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グラフィックノベル

ぐらふぃっくのべる

グラフィックノベルとは主に北米における大人向け長編コミック。もしくはコミック・ブックをまとめた単行本を指す。
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定義編集

グラフィックノベル(グラフィック・ノベルgraphicnovel)は、長く複雑なストーリーを備えた、しばしば大人の読者が対象とされるアメリカン・コミックの呼称。


現在においては長編コミック、もしくはそれをまとめた単行本を指し、子供向けや海外作品(日本の漫画やフランス語圏のバンドデシネなど)の翻訳も含めることがある。暴力表現や性描写のないキッズ向け単行本ならキッズ・グラフィックノベル、暴力表現やキス以上の性描写もある大人向けならアダルト・グラフィックノベルという。(中間くらいのはヤング・アダルト・グラフィックノベル)


問題は「コミック」の持つイメージ編集

米国ではcomicにはcomicalのイメージがついて回り、キッズ向けのくだらないユーモアとギャグで笑わせるためのもの、というイメージから離れられなかった。日本におけるボンボンコロコロと言った雑誌、それがコミックという単語の持つイメージだ。


子供向けなので規制は厳しく、表現は制限されて思うように描けない。キリスト教保守の勢力が強い米国では、性描写や暴力描写への風当たりは日本の比ではないのだ。


くだらない内容と思われてるから読んでる側も描いてる側も周りに知られたくない。恥もいいところ。

子供たちも高校くらいまでは時間あるけど大学から忙しくなるためコミックはせいぜい18歳で卒業するもの。大人は大人の会話のツールと題材があり、コミックはそれに入らない。それが常識。

ーーーそう、コミックの立場はかなり低いのである。しかしヨーロッパのバンドデシネや日本の青年漫画のように、コミックに大人向けのメディアとしての可能性があることは米国の外で示されている。


そこで再定義してコミックの一部から上記のイメージ払拭を行えないか、米国のコミック出版業界では何度も試みられていた。イラストーリーズ(illustories)、ピクト・フィクション(Picto-Fiction)、comix等、様々な言葉が作られたが定着できず、今のグラフィックノベル(graphic novelに落ち着いた。


関連タグ編集

コミック バンド・デシネ アメコミ 漫画 劇画

ライトノベル……こちらは「大人向け」のイメージがある小説を子供や若年層でもわかりやすく落とし込めた話を指した俗語。

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