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DCEU

でぃーしーえくすてんでっどゆにばーす

DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)とは、DCコミックを原作とした映画シリーズ。
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概要

DCコミックアメリカン・コミックを原作とした実写映画で、世界観を共有している一連の作品を指す。
既存のスーパーマンバットマンシリーズをリブートし、2013年公開の『マン・オブ・スティール』より継続中である。
配給・製作はDCの親会社であるワーナー・ブラザースが担当している。

…実はDCEUという名称は公式のものではないことが発覚。日本では、DC映画ユニバースという名称も使われるようになってきているが、PixivではDCEUで定着しているので、この記事でもその名称で統一する。

特徴

スーパーマンのリブートとなった『マン・オブ・スティール(以下、MoS)』から始まった、いわばDC版MCUといえる。スーパーマン以外にも、バットマンやワンダーウーマン、ドラマでおなじみのフラッシュの活躍が描かれる。
当初ユニバースを率いていたザック・スナイダーの持ち味である暗くリアルなビジュアルと、『ダークナイト・トリロジー』や『ウォッチメン』に連なるハードな描写・展開が特徴。

B V S



ただし、後述の通り現在は主軸となるクリエイターが不在の状態にあり、これらの作風も変化していく可能性がある。
ワンダーウーマン以降はギャグシーンも含むようになり、MCUに近い明るい作風へと変化した。

沿革

元々DCは、1978年の『スーパーマン』にはじまり、ティムバートン版『バットマン』など、アメコミの実写化においてはMARVELに先んじていたものの、近年MCUが確立した「シェアード・ユニバース」構築では大きく遅れていた。その為、『ウォッチメン』で実績のあったザック・スナイダーを舵取り役に据えて、『MoS』を第一作とするユニバースの立ち上げに本格的に取り掛かった。
が、構築を急いで伏線を詰め込みすぎた第二作『バットマン v スーパーマン ジャスティスの誕生(以下、BvS)』や、短い製作期間で完成させた第三作『スーサイド・スクワッド』が、ヒット自体はしたものの批評面では相次いで失敗。MCUなどに比べると、興収面はともかく批評面は苦しい結果となるのが、特徴の一つとなりつつあった。

続く『ワンダーウーマン』がRotten Tomatoes(アメリカの有名な映画・テレビの批評サイト。ここでのスコアが、映画の出来の基準として扱われる事も多い)で92%フレッシュという高評価で見事にそれを打ち破ったものの、その後の『ジャスティス・リーグ(以下、JL)』は、『BvS』などに比べると映画の出来自体はマシだったものの、今度は興行収入がイマイチな結果で終わってしまった。
さらに、『JL』の製作中に、ユニバースの根幹を担っていたはずのザック・スナイダーが降板。同作の不評を受けて、続編の製作スケジュールは当初発表されていたものからどんどんずれ込んでおり、もはや最初に提示された企画内容とは似ても似つかないユニバースへと変貌している。

2018年に公開された第六作『アクアマン』は、『ワンダーウーマン』に続いて興行面でも批評面でも大成功を収め、ついにはユニバース初の世界累計興収10億ドルを達成。これを受けて、2019年公開予定の『シャザム!』にも期待が高まっており、DCEUは相変わらず先行き不透明ではあるものの、映画ファンからの期待と人気を取り戻しつつある。

これからの展開

残念ながらはっきり言って「迷走中」であり、今後DCEUがちゃんと維持されるのかどうかも不明。
『サイボーグ(原題)』や『グリーンランタン・コァ(原題)』、『ジャスティス・リーグ:ダーク』、『ザ・バットマン(原題)』といった当初の予定作品群は軒並み製作遅延(あるいは事実上の凍結・作り直し)の状態にあり、その一方でDCEUとは別の世界観とキャストによる『Joker(原題)』が作られ始めるわ、それに対して今度は『スーサイド・スクワッド』のジャレッド・レト版ジョーカーの単体スピンオフ企画が立ち上がるわと、整然とユニバースを発展させているMCUと比べるともはや好対照と言ってもよい乱雑っぷりである。

また、バットマン役のベン・アフレックについては、『ザ・バットマン』では起用されないと公式に発表されており、マスコミからはもはや降板を確実視されている
スタッフについては、上述の通りザック・スナイダーが『JL』を最後にユニバースを離脱し、彼の後を引き継ぐ形で参加したジョス・ウェドンも、『バットガール』を制作するはずだったが降板し同様に離脱している中、過去の失言によってMCUをいわば「クビ」という形で離脱させられていた(現在は復帰)ジェームズ・ガンが、『スーサイド・スクワッド』の続編より新たにユニバースへ参加することが決定している。

現在、プリプロダクションを終えて無事に撮影が開始(あるいは完了)されているのは『ワンダーウーマン2(仮題)』、『バーズ・オブ・プレイ(原題)』の2作で、これらはいずれも2020年に公開予定。
その他、『ザ・バットマン』、『スーサイド・スクワッド2(原題)』、『ザ・フラッシュ(原題)』の3作が、撮影開始に向けて製作が進められている。

一方、『アクアマン』『シャザム!』に関しては、単体作品としての完成度を高めるために敢えてクロスオーバー要素を捨てたことが示唆されており、ユニバース外の作品である『Joker』がアメコミ映画初の金獅子賞受賞という快挙を成し遂げ、『スーサイド・スクワッド』もいつの間にやら続編でなくリブート作品『ザ・スーサイド・スクワッド』に企画変更される等、徐々にMCUとの差別化のために脱ユニバース化の動きを加速させ、しかもその方向性が一定の成功を収めつつある。

MCUに遅れがちなDCEUに未来はあるのか?DCEUの本当の戦いはこれからだ!

作品

作品公開年(全米)監督備考
公開済み作品
マン・オブ・スティール2013年ザック・スナイダー
バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生2016年ザック・スナイダー
スーサイド・スクワッド2016年デヴィッド・エアー
ワンダーウーマン2017年パティ・ジェンキンス
ジャスティス・リーグ2017年ザック・スナイダー&ジョス・ウェドン製作中に監督が交代
アクアマン2018年ジェームズ・ワン全世界累計興収10億ドル達成
シャザム!(原題)2019年デヴィッド・F・サンドバーグ
公開予定作品
ワンダーウーマン2(仮題)2019年パティ・ジェンキンス
バーズ・オブ・プレイ2020年キャシー・ヤン原題はめちゃくちゃ長い
サイボーグ(原題)2020年※一切音沙汰がないため、遅延が確実視されている
グリーン・ランタン・コァ(原題)2020年※同上
プロジェクト進行中作品
スーサイド・スクワッド2(仮題)未定ジェームズ・ガンが脚本を担当
ザ・バットマン未定マット・リーヴスベン・アフレックは出演しない予定
ジャスティス・リーグ・ダーク未定未定
フラッシュポイント2018年→未定ジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタイン
バットガール未定ジョス・ウェドンが監督予定だったが降板


主なキャラクター

スーパーマン/カル・エル/クラーク・ケント

演:ヘンリー・カヴィル
惑星クリプトンからやってきた“マン・オブ・スティール”。ビルや船を持ち上げてしまう怪力、弾丸も寄せ付けない強靭な防御力、容易に音速を突破する飛行能力、フラッシュにさえ追いついてしまう高速移動能力と、まさに欠点なしの超人であり、おそらくDCEU最強の男。本気で暴れた際にはジャスティスリーグのほかの面々が束になっても止めるのがやっとという有様だった。
一方、これまでの実写版とは違って内面には悩みが多く、常に深刻そうな顔をしている。『JL』では、多くの仲間に恵まれたためかようやくいつものドヤ顔スマイルを取り戻した。
よりリアルなデザインを目指したために、赤いパンツが省略されて全身青色になっている。また、胸の「S」マークは人類のアルファベットではなくエル家の紋章という設定。

バットマン/ブルース・ウェイン

演:ベン・アフレック
犯罪都市ゴッサム・シティを護る闇の騎士。肉体的には普通のヒトであるが、有り余る財力で手に入れた多様なガジェットと、鍛えぬいた技術で戦う。ジャスティスリーグとしての強力な装備もだいたい彼が提供したもの。
「長い間戦い続けてきた歴戦の戦士」というコンセプトのため、これまでの実写版と比べてもひときわ老け込んでいる。実際、既にジョーカーハーレイ・クインといった強敵たちと戦い続けて久しく、ロビンを喪うといった経験もしている様子。一方で、たまにジョークを言ったり、スーパーマンの実家を買い戻してあげたりと、実はこれでも歴代随一のとっつきやすさとコミュ力を持つバットマンでもある。
『BvS』ではスーパーマンと衝突したものの、彼の遺志を継いで地球を守る決意を新たにし、『JL』では来る決戦に備えて世界中のヒーローをスカウトして回る。
実写バットマンの中でもトップクラスにおじいちゃんだが、肉体的には一番ムキムキで、スーツも一番ピチピチ。『BvS』のモチーフとなったコミック『ダークナイト・リターンズ』のデザインにかなり近い。

ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス

演:ガル・ガドット
女性だけの島セミッシラで育ったアマゾン族の王女。飛行能力こそないものの、それ以外ではスーパーマンに勝るとも劣らない身体能力を持ち、また知識も豊富。
『ワンダーウーマン』で島を飛び出した頃は一般常識に疎く精神的にも未熟だったが、100年の時を経た『BvS』『JL』の頃には聡明で落ち着いた性格を身に着けており、ほかのヒーロー達がもめたり悩んだりしているのをうまくカバーする、ジャスティスリーグのまとめ役となっている。
『BvS』では最終決戦でサプライズ的に参戦して大暴れし、メインの二人を食うほどの存在感を見せつけた。続く単独作は先述の通り大人気で、「DC映画史上に残る傑作」との呼び声も高く、DCEU以降評価がいまいちなスーパーマンやバットマンに代わって、ユニバースをリードする大人気ヒーローとなっている。2021年にはユニバース初の続編が公開予定。

アクアマン/アーサー・カリー

演:ジェイソン・モモア
海辺の灯台守と、海底王国アトランティスの女王との間に生まれた、すべての魚を味方につける男。やはり超人的な身体能力を持ち、特に水中を超高速で移動できる(もちろん呼吸もできる)。
短気で豪快な性格の暴れん坊で、神妙な面持ちで戦うヒーローが多い中、豪気に笑いながらパワフルに戦う。でも中身は人並みに繊細。
秘密の高度文明と関わりがあるという点ではワンダーウーマンと同様だが、彼女と違って地上文明の中で一般的な少年時代を過ごしている。一方、お家問題が割と込み入っており、その収拾に苦労させられている。
単独作『アクアマン』は中国市場をはじめとして世界中で大ヒットを収め、DCEUで初めて興収10億ドルを記録し、ついには『ダークナイト・ライジング』を抜いてDC映画史上最高興収を達成している。

ザ・フラッシュ/バリー・アレン

演:エズラ・ミラー
ものすごく速く動けるヒーロー。速さ以外は一般人と同じ。またスーパーマンだけはこの超高速にもついてくることが出来、『JL』で彼がフラッシュの高速移動に反応し追いついてくるシーンは、その戦闘力の恐ろしさを象徴する名場面として人気。
アニメK-POPを嗜むちょっとオタク気質な今時の若者で、かなりノリが軽い。重々しく真面目なジャスティスリーグにおいて清涼剤的なポジションを果たしている。コミュ障気味のためなかなか友達が出来ずに悩んでいたところへブルースから勧誘が来たため飛びついた、という設定だが、そんな彼でさえジャスティスリーグの中では一番コミュ力が高そう。
彼とは別に、グラント・ガスティンが演じるドラマ版が大人気を博しているが、『JL』公開にあたってザック・スナイダーが違うフラッシュ像を希望したため、ガスティンがDCEUに合流することはなかった。

サイボーグ/ビクター・ストーン

演:レイ・フィッシャー
読んで字のごとくサイボーグ。事故で重傷を負ったところを無理やり生存させた結果、体のほとんどが機械と化してしまった。様々な特殊武装を持つほか、機械ならではの強靭さと生命力を持ち、四肢をちぎられてしまっても修繕・復活できるほど。
もともとは大学フットボールの有望な選手だったが、異形の姿になってしまった今はすっかり暗くなってしまっており、同年代のフラッシュと並べるとテンションに天と地ほどの差がある。
2020年に単独映画が公開されるとアナウンスされていたが、2019年になっても監督・脚本さえ決まっていない有様であり、誰もはっきりとは言わないが多分「製作無期限延期」とかそんな状態であるとお察しされている。


関連タグ

DCコミック
ジャスティスリーグ
クロスオーバー
ユニバース
アローバース(世界観を共有するDCドラマシリーズ)

外部リンク

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