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リドラー

りどらー

リドラー(The Riddler)とはアメリカンコミック『バットマン』(Batman)に登場するキャラクターである。 コミックでの初登場は1948年『Detective Comics#140』。
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「黒くて青くて死んでるものなーんだ?」


概要編集

に対して偏執的なまでに執着している犯罪者

犯罪を行う際は、その手がかりを凝ったなぞなぞなどの形で残して自分を追う者との知恵比べを楽しんている。


子供の頃、普通の少年だった彼は注目を浴びることばかり考えていた。

ある日学校でパズルコンテストが開かれることになり、その開催前夜、学校へ忍び込んてコンテストで解くパズルを予め下見し、当日のコンテストに優勝した。

パズルを解くことの面白さ、注目されることの優越感を手にした一件はその後の人生を大きく変え、犯罪の世界に足を踏み入れてからも、他の犯罪者とは一線を画した知能犯罪を行っている。


プロフィール編集

本名:エドワード・ニグマ(Edward Nigma)

旧本名:エドワード・ナッシュトン(Edward Nashton)

頭髪:黒髪

目:蒼眼

身長:186センチ(6'1”)

体重:83キロ(183lbs.)


容姿編集

帽子とマスクを身に付けている。

服装は緑のスーツもしくはタイツにクエスチョンマークを各部にあしらったものが多い。


名前の由来編集

riddleとは英語でなぞなぞを意味し、また本名のEdward Nigmaを短縮すると謎を意味するエニグマとなる。1960年代のドラマシリーズが英語圏以外の各国でも放送された際に、その国の謎に引っ掛けた単語で呼ばれている(日本では「ナゾラー」と呼ばれた)。


登場したメディア作品編集

実写映画編集


リドラー

「『知識』が『力』であるならば、今や俺は神にも等しぃぃぃいいいッ!!…………ちょっと大袈裟だったかな?自分じゃ判らないものだねアハハッ!」


1995年のアメリカ映画。

元はウェイン・エンタープライズのコンピューター部門で働くエンジニア。他人の脳波を操り、見た者に映像の中に入り込む錯覚を起こす装置「BOX」(今風に言えば視覚経由ではなくダイレクトに脳内にて観せるVRハード機器)を試作するが、ブルース・ウェインにプレゼンの機会を直訴するもののマインドコントロールの危険性を指摘され、開発継続を禁止される。これをきっかけにエドワードはブルースに恨みを抱き、独断で「BOX」を上司であるフレッドに使う。その際、「BOX」は他人の脳波を吸い取るという副作用を発見する。

そして、トゥーフェイスと同盟を結び、犯罪で手に入れた現金でニグマ・テック社を設立。市販・普及させた「BOX」から密かに社屋へと転送される使用者達の脳内情報を自身の脳へとダウンロードし我が物とし始める(言ってしまえば、新式映像鑑賞機器の提供の裏で使用者達の脳からリドラーの脳の間に無公表でセキュリティー無しの無線式一方通行情報回線を設置してしまったに等しい中々にエグい犯行である)。

更に(トゥーフェイスとの同盟契約時の見返りとしていた)バットマンの正体を暴くために、ニグマ・テック社の新型3D装置「BOX」の発表パーティーでブルースを罠にかけ、ブルースの脳から出た少ないヒントからバットマンの正体を知った。

しかし、バットマンの活躍によりダウンロード用「BOX」を暴走させられた事で不安定かつ過剰な量の情報が一気に脳へと流れ込んでしまい、精神に異常を来たして敗北する。


劇中では、クエスチョンマークが無数に描かれた、全身タイツ状のコスチュームを着ていた。

コスチュームは自分で考案したもので、劇中では様々なコスチューム案をPCの画面上に映し出している(チェスのコマをモデルにした「ゲームマスター」、銃器で武装した「オーバーキル」、大きなクエスチョンマークを付けた『クエスチョンマーク・マン」が確認される)。『リドラー』の名前もその時に決めていた。


演じたのは前年の「マスク」や「Mr.ダマー」でブレイクしたジム・キャリー。終始ハイテンションでオフザケ混じりの悪事をメチャクチャ楽しそうに行うその演技は一見の価値あり。


Riddle me this....リドラー(1)(2022)

演:ポール・ダノ/吹替:石田彰

「信じれば残酷に。否定すれば狂暴になるもの、なーんだ?」


2022年3月11日に公開された本作ではメインヴィランとして登場。

緑のマスクとクエスチョンマークが描かれたモッズコートを纏っており、劇場型犯罪で挑発する人物像も相まって不気味さが強調されているだけでなく、殺害した街の有力者達の遺体をダクトテープで頭部をグルグル巻きにした姿で遺して行くなど過去一レベルの猟奇性も見せており、これまでの作品のファン達ですら度肝を抜かれた。

「最狂の知能犯」という触れ込みでバットマンの前に立ちはだかる事になる。


既存のイメージとは異なる衣装が特徴。

ジョーカーとの差別化に成功したという評価もある。


ベン・アフレック版での構想ではレックス・ルーサーの助手として反生命方程式を解読する役割だった。



ドラマ編集

  • アダム・ウェスト版バットマン

60年代のドラマ。コメディアンのフランク・ゴーシン、およびジョン・アスティンが演じた。

日本で放送された際には『ナゾラー』に。犯罪時になぞなぞを出す他、ドブネズミ一家を率いている。


ゴッサム市警の鑑識官:エドワード・ニグマとして登場。


ドラマ:ピースメイカーで名前が言及される。



アニメ編集

  • バットマン・アニメイテッドシリーズ

CV:ジョン・グローヴァー/日本語吹き替え:安原義人

元はゲームのプログラマーだったが、自分を不当解雇した会社社長を憎んで犯罪に走った。なぞなぞにこだわる犯罪を犯す。当初は、クエスチョンマークが入ったスーツ姿だったが、後のシーズンでデザイン変更され『バットマンフォーエヴァー』のようなタイツ姿になった。

中国の玩具を参考に作った道具で、ロビンを拘束したりしていた。


ちなみに手掛けたゲームは人気作らしく、ロビン=ディックも劇中で(バットケイブのコンピューターを用い)夢中でプレイしていた。

その内容は、「迷宮内を進み、あちこちに設置されたなぞなぞを解く事で仕掛けられた罠を解除し奥に進む」という迷宮探索もの。ずるをしたりなぞなぞを間違えると、巨大な手首が飛来しスタート地点に戻されてしまう。

リドラーは初登場エピソードで、この迷宮を(なぞなぞと罠も含めて)再現。最奥部に拉致した社長を置いてトラウマを与えていた。


関連イラスト編集

謎リドラーRiddler


関連タグ編集

DC アメコミ バットマン トゥーフェイス


ハリー・オズボーン/グリーンゴブリン…中の人(日本語吹替)アメコミ映画のヴィラン繋がり。こちらも緑を基調としたコスチュームを纏っている。


アナザークイズ…同じくクイズを題材としたヴィラン。

仮面ライダークイズ…リドラーとは逆にクイズを題材としたヒーローであるが、変身前の姿がリドラーに近い。

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