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9番目の奇妙な人形

きゅうばんめのきみょうなにんぎょう

アメリカ映画。人類が滅亡した世界を舞台に、9体の人形が巨大な機械獣と闘う姿を描く。
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概要編集

2009年のアメリカ映画

正式タイトルは『9 〜9番目の奇妙な人形〜』(ナイン 9ばんめのきみょうなにんぎょう、原題: 9)。

アカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされた、シェーン・アッカー監督の11分の短編映画『9(ナイン)』をティム・バートン製作のもと長編映画化。

人類滅亡後の荒廃した未来を舞台に、9体の奇妙な人形たちが巨大な機械獣と闘いながら、いくつもの謎も次第に明らかとなっていくさまをデカダンな世界観で描き出す。


元となった短編と長編映画は舞台設定が共通しているものの、基本的なストーリーが異なっているほか、登場人物が実質的に9と5の二人だけであること、登場人物が全く声を発しないなどの差異がある。

オリジナルの短編はDVD・ブルーレイの特典映像として収録されている。

ストーリー編集

人類が滅亡した後の地球で1体の人形・“9”が目を覚ます。

声が出ない彼は、「仲間」と声をかけられた人形“2”と出会う。彼は9を喋れるようにしてくれた。しかし、突然「ビースト」に襲われ、2が連れ去られてしまう。

再び一人ぼっちになってしまった9が次に出会ったのは、

リーダーの“1”、人のいい職人の“5”、風変わりな芸術家“6”、そして腕力自慢でグループの用心棒“8”だった。

9は2を助けようと仲間たちに訴えるが、慎重で保守的な1に阻止されてしまう。

それでも諦められない9は5と共に2を助けるため旅に出る。


なぜ、人類は滅亡してしまったのか?そして、人形達は何のために造られたのか?

未だ見ぬ黙示録が今、幕を開ける……。

登場人物編集

9(Nine)主人公。9体の人形たちの中では最後に目覚めた。

1(One)リーダー。臆病かつ保守的な性格で、9とはたびたび衝突する。彼だけ瞳がツリ目のような三角形になっている。

2(Two)発明家。9の発声装置を直して、声が出せるようにした。

3(Three)4(Four)双子。フードを被った姿をしている。言葉は話せないが、知識は豊富。目がプロジェクターになっている。

5(Five)職人。過去にビーストに襲われたことで、隻眼になっている。

6(Six)芸術家。左右の目の大きさが違う。指がペン先になっている。

7(Seven)女戦士。鳥の頭蓋骨を兜のように被っている。

8(Eight)腕力自慢。頭は悪いが、1の命令には忠実。


「ビースト」(The Beast)荒廃した世界を闊歩する機械獣。

声の出演編集

9:イライジャ・ウッド(日本語吹替:浪川大輔

8、ラジオの声:フレッド・タタショア

7:ジェニファー・コネリー(日本語吹替:斎藤恵理

6:クリスピン・グローヴァー(日本語吹替:平松孝明

5:ジョン・C・ライリー(日本語吹替:落合弘治

2:マーティン・ランドー(日本語吹替:伊井篤史

1:クリストファー・プラマー(日本語吹替:石田太郎

科学者:アラン・オッペンハイマー(日本語吹き替え:中博史

独裁者:トム・ケイン(日本語吹き替え:中博史)

ニュースキャスター:ヘレン・ウィルソン

関連タグ編集

アメリカ映画 ティム・バートン

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