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シャザム

しゃざむ

DCコミックスの刊行するアメリカン・コミックのキャラクター、および彼を主役としたコミックのタイトル。
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概要

元々はフォーセットコミックという出版社から発行された『ウィズ・コミックス #1』(1940年2月)にて登場した「キャプテン・マーベル」というヒーロー。
普段は少年の姿だが、「SHAZAM(シャザム)!」と叫ぶ事で成人男性の姿となる変身ヒーローである。「SHAZAM」の吹き出しの中のZにが落ちているという演出が特徴。
変身することでスーパーマンにも匹敵する絶大なパワーを得られるが、精神は子供のまま。この事が彼の弱点と強い個性になっており、アメコミ黎明期の一時代を築く人気作品となる。

出版の歴史

当時のコミック業界ではスーパーマンの亜流とも言えるデザインのヒーローが蔓延っていたが、その中でも子供の主人公が変身するキャプテン・マーベルは特に人気を誇った。
スーパーマンを流用されたと感じた当時のDCはフォーセットコミックを著作権侵害として訴える。裁判は長年に渡って行われ、フォーセットコミックは「示談金を支払う事で和解」という方法を採った。その結果、キャプテン・マーベルは出版を停止する。(裁判について詳しくはこちら

1953年にフォーセットコミックは業界から撤退、さらに20年後にDCがキャラクター版権を買い取り1972年にDCで「Shazam!」のタイトルで連載を開始した。DCから刊行された際にタイトルは「シャザム」に変更された。これはすでにライバル会社から「キャプテン・マーベル」というタイトルが出てたため(と、いうのは通説らしい)。その後、タイトルとヒーロー名を統合するためにNew52ではヒーロー名もシャザムとなった。

オリジン

主人公の少年:ビリー・バットソンは家族を失い、叔父さん(父の弟)に引き取られたが、遺産目当ての叔父さんに追い出され、ホームレス同然となってしまう。ある夜、地下鉄のトンネルから謎の男が呼びかけてきた。ビリーが誘いに乗ると、そこにはルーン文字やヒエログリフ(神聖文字)が刻まれた、壮麗な魔法の地下鉄車両があった。
そして、地下鉄はある洞窟にたどり着く。洞窟の中には魔術師シャザムが待っていた。シャザムはビリーを後継者と認め、魔力の全てを与えることにした。こうしてビリーは6人の神々の力を発揮するキャプテン・マーベルへの変身能力を身につけたのだった。

DCEUの実写映画版では、概ね原作と同じ設定だが、幼い頃に母親とはぐれてしまい、その後、様々な里親の元を転々としていた(というより、ビリー本人が母親を見つけて一緒に暮らすことに拘り、悉く里親の元を脱走したので共同生活が長続きしなかった)という点が異なっている。

能力

キャプテン・マーベルに変身するための呪文である「SHAZAM」は、彼に力を授ける6つの神々と英雄の頭文字から取られており、それらを全て合わせた物である。
ソロモン王(Solomon)の知恵:様々な学術知識にアクセスしたりできる。
ヘラクレス(Hercules)の剛力:強大なパワーを有する。
アトラス(Atlus)のスタミナ:殆ど不死に近い耐久力の源。
ゼウス(Zeus)の全能:変身する時の魔法の稲妻に火をつける。
アキレス(Achilles)の勇気:戦う時の原動力。精神攻撃にも耐えられる。
マーキュリー(Mercury)のスピード:これによって空を飛べる。

主にギリシャ・ローマ神話が由来だが、ソロモン王だけはユダヤ教伝承。
ゼウスの全能で他全部間に合いそうとか言っちゃいかん。

ちなみに、こちらの単語は原作の始まりからの歴史の長さから一般名詞化しており、英語圏においては「アブラカタブラ」のような定番の呪文の一つとなっており、多方面で使われている。

同名の音声検索アプリや、椎名林檎の曲、「ちちんぷいぷい」の歌詞に登場する「SHAZAM」はこちらが発祥元である。

登場キャラ

ビリー・バットソン
物語の主人公。詳しくはビリー・バットソンの記事にて。

SHAZAM!!!


マーベルファミリー

メアリー・マーベル

マリー・マーベル


本名:メアリー・バットソン。
ビリーの生き別れた兄妹。両親がブラックアダムに殺されたショックで記憶喪失となってしまう。その後、紆余曲折を経てビリーと再会する。魔術師シャザムに出会い、記憶を取り戻した彼女はキャプテン・マーベルの正体がビリーだと悟る。「家族を守るために兄と同じパワーが欲しい」とシャザムに願うと、彼はそれを認めキャプテンと同じパワーを与えた。彼女も変身後は成人の姿となる。
考案者のオットー・バインダーは後にDCでスーパーガールを生み出す。『ファイナル・クライシス』ではメアリーとスーパーガールの激闘が描かれている。
実写版では、バスケス家の元に預けられていた里子という設定であり、ビリーとは血縁関係にはない(名字はブロムフィールド)。また、大学入試に挑んでいたことから、原作とは異なり、ビリーよりも年上であるようだ。本作では特殊な力を一切持たない一般人であったが…?

キャプテン・マーベル・ジュニア

キャプテンマーベルJr.


本名:フレディ・フリーマン
ビリーの親友。能力はキャプテンとメアリーから分け与えれた物なので、彼らがジュニアと同時に変身しているとパワーが半減してしまう。彼は変身しても子供のまま。しかし、New52では大人に変身する様に設定された。
実写版では、メアリーと同じくバスケス家に預けられていた里子という設定。何らかの事情で足に障害を持っており、移動には杖が欠かせない。ビリーと同室になったことから、次第に打ち解けていき、衝突することもあったものの、次第に良き友人となっていく。そして、終盤の戦いで……?
魔導士シャザム
ビリーやメアリーに能力を与えた魔法使い。

ビリーの両親

マリリン・バットソン
ビリーの母親。細かな時期やシリーズによって設定が微妙に異なる。映画版ではシングルマザー。
C.C.バットソン
ビリーの父親。名前の由来はシリーズ最初のアーティストのC.C.ベック。細かな時期やシリーズによって設定が微妙に異なるが、ポストクライシス、New52等においてはシャザム変身後のビリーと瓜二つの容姿。映画版では登場しないが、マリリンと過去に結婚していた。

New52以降で登場したビリーのステップフォードブラザー達

ダーラ・ダドリー
アフリカ系のメガネ少女。
ユージーン・チョイ
中国系のゲーマー少年。
ペドロ・ペーニャ
ラテン系の人見知りな少年。


その他関係者


スーパーマン
ご存じメトロポリス名物その人。スーパーマンが一時的にパワーを消失した際、シャザムの力を借りたショートストーリーがある。

ヴィラン

ブラックアダム

ブラックアダムとキャプテンマーベル


古代エジプトの王子テス・アダムは、かつてシャザムから力を与えられたが、それを暴走させてしまいシャザムに封印された。Dr.シヴァナの手で封印を解かれ現代に蘇ったテスは、「ブラックアダム」と名乗り、キャプテンの前に立ちはだかる。
「ヒーローに似た姿、同じ能力を持った敵役」の元祖だと言われる。実写版では風貌がクリソツなロック様が演じることが決定している。
「SHAZAM」に対応する神々は以下の通り。
シュー(Shu)の体力
ホルス(Horus)の速度
アモン(Amon)の剛力
ジェフティ(Zehuti)の知識
アトン(Aton)の神力
メヘン(Mehen)の勇気
テス・アダムがエジプトの王子だったので、対応する神々もエジプトのものになっている。
実写版では力を与える存在がエジプトの神ではなく、七つの大罪へと変更されている。また、後述するDr.シヴァナがブラックアダムに相当する役割を担う(また、魔術師シャザムの台詞から、かつて大罪の封印を解いて世界に混沌を齎した魔術師の存在が語られている)。

Dr.シヴァナ/サデウス・シヴァナ
悪の天才。
原作一話目から登場する敵キャラであり、実写版におけるメインヴィラン。巨大企業の御曹司であったが、父や兄に抑圧されながら育ったために七つの大罪に唆されて封印を解いてしまい、強大な闇の魔術師となってしまう。

ミスター・マインド
喋る芋虫。
実写版でもわずかながら登場する。

キャプテン・アレクサンダー
正義と悪の立場が入れ替わった平行世界「アース3」のシャザム。
変身の掛け声は「モーゼス」である。NEW52シリーズにて登場。
ちなみにその正体はビリーともテスとも違う人物。

ヴァンダル・サベッジ
はるか古代の地球に流れ落ちた隕石を肝試しに触れた原始人であったが偶然にも不老の力を手に入れた。歴史の影で暗躍してきた闇の帝王。キャプテンマーベルことシャザム誌面より初登場したとされる?

映像作品

映画

シャザム!
2019年4月15日に、DCエクステンディッド・ユニバース(DCEU)の作品の1つとしてザッカリー・リーヴァイ主演で公開。1941年版の「キャプテン・マーベルの冒険」から78年ぶりの映画化となる。
日本語吹替福田雄一が監修し、菅田将暉がシャザム役に選ばれた。
また、「見た目はオトナ、中身はコドモ」という逆コナンのようなキャッチフレーズも使われた。





アニメ

ジャスティスリーグ
声はジェリー・オコンネル
ブレイブ&ボールド
声はジェフ・ベネット
ヤングジャスティス
声はロブ・ロウ/チャド・ロウ
スーパーマン/バットマン:パブリック・エネミー
声はコーリー・バートン
スーパーマン/シャザム!:リターン・オブ・ブラックアダム
声はジェリー・オコンネル

関連タグ

DCコミック / JSA / 変身ヒーロー

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