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概要編集

セス・グレアム=スミス氏の小説『ヴァンパイアハンター・リンカーン』を原作とし、監督にティムール・ベクマンベトフ氏、製作にティム・バートン氏を迎えて作られた。

『奴隷解放宣言』で知られるエイブラハム・リンカーン大統領が、裏ではバンパイアハンターだったという大胆な設定の元、彼が残した秘密の日記を通して人間と吸血鬼の戦いをえがいたスペクタクル・アクション映画である。


あらすじ編集

黒人奴隷制度・差別が根強いアメリカ────

インディアナ州に住むエイブラハム(エイブ)・リンカーン少年は、虐められていた黒人の友達を庇ったことで雇い主のバーツから解雇と借金返済を迫られるが、エイブに加担した父は元々『反奴隷制派』だった為そちらの勝手な都合だと言って取り合わなかった。それを逆恨みしたバーツが「今に見ていろ」と呟くと、意味ありげな笑みを浮かべながら母のナンシーを見ていた事に不気味なものを感じるエイブ。


その翌日、母親は突然原因不明の病で亡くなってしまう。だが、エイブだけは母の寝室に忍び込むバーツの影をハッキリと目撃し、その事は誰にも言わなかった───・・・それから9年後。父の死を看取ったエイブはバーツを探し出し、形見の銃を使って母の仇を討った────はずだったが、バーツは何故か銃弾が効かない上に人間離れした力で襲いかかってきた。思わぬ反撃にたじろいだエイブを救ったのは、バンパイアハンターを名乗る謎の男──ヘンリー・スタージスだった。エイブはヘンリーからバーツが吸血鬼である事、アメリカ南部で黒人奴隷達は裏で吸血鬼達の糧となっている事、そして吸血鬼達はこの北部にまで侵略を企てている事を知り『吸血鬼達の進行阻止及び殲滅』を誓う。


かくして長くにわたるリンカーン大統領と、吸血鬼の戦いが始まったのであった───・・・


主な登場人物編集

エイブラハム・リンカーン編集

(演:ベンジャミン・ウォーカー 日本語吹き替え:石川英郎)

本作の主人公にして第16代アメリカ合衆国大統領。本作では終始「エイブ」で通している。最愛の母を吸血鬼に殺された事をきっかけにヴァンパイアハンターとなり吸血鬼の殲滅を誓う。武器は仕込み銃を兼ねた

ヘンリー・スタージス編集

(演:ドミニク・クーパー 日本語吹き替え:平田広明

本作のもう一人の主人公。ヴァンパイアハンター。エイブの強さと意思を見込んでハンターとしてのイロハを教え込む。

実は彼自身もある重要な秘密を抱えている。

ウィリアム・H・ジョンソン編集

(演:アンソニー・マッキー 日本語吹き替え:三宅健太

エイブの幼馴染で親友。黒人なので家族共々奴隷として虐げられていた。エイブと再会後は共にヴァンパイア退治に協力する。

ジョシュア・スピード編集

(演:ジミ・シンプソン 日本語吹き替え:小川輝晃

エイブが下宿している雑貨屋の主人。エイブが大統領となってからも公私ともに親友となり、ヴァンパイア退治にも協力する。

メアリー・トッド・リンカーン編集

(演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド 日本語吹き替え:相武紗季

中流貴族の娘でエイブの妻。夫の裏の顔には気付いていない。なお、史実ではものすごい悪女として有名だが、この映画では普通にヒロインしている。

アダム編集

(演:ルーファス・シーウェル 日本語吹き替え:藤真秀

ヴァンパイア達の始祖でありリーダー。エイブの宿敵。


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関連タグ編集

映画 リンカーン 吸血鬼


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