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バットマンVSスーパーマン

ばっとまんぶいえすすーぱーまん

2016年公開のアメリカのスーパーヒーロー映画。正式タイトルは『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』(原題:Batman v Superman: Dawn of Justice)。
目次 [非表示]

「両親に言われただろ」

「”地球に来たのには理由があると”」

「俺の両親の教えは違う」

「”人は裏通りで理由もなく死ぬ”」


作品解説編集

DCコミックスのアメリカン・コミック『バットマン』と『スーパーマン』の実写化映画作品。

様々なDCコミックスの実写作品を同一の世界観のクロスオーバー作品群として扱う『DCエクステンディッド・ユニバース』シリーズとしては第2作品目の作品であり、2013年公開の『マン・オブ・スティール』の続編にあたる。

監督は『マン・オブ・スティール』から引き続き、『ウォッチメン』や『300』のザック・スナイダー、製作総指揮はクリストファー・ノーランが務めた。

配給はワーナー・ブラザース


スーパーマンとバットマンの対立が物語の主軸だが、ワンダーウーマンアクアマンザ・フラッシュサイボーグもカメオ出演する。


また、公開5ヶ月後には劇場公開版でカットされた約30分の未公開シーンを追加したアルティメット・エディションがソフト化された(新録部分も日本語吹替されている)。

レックス・ルーサーの計画、スーパーマン側から見たバットマンの印象などがより掘り下げられている他、一部アクションシーンの尺が少し増えているのでこちら側での視聴が強く推奨される。


あらすじ編集

その力で人々を救ってきた、宇宙から来た男スーパーマン

その技で悪と戦ってきた、人類最強の男バットマン

正義のために戦ってきた2人が、なぜいま敵対するのか―


皮肉にもスーパーマンの戦いは、人類の平和を守ると同時に町を破壊し、甚大な被害を出してしまった。

その強大すぎるパワーは、もはや地球人にとって脅威と化していたのだ

この事態を受け、ずっと闇の中で悪と戦ってきたバットマンは、スーパーマンに対抗する事のできる唯一の切り札として、人々の民意を背負い、戦いの表舞台へ立つことになる……。


主な登場人物編集

表向きはゴッサム・シティ随一の大企業ウェイン産業のCEOだが、陰で20年に渡りクライムファイター・バットマンとして犯罪者達と戦ってきた大富豪。

何の特殊能力も持たない「ただの人間」であるものの、極限まで鍛え込まれた肉体と天才的な知性、長年の戦闘経験を持つベテランヒーローである。

前作『マン・オブ・スティール』でのスーパーマンとゾッド将軍との戦いで、自社の社員達が大規模な破壊に巻き込まれて死傷する姿を目撃したことで、スーパーマンを人類の脅威と見なして敵対視する。

絶大な力を持つスーパーマンに対抗するべく、ゾッド将軍の宇宙船から回収されたクリプトナイトを使った専用の武器とパワードスーツアーマード・バットスーツ)を作って戦いに備える。


今作のバットスーツは今までのバットマン映画のような黒いボディアーマー状の物ではなく灰色のボディスーツ状のデザインとなっており、演じるベン・アフレックのルックスと体格もあって原作コミックにかなり近いイメージとなっている。


表向きはメトロポリスの新聞社デイリー・プラネットで働いている冴えない記者だが、その正体はクリプトン星からやってきた絶大な能力を持つヒーロー・スーパーマン。

前作での戦いから18ヶ月間に渡って世界中を飛び回りながらヒーロー活動を行っており、彼を地上に顕現した『神』として崇める人々も現れるようになっている。

しかし、その力はあまりにも強大で、なおかつ国家や法といった人類が定める現状のルールで縛ることもできないため、その存在を危険視する人々も多い。


デイリー・プラネットの記者で、クラーク・ケントの恋人。

取材に向かったアフリカのナイロミで何者かが仕組んだ虐殺事件に巻き込まれてしまい、それと前後してスーパーマンがロイスを助けに駆けつけてきたことで、彼に虐殺への関与の嫌疑がかけられてしまう。

スーパーマンを危険視して排斥しようとする世論に苦悩しながらも、気丈に彼の嫌疑を晴らすべく奔走する。


裕福な骨董ディーラーの女性。その正体はゼウスの娘にして齢5000才のアマゾネス族の王女・ワンダーウーマン。

スーパーマンに勝るとも劣らぬ戦闘能力を持つが、ある時から常に人知れず生きてきたため、その存在を知る者は殆どいなかった。


大企業レックス・コープの若きCEO。

一見すると軽薄で今時の若者な印象を与えるが、高い知性を持つ狡猾な策謀家でもある。

先代社長の父から虐待を受けていたことが示唆されており、誰からも助けてもらえなかったことから「人を救う神なんていない」という結論に至り、やがて「神」という概念そのものへ憎悪を抱くようになった。

人々から地上に顕現した救済の神と持て囃されるスーパーマンを「偽りの神」と見なし、彼を陥れるべく暗躍する。


原作ではお馴染みのスーパーマンの宿敵だが、今作では若社長キャラにリファインされた。

演じるジェシー・アイゼンバーグの好演もさることながら、吹替版では吹き替えを務めた神谷浩史の怪演も楽しむことができる。


  • マーサ・ケント

クラーク・ケントの養母。

スーパーマンとしての自分の在り方に苦悩するスーパーマンを温かく支え、見守る。


長年にわたりウェイン家に仕える、ブルース・ウェインの執事。ブルースの身の回りの世話からバットケイブの管理、メカニック類の開発、メンテナンスまで行い、彼をサポートする。

ブルースに対しては献身的だが皮肉屋なところもあり、何かにつけて小言を零す。


  • ウォレス・キーフ

ウェイン・エンタープライズの元・社員。前作でのスーパーマンとゾッド将軍の戦いによるビルの崩落に巻き込まれて足を喪ってしまったことで、スーパーマンを恨んでいる。


  • ジューン・フィンチ

アメリカ合衆国上院議員。ナイロミの虐殺事件に関するスーパーマンへの嫌疑及びその存在の妥当性についての審問会の議長を務める。

彼女自身にはスーパーマンに対する悪感情は無く、あくまでも市民の代表の一人として民主主義の視点に立った上でスーパーマンを追求しようとするが…。


ロシアのテロリスト。何者かに雇われて、スーパーマンを陥れる罠を張り巡らせる。


クリプトン星の元・軍最高司令官であり、スーパーマンと同じ能力を持つクリプトン星人。

前作において地球を侵略してテラフォーミングし、クリプトン星を再興することを目論むも、スーパーマンによって止む無く殺害されて死亡。その死体は人類に回収され厳重に保管されていたのだが…。


キャスト編集

登場人物俳優吹き替え
ブルース・ウェイン / バットマンベン・アフレック小原雅人
クラーク・ケント / スーパーマンヘンリー・カヴィル星野貴紀
レックス・ルーサーJrジェシー・アイゼンバーグ神谷浩史
ロイス・レインエイミー・アダムス中村千絵
マーサ・ケントダイアン・レイン塩田朋子
ジョナサン・ケントケビン・コスナー内田直哉
ペリー・ホワイトローレンス・フィッシュバーン石塚運昇
アルフレッド・ペニーワースジェレミー・アイアンズ金尾哲夫
ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマンガル・ガドット甲斐田裕子
アーサー・カリー / アクアマン ジェイソン・モモア
マーシー・グレイブス TAO矢元亜実
ヴィクター・ストーン / サイボーグレイ・フィッシャー
ジューン・フィンチ議員リー・ハンター高島雅羅

関連動画編集

【Batman v Superman: Dawn of Justice - Comic-Con Trailer [HD]】

※Warner Bros. Pictures 公式YouTubeチャンネルより転載


評価編集

公開当時、プロットの穴を指摘されたのを、WBが「作品が暗いから」批判されたと解釈したことがスーサイド・スクワッドジャスティス・リーグへの介入につながっていく。


関連タグ編集

スーパーマン バットマン BvS


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