概要
アメリカの映画監督。元ディズニーのアニメーションスタッフであり、そこから映画監督に転身した珍しい経歴の人物である。
1988年にコメディ映画「ビートルジュース」でヒットを飛ばし、一躍有名監督に躍進。
そして1989年制作「バットマン」にてその地位を不動のものとした。
その後も「シザーハンズ」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」などなど多くのヒット映画を撮ることとなる。
しかし「ダンボ(実写映画版)」を最後にディズニーと決別する意向を示していた(参考記事)。
作風
彼の映画の特徴は”幻想的な世界観”にある。彼の代表作「バットマン」及び「バットマンリターンズ」においてもその傾向は随所に見られる。ゴシック調でどこかレトロな雰囲気の漂うゴッサム・シティの建築美術、それと好対照なバットマンの近未来感などがその例であろう。
映画の内容もバラエティーに富んでおり、悲劇的なものや逆に抱腹絶倒のギャグなどもこなしており、作品ごとに独特のカラーがあるのもティム・バートンならではである。
また、多くの作品で「明るい外の世界に憧れるも、見た目や倫理観の違いが原因で拒絶される日陰者」を登場させる傾向がある。
俳優の抜擢にも定評があり、ネームバリューを狙って大物俳優やアイドルを起用することは殆ど無く、無名であっても実力があって役のイメージに合う俳優を起用することで有名である。
俳優ジョニー・デップと親交があり、彼と協力して制作した映画は8作もある。
一方で実写映画版のダンボは「ある意味において自伝なんだ」と表するように、ディズニーの現状に対する皮肉な内容となっていた。
主な製作映画
・ダンボ(実写版)
他多数