一部グロテスクな表現があります、苦手な人は観覧注意
概要
正式な名前はLENORE The cute little dead girl。
エドガー・アラン・ポーの同題の詩「レノーア」に着想を得て執筆された。
アメリカのコミックと、その作品に登場する架空のアンデッドの少女のレノーアはダージによる複数の漫画作品にも登場し、レノーア自身を主人公とするシリーズはスレイヴ・レイバー・グラフィックス社から刊行されている。
ScreenBlastのWebサイトで、26話のFlashアニメとして掲載された。
ストーリー
主人公レノーアと友人達の活躍が描かれ。ブラックユーモアがあり、多くのストーリーがひねくれた結末で終わっている。
基本的なテーマは、子供の歌や遊び、マザーグースなどのより陰惨な形への置き換えであり、様々な種類のポップ・カルチャーの象徴や人物の破壊が主題で少し過激な部分もある為苦手な人は苦手かもしれない。
各エピソードの話の続きや世界観での時間進展の観念は存在せず、コンピューターである程度の陰影が施され白黒原稿。
2005年10月の時点で、12冊のコミックスが発行されている。
ディズニーランドの有名アトラクションを題材にした「スレイヴ・レイバー・グラフィックス」の新作コミック「The Haunted Mansion」にも登場している。
登場人物
10歳のアンデッド少女。友達のラガマフィンと一緒に屋敷で暮らしている。
レノーアは最初に肺炎で死に、防腐処置を施されて埋葬されたものの、何らかの理由で甦った。
死んで地獄へ行くが、地獄が気に入らず、9巻でラガマフィンに墓から掘り出してもらった。動物好きなのだが、いつも周りの動物を傷つけたり殺してしまう。
非常に興味深い身の上と個性を持っている。
ある晩には若い女性を襲って血を吸った。不運なことに、その女性は強い力を持つ魔女の妹であった為に、魔女はラガマフィンに呪いをかけ、人形に変えられてしまった。その呪いを解けるのは一滴の血だけ。
レノーアに極めて忠実で、Flashアニメではしばしばレノーアの計画に加担する場面が見られる。
ボタンの目を持つ人間サイズのソックパペットの男性。レノーアを惚れ込んでいる。
何度もレノーアに殺されているにもかかわらず、その度に墓から甦り、いつも殺されるのは「事故」であると思い込み、彼を殺したレノーアを許すと口にする。
何をされても心の底からレノーアを愛し続ける。
タキシードミーは牡鹿ではなく、防腐処置を施された鹿の頭部をかぶった男性。
痩せ細った姿をし、死者用の礼服を着込み、イギリス上流階級のアクセントで喋り、マラカイという名のペットを飼っている。
レノーアは仔猫の死骸を持ち歩くことがある。これらはレノーアが拾った時は生きていたが、レノーアは仔猫の世話をしている内に必ず誤まって殺してしまう。「キティ12号」の幽霊から自分の動物虐待行為を突き付けられてさえも、レノーアは自分の行為により仔猫を死なせた事に、まったく気付ていない。