概要
『シャザム』で登場したヴィラン。通称ドクター・シヴァナ
スキンヘッドのマッドサイエンティストであり、シャザムことビリー・バットソンの宿敵。出っ歯で眼鏡をかけており、常に悪事を考え付いては、憎々しげに笑う。
シャザムに「ビッグ・レッド・チーズ」という仇名を付けた。シャザムの正体がビリーである事も知っており、毎回ビリーを狙っている。
NEW52では家族を救うために魔法の力を求めてブラックアダムの封印を解くが、その際に右目に宿した魔法によって徐々に身体を蝕まれていく。
実写版
演者:マーク・ストロング
2019年に公開された『シャザム!』で登場。
本来のブラックアダムに代わりメインヴィランに抜擢された経緯もあってか、シャザムと同等の力を得た存在として描かれている。
また、義理の家族と真の絆を結んだビリーと違い、血のつながった家族と不仲であり、ビリーと真反対の存在である。
巨大企業の御曹司であったが、父と兄に抑圧されながら育ったためにシャザムになれず、七つの大罪に唆されて封印を解いてしまい、強大な闇の魔術師となってしまう。
その過程で積年の鬱憤を晴らすために父と兄を殺害した。
そして悪魔たちに唆され、魔術師シャザムに新たな勇者として選ばれたビリーから力を奪うべく、彼を狙う。
そして、ビリーの義理の家族を人質に取り、ビリーから力を奪おうとするが、機転を利かせたビリーは、兄妹たちにシャザムの力を分け与えてしまった。
彼らを倒すために体内にいる悪魔たちを次々解放。
そしてビリーに煽られた最後の悪魔が体から抜け出したために力をほとんど失い、力の源である宝玉をビリーに抜き取られ、ただの人間と戻ってしまった。
街中で破壊行為を行なったことから犯罪者として投獄されるも、魔術師として復権するために独学で学ぼうとしているところに、「神々に名前を付けた」と名乗るしゃべる芋虫=ミスター・マインドが現れる。
「シャザム 神々の怒り」
ED映像に登場。彼のセリフから前作の2年後とわかる。
変わらず投獄されたままであり、久しぶりに現れたミスター・マインドに対して「いつまで待っていなきゃいけないんだ!」と文句を言う。
余談
「シャザム」こと「キャプテン・マーベル」のオリジナルアーティストである作画担当のC・C・ベックによると「シヴァナの顔のモデルは、近所の薬剤師」だという。
また、その「シヴァナ(Sivana)」の名前は、オリジナルアーティストの脚本担当ビル・パーカーが「ヒンドゥー教の破壊神シヴァ(Siva)と、涅槃を意味するニルヴァーナ(Nirvana)」の、二つの単語を組み合わせて命名したものである。
関連タグ
金城滔星…実写版と同じく父親に冷遇された事が原因で悪の道に走った悪役繋がり。こちらも父親を含めた家族を魔物の餌にしていた。