パワードスーツを脱いだ姿のサムスを隠れ見て同セリフを放つ。
シナジェティックスーツ
アニメ「蒼穹のファフナー」に登場した。
ファフナー搭乗者の戦闘服。ノートゥングモデル搭乗者は両肩・両脇腹・両膝の部分に布地はない。男性用は灰色、女性用は桃色を基調としている。