概要
コミックでの初登場は1966年の『Batman #181』。
植物を使ったエコ・テロリズムを起こす専業犯罪者。植物が健やかに暮らせる環境を守るのが目的であり、それを阻害する者を敵視している。
彼女にとって人間と文明社会は自然を破壊する「悪」に他ならず、その象徴ともいえるゴッサム・シティを度々破壊へと導く。
彼女はあらゆる毒や微生物・ウイルスなどに対して免疫を持ち、血液で植物を操り、キスした相手を誘惑し自由に操ることが出来る他、毒で殺す能力を持つ。
プロフィール
本名:パメラ・リリアン・アイズリー(Pamela Lillian Isley)
目:翠眼
身長:167センチ(5'6")
体重:53.9キロ(119lbs.)
かつて植物学を学んでいた学生で、内気な性格だった彼女は、教授ジェイソン・ウッドルー博士に言われるがまま人体実験を施される。注入された毒素は彼女の身体と融合し、ついに植物と人間の混合生物と化してしまった。
信じていた博士に裏切られたショックで人間を拒絶するようになり、自然界に身を置くようになる。現在は、植物の繁栄と安全を第一に考え、人間に対しては嫌悪感を示している。特に男性に対しては強い憎悪を抱いており、誘惑して利用し、最終的に死に至らしめることに喜びを感じるようになった。
ただし、ジョーカーの情婦ハーレイ・クインとは親友関係にある。彼女の無茶な思いつきに巻き込まれては大体損をする。そのため、たまに本当に殺してやろうと思うこともあるようだが、なんだかんだで彼女の尻拭いをする面倒見の良さを見せる。
バットマンなども魅了の対象だが、誘惑が効かず(フェロモンに対抗する薬を使用していたりする)、何度もアーカム・アサイラムに送り返されているため、ある種の強迫観念(というか飛びぬけて強い憎悪と恐怖)を抱いている。この他、ジョーカーやトゥーフェイスなど、代表的なヴィランもだいたい何らかの方法で対策を施してある。というより、ハーレイ以外のヴィランと絡むことは殆どない。
容姿
オレンジ色の髪に緑色で露出度の高い衣装を身に付けている。肌の色は白か緑で、初期は白人だったが現在はより非人間的な緑となっている。
また近年では衣装も緑色の服から植物そのものに切り替わり、一貫して露出度は高い。poison ivyはツタウルシ(蔦漆)の意味があり、蔦を纏って描かれることも多い。
ザ・バットマン(アニメ)
CV.氷青
設定が大きく変わり、バーバラ(バットガール)の同級生の高校生。ポイズン·アイビーになる前のパメラの頃から環境活動に精を出しており、テンブラーというヴィランを雇い、植物に害を与える企業の工場や研究所を破壊するよう合成音声を用いて命じた。しかし、高校生であることがバレたことでテンブラーに殺されそうなり、そこをバットマンに助けられる。その際、件の企業の植物成長促進剤の廃棄物を浴び、救急車で搬送中にポイズン·アイビーへと変貌。
上述の通り高校生であるため、デザインも原作から変わっており、よく見られる蠱惑的な大人の女性としては描かれず、背格好はティーンエイジャーのもので、髪型は薔薇をイメージした両サイドに伸びたショートヘアになっている。
協力者のいない子供故アーカムからの脱獄が難しいのかメインヴィランを張った回が初登場含めて2つしか無く、レックス・ルーサーに捕まってスーパーマンの洗脳に利用されたこともあった。(事件解決後レックス共々逮捕された)
THE BATMANを下地にした漫画The Batman Strikes!では出番が増え、ハーレーとも一話だけ組んだ。
DCスーパーヒーローガールズ
声:タラ・ストロング
日本語吹き替え:Lynn
YouTubeで配信中の女児向けアニメ。ヴィランではなくスーパーヒロインとして登場しており外観も露出が少なく血液などの薬物ではなく思ったように植物を操るなど妖精のような見た目が変わっている。
関連イラスト
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脚注
『BATMAN CHILD OF DREAMS』(バットマン チャイルド・オブ・ドリームス)