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GOTHAM

ごっさむ

2014年から2019年にかけて放送された、『バットマン』登場以前のゴッサム・シティを描いたアメリカの海外ドラマ。
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作品解説編集

DCコミックの『バットマン』の実写化シリーズの一つであるテレビドラマ。

バットマン登場から10数年前のゴッサム・シティを舞台に、若かりし頃のジェームズ・ゴードンと少年時代のブルース・ウェインらを中心とした群像劇を描くクライム・サスペンスである。


まだ権力を握る前の青年時代のペンギンを始めとして、後にバットマンと戦いを繰り広げることになるヴィラン達も多数登場し、彼らが如何にして悪の道に堕ちていったのかそのバックボーンも描かれる。

『バットマン』の前日譚的な作品だが、現在のところいずれのDC映画・ドラマユニバースにも繋がらない独立したシリーズとなっている。


第1シーズンは当初16話構成の予定であったが好評により22話まで拡大され、2014年9月22日よりフォックスで放送された。2015年9月21日からは第2シーズン、2016年9月19日からは第3シーズン、2017年9月21日からは第4シーズン、2019年1月3日から最終シーズンである第5シーズンが放送された。

製作はDCエンターテインメント、ワーナー・ブラザース・テレビジョン、プリムローズ・ヒル・プロダクション。


あらすじ編集

暗黒の騎士バットマンがまだ現れる前のゴッサム・シティ。

公権力には汚職と不正が蔓延し、街には犯罪と格差が溢れ、数多のギャング達が抗争を繰り広げていた時代。


ある日、街の浄化に尽力していた数少ない有力者であったウェイン産業CEO・トーマス・ウェインとマーサ夫妻が何者かに殺害されるという事件が発生する。

ゴッサム市警に配属された新人刑事ジェームズ・ゴードンはベテラン刑事のハービー・ブロックとコンビを組み、警察にはびこる腐敗や次々に現れる犯罪者達に奮闘しながら捜査を進めていく。


一方、ウェイン夫妻の遺児ブルース・ウェイン少年は、両親の死にウェイン産業社内の者が関わっていると睨み、執事のアルフレッドと共に自ら調査を開始する。


主な登場人物編集

演:ベン・マッケンジー(吹替:小野大輔

視点人物。ゴッサム市警察殺人課の若き新米刑事。退役軍人。

正義感の強い熱血漢で、ブルース・ウェインの両親の殺害事件を捜査しながら、ゴッサム市警や街の腐敗とも戦うが、その最中で正義を貫くために時には自らも不正に手を染めねばならないという矛盾した現実に苦悩する。


演:デヴィッド・マズーズ(吹替:田村睦心

視点人物。トーマスとマーサ・ウェイン夫妻の遺児であり、後にクライムファイターバットマンとなる少年。

両親の死によって心に傷を負うが、殺人犯の正体に父の会社の腐敗が関わっていると睨み、執事のアルフレッドから戦闘訓練を受けつつ、調査を開始する。その途中でゴードンと関わりを持つようになる。


演:ロビン・ロード・テイラー(吹替:阪口周平

視点人物。フィッシュ・ムーニーのギャング団の下っ端で、ムーニーの傘持ちを任されている青年。

とてもひ弱で臆病だが、野心溢れる狡猾な人物。

悪巧みしてはロクな目に遭わないが恐ろしく悪運が強く、痛めつけられながらもしぶとく生き延び、ゴードン達と関わりつつゴッサムの裏社会でのし上がっていく。

後のペンギン。


演:キャムレン・ビコンドヴァ(吹替:佐藤美由希

視点人物。コソ泥を働きながら生活しているホームレスの少女。

ウェイン夫妻が殺害される瞬間を目撃したことでブルースやゴードンと関わるようになり、ブルースとの間に淡い恋愛感情を抱くようになる。

後のキャットウーマン。


演:ドナルド・ローグ(吹替:仲野裕

ゴードンのパートナーとなるベテラン刑事。

粗暴な呑んだくれで、捜査もいい加減に済まそうとする汚職警官と思われていたが、実は非常に有能で正義感の強い人物であり、徐々にゴードンと友好な関係を築いていく。


演:ショーン・パートウィー(吹替:高瀬右光

ウェイン家の執事。元SASであり、壮年ながら高い戦闘能力を持つ。

両親を亡くしたブルースの後見人としてその面倒を見る。両親の仇を討とうとするブルースに戦闘訓練を施しつつも、彼には復讐など考えずに普通の幸福を追って欲しいと苦悩する。


演:コーリー・マイケル・スミス(吹替:稲垣拓哉

ゴッサム市警の鑑識官。偏執的な性格の謎解きオタクで、何かとなぞなぞをかけてくることからゴードンには若干、煙たがられている。同じくゴッサム市警で働く女性・クリステンに片想いを寄せているが…。

後のリドラー


  • マリア・メルセデス・"フィッシュ"・ムーニー

演:ジェイダ・ピンケット=スミス(吹替:本田貴子

ゴッサム・シティ最大のマフィア傘下のギャング団を率いている女ボス。マフィアのボスであるドン・ファルコンを追い落としてその後釜に座るべく、暗躍する。


演:ニコラス・ダゴスト(吹替:遊佐浩二

「ハンサムで暖かく、魅力的」である地方検事代理。ゴードンと共にウェイン夫妻殺害事件を始めとする様々な事件を捜査する。

後のトゥーフェイス


演:キャメロン・モナハン(吹替:野村勝人

サーカス団の一員で、高い知能と常軌を逸した精神性を有する少年。スネークダンサーのリラ・ヴァレスカと盲目の占い師ポール・シセロの息子。

母を殺害した罪でゴードンらに逮捕され、アーカムアサイラムに収監されるが…。


演:クレア・フォーリー他(吹替:鈴木秀香

セリーナと共同生活を送る幼いストリート・チルドレンの少女で、植物をこよなく愛する。ウェイン殺害の濡れ衣を着せられたマリオ・ペッパーの娘であり、彼から虐待されていた。

後のポイズン・アイビー


関連タグ編集

海外ドラマ ワーナー・ブラザース

バットマン DCコミック

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