THE WORLD IS A STAGE.
概要
DCコミックのスーパーヴィラン・ジョーカーを主人公にした実写映画であり、2019年に公開された『ジョーカー』の続編。
主演は引き続きホアキン・フェニックス、監督はトッド・フィリップス。
前作の人気もさることながら、原作コミックでも登場する人気キャラクター・ハーレイ・クインをレディー・ガガが演じることで大きく注目を集めた。
主人公アーサー・フレックの拘留、裁判を描く内容となっている。
あらすじ
事件から2年後。逮捕されたアーサー・フレックは護送車で裁判所へ向かっていた。
彼に感化された同情的な民衆は、彼の解放を求めて裁判所へ押し寄せる。
拘置所や聴取の最中も笑顔を絶やさないアーサーはモンスターだと揶揄される一方、謎の女性リーと出会う。
登場人物
- アーサー・フレック / ジョーカー(演:ホアキン・フェニックス)
- リー・クインゼル / ハーレイ・クイン(演:レディー・ガガ)
- ソフィー・デュモン(演:ザジー・ビーツ)
- ハービー・デント(演:ハリー・ローティー)
- メリーアン・ステュワート(演:キャサリン・キーナー)
- ジャッキー・サリバン(演:ブレンダン・グリーソン)
- パディ・マイヤーズ(演:スティーブ・クーガン)
- ゲイリー・パドルズ(演:リー・ギル)
評価
2024年10月4日に全米で公開され、初週の興行収入は前作の半分未満となる4000万ドルにとどまった。
これは、同じDC原作の『ザ・フラッシュ』(2023)の5,500万ドル、DCのライバルであるMARVELの実写映画の一つでMCU史上最低の興行収入となった『マーベルズ』(2023)4,611万ドルを下回る。
同じ2024年に公開された、同じくアメコミ原作の『デッドプール&ウルヴァリン』が初週末2億1,143万ドルだったことを踏まえると、いかに本作の成績が低調であるかわかるだろう。
続く第2週は、何と705万ドルと、第1週の2割未満という大暴落となった。
また、ロッテントマトでも、批評家・一般観客ともに30%台前半の評価となっている。
ある意味で「前作の熱狂的ファンを解釈違いと断じている」ともとれる内容であり、前作を高評価した人ほど低評価になる傾向が有る。
日本では本国から1週間遅れの10月11日公開。
初週は同日公開の『室井慎次 敗れざる者』に次いで初登場2位。週末の興収は興収240万ドル(約3億5,800万円)と、前作の8割程度で、本国ほど大きな差は出ていない。
第2週も2位をキープ。累計では動員45万5000人、興収7億3500万円を突破。