ゴッサム・シティ

ごっさむしてぃ

『バットマン』に登場する架空の都市。「Gotham City」

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目次 [非表示]

1 解説

2 町の地理

3 ゴッサムの名前の元ネタ

4 ゴッサムシティのモデル

5 備考

6 関連タグ

解説

Gotham Cityとは、『バットマン』に登場するアメリカ合衆国の架空の都市。

超高層ビルが立ち並ぶ、全米有数の経済都市だが、同時に凶悪なマフィアや犯罪者、そしてそいつらを遥かに越えるキチガイヴィラン共が跋扈する超犯罪都市でもある。

取り締まる側の司法・警察も一部の例外を除いて汚職に走る有り様で、正体不明の自警団の手で辛うじて治安が守られている（それでも滅茶苦茶悪いが）。

1999年に展開された一大イベント「ノー・マンズ・ランド」では、地震によって町が崩壊。そして、政府から1年間本土とは隔離された結果、ヒャッハーな世紀末も真っ青の無法地帯と化していた。

『バットマン・ザ・フューチャー』ではブルースがバットマンを引退した後は未来的な都市になっており、治安も改善されているがそれでもジョーカーズなどのならず者集団や犯罪者が蔓延っている始末である。

本家アメリカはもちろん、世界中で「治安が終わってる都市」の代名詞として扱われており、現実で大規模暴動が起きると「リアルゴッサム」と言われたり、日本の漫画アニメで治安の最悪な舞台が出てくるとファンが「ゴッサム状態」と揶揄する等何かと（悪い感じで）例えられる。

アメコミヒーローが活躍する舞台は大抵どこも治安の悪いものだが、飛び抜けてゴッサムシティが引き合いに出されるのはコウモリ男の戦いの歴史の賜物だろうか…。

町の地理

設定としてはニュージャージー州にあるとされ、スーパーマンのホームグラウンドであるメトロポリスとは対岸に位置する。また、初代ロビン（ナイトウィング）が拠点とする都市：ブルードヘイヴンも隣接していた。アメリカって狭い。

かつては東京の様に湾に面した地形で描かれていたが、現在ではマンハッタン島の様な地形に変更され、本土とは幾つかの橋で繋がっているとされる。また、シティには歴代のクリエイターの名前を冠する場所や施設が存在する。

ゴッサムの名前の元ネタ

ゴッサム(Gotham) 、あるいはゴータムは、イギリスのノッティンガムシャー地方にある実在する村の名前。

「山羊」のゴート（goat→got）と「～の村」を意味する接尾辞（home→-ham）によって構成されており、直訳すれば「山羊の村」。

このゴッサム村は「ゴッサムの賢者」という昔話とそれに派生したマザーグースなどで有名で、英語で「ゴッサムの賢者（Wise Men of Gotham）」というと「愚者」という意味。

しかしこの話には様々なバリエーションがあり、村人全員が愚者であるためツッコミ不在状態の恐ろしい状態になってしまった、または、徴税から逃れるため村人全員が愚者を演じたなどがある。

マザーグースでは前者のバリエーションで、♪三人のゴッサムの賢者が椀に乗って海へ出た、もしそのお椀が丈夫だったなら私の歌も長かったのだが♪、と歌い手が皮肉を言って終わるマザーグースらしいナンセンスで内容がない歌となっている。