概要
ペルシア戦争のテルモピュライ(テルモピュレー)の戦いを描いたグラフィックノベル。
300とはスパルタ軍の兵隊の数で、これで100万のペルシア軍勢を迎え撃つ。
1998年より、ダークホースコミックスから全5冊で発売。原作・作画をフランク・ミラー、着色をリン・バーリーが務めた。
1999年にアメリカでもっとも権威ある漫画賞のアイズナー賞を受賞。同年、ハードカバーの単行本にまとめられている。
映画『300』
2007年、ワーナーブラザーズ配給で公開。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
レオニダス | ジェラルド・バトラー | 中田譲治 |
ゴルゴー | レナ・ヘディ | 湯屋敦子 |
クセルクセス | ロドリゴ・サントロ | 咲野俊介 |
ディリオス | デビッド・ウェナム | 山野井仁 |
セロン | ドミニク・ウェスト | 内田直哉 |
ステリオス | マイケル・ファスベンダー | 桐本琢也 |
隊長 | ヴィンセント・リーガン | てらそままさき |
アスティノス | トム・ウィズダム | 加瀬康之 |
ペルシャの使者 | ピーター・メンサー | 乃村健次 |
スタッフ
監督 - ザック・スナイダー
脚本 - ザック・スナイダー / マイケル・E・ゴードン / カート・ジョンスタッド
製作 - ジャンニ・ヌナリ / マーク・キャントン / バーニー・ゴールドマン / ジェフリー・シルバー
製作総指揮 - フランク・ミラー / デボラ・スナイダー / クレイグ・J・フローレス / トーマス・タル / ウィリアム・フェイ / スコット・メドニック / ベンジャミン・ワイスブレン
出演者 - ジェラルド・バトラー / レナ・ヘディ
音楽 - タイラー・ベイツ
撮影 - ラリー・フォン
編集 - ウィリアム・ホイ
製作会社 - レジェンダリー・ピクチャーズ / バーチャル・スタジオズ / Atmosphere Pictures / Hollywood Gang
配給 - ワーナーブラザーズ
製作国 - アメリカ合衆国
言語 - 英語
スパルタ(コミケスタッフ)
2007年12月23日、ニコニコ動画に今作の映像に嘘字幕をつけた動画が投稿された。
「夏コミのスタッフを300人のスパルタ人に任せてみた。」と題されたこの動画は、スパルタ軍をコミケスタッフ、ペルシア軍を一般参加者に見立てて、コミックマーケット開催直後の会場の混乱を再現したもので、その秀逸さから人気を博し、「開催」「コミケット」「徹夜(オール)」といった空耳が聞き出された。
そのため、ニコ動ユーザーにとってスパルタ軍はコミケスタッフということになっている。
なお、この動画の存在は実際のコミケスタッフが知らぬはずもなく(彼らもまた精鋭のオタクゆえ)、その次のコミケにおける反省会では共同代表直々に「我々スタッフに300人のスパルタ人がいれば埠頭の果てまで叩き落しているところですが」というジョークが飛ぶ一幕があり、反省会の参加者を大爆笑させたとか。
実際、押し寄せる軍勢(一般参加者)の数、一日のべ20万人相当。それに対し、入場を仕切る「入口担当」スタッフは数百人。その密集度は映画とは比べものにならないほど濃い。しかし、その練度は(並ぶ方、並ばせる方ともに)よく訓練された歴戦の戦士そのものである。
開催! コミケット!!
アサシンクリードオデッセイ
2018年発売のアサシンクリードシリーズの11作目の作品。冒頭で本作と同じテルモピュライの戦いが描かれる。
ストーリー上繋がりがあるわけではなく、レオニダスやスパルタ兵の容姿・服装も異なっている。しかしスリーハンドレッドの名台詞「This is Sparta!」がトロフィー名になっていたり、そのシーンが由来と思われる技『スパルタキック』があるなど、影響が垣間見える。
またレオニダスの吹き替えはスリーハンドレッドと同じく中田譲治氏が担当している。
関連イラスト
関連タグ
ダークホースコミックス フランク・ミラー ザック・スナイダー
外部リンク
300 [スリーハンドレッド] - ワーナーブラザーズ