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曖昧さ回避編集

  1. エジプト神話に登場する智恵の神。日本語ではジェフゥティとも表記。→トート
  2. Z.O.E』及びその続編『ANUBIS』における主役メカ。本項目で解説する。
  3. 神姫PROJECT』に登場するキャラクター。→ジェフティ(神姫PROJECT)

概要編集

最終ボスであるアヌビスと対をなす、最強のオービタルフレーム

名前はエジプト神話における知恵と学芸の神トート古代エジプト語での発音に由来する。

フレームランナーは、『Z.O.E』ではレオ・ステンバック、『ANUBIS』ではディンゴ・イーグリットが務める。


木星圏のコロニー、アンティリアで開発中だった新型機であり、兄弟機であるアヌビスはアンティリアに攻め込んできたバフラム軍に奪取されたが、ジェフティは難を逃れた。


アヌビス同様に従来の兵器に比べて圧倒的なパワーと機動性を持ち、戦闘支援AI「ADA」を搭載されたバランスのとれた機体である。

アヌビスと共にアーマーン始動のためのキーとして設計された機体でもあり、軍事要塞アーマーンを始動させることも止めることも、この2機にしか行えない仕組みになっている。それを知った連合宇宙軍の特務艦であるアトランティス号のメンバーによって、ADAの基幹プログラムには「アーマーンへの侵入及び、自爆による破壊」という命令が入力されている。


(オービタルフレーム全般に言えることだが、)股間に大きく突き出たコクピットが印象的。

右腕にビームガン兼用の折り畳み式エネルギーソード「パドルブレード」、左腕にエネルギーシールド、湾曲して敵を追撃するレーザー「ホーミングランス」、腰部の3基の分離型兵器「ウィスプ」などの各種兵装を装備する。


武器弾薬の格納庫としてベクタートラップ機能を持ち、アヌビス同様にウーレンベック・カタパルトにも使われる空間圧縮を利用した亜光速移動「ゼロシフト」も搭載されており、これこそがジェフティがオービタルフレーム最強と呼ばれる要因である。しかし発動プログラムを着床させる直前にバフラム軍がアンティリアを襲撃したため、『Z.O.E』ではこのゼロシフトは使用できず、『ANUBIS』の終盤で入手した発動プログラムをシステムに着床させ初めて使用可能となった。


Z.O.E世界の既存最強の兵器LEVは劇中時代の戦闘機に迫る程の機動性・速力を持ち、各種兵装を装備する汎用性を持った兵器(AX2001/7、10/特別号)であるが

オービタルフレーム(OF)という機種は

メタトロン関連技術が随所に用いられており、全ての面でLEVの10倍以上の能力を持ち、従来の兵器では考えられない速度、機動性、出力、さらに慣性を無視した能力等(幾何学的、直角的な動き、最高速から瞬間停止、スラスターを使用せず空中静止する等)を実現している。

実際にLEVであるファントマと無人量産型OFであるラプターを比較した場合50倍の戦力比較となる。実際に5000機のファントマで200機のラプター相手でさえ押されてしまうほど。最新鋭のファントマⅡですらラプターの前では遥かに見劣りしてしうまレベル。



ジェフティはそのオービタルフレームの中でも最強の二機の内の一機であり

ZOEシリーズの各種資料・描写から分かる範囲では

大気圏内では音速を遥かに超える速力を持ち、地表から大気圏離脱を瞬時に行い宇宙空間では月から地球まで数十秒、数分程度で辿り着くOF(AX2001/7,10/特集、特別号)

ジェフティは上記の性能のLEVが日を費やす距離を瞬時に跳ぶ程(NTA Vol.15)

時速40万kmから更に加速した状態で宇宙から海面に激突しても無傷。

上記のこれらを軽く超える性能を持ち、更に

OFの数万倍の質量を持ち、OFと同速度で運行する巨大列車を椀部で受け止め一瞬動きを止め

バーストショット(バースト攻撃はOFの空間障壁や次元を破壊する事が可能 AX2001/7,10/特集、特別号)は膨大なメタトロンを利用し超巨大な恒星を消滅させる砲撃が可能の要塞の数%の威力を持ち(AX2001/10/特集、特別号)

バーストショット以上の威力を持ち、質量断層面さえも破砕するベクターキャノンを発射する

更に亜光速移動能力を使用しての戦闘を(事実上の瞬間移動)するなどハイスペックを誇る。

これらはジェフティ本来の性能だが、「本当の姿」での話ではない。


カラーリングの解釈が各媒体で大きく異なるのも特徴で、『Z.O.E』では青と銅色を中心とした濃いカラーリングであったが、『ANUBIS』においては薄い青(もしくはグレー)と金という配色になっている。

なお、頭部のツインアイはダミーであり、その下のバイザー部分が本来の目に当たる。


サブウエポン編集

ジェフティが使用できるサブウェポンは以下の通り。

汎用的なものもあるため、敵OFが使用したり、LEVが使用できるものがある。

ウィスプ(ANUBIS)

腰部のウィスプを使い、敵OFやオブジェクトを手元に引き寄せる事が出来る。

ジャベリン

ガード不可能な槍を投げる。

ファランクス

小型のエネルギー弾を大量に発射する。

広範囲に散らす事も、狭い範囲に収束させることも出来る。

ハルバード

威力のあるレーザーを継続的に照射する。

マミー

機体を修復できる実体シールドを展開する。

ゲイザー(Z.O.E)

単射程のレーザーを照射する小さな装置を複数ばら撒く。

地形に張り付く。

ゲイザー(ANUBIS)

光に触れると麻痺させる事が出来る装置を複数投射する。

地形やオブジェクトに張り付く。

コメット

追尾形エネルギー弾を撃つ。

誘導性重視か弾速重視かを調整可能。

ガントレット

エネルギーを纏った実弾を撃ち出すことで物理攻撃を加え、吹き飛ばす事が出来る。

デコイ

移動しない分身を生み出し、敵をそちらに誘導する。

デコイがある間はジェフティは敵にロックオンされない。

バウンダー

回避されても地形に反射し再度目標に向かうエネルギー弾。

死角から飛来する為、タイミングによってはガードを解除後に着弾する事もある。

スナイパー(Z.O.E)

LEV用の実弾兵器。

名前の通り射程が長く、実弾故にエネルギー兵装を無効化するフィールドを貫通する。

ホーミングミサイル(ANUBIS)

追尾性の高いフィン型ミサイルを発射する。

発射数の調整が可能。

必中クラスの誘導性・高威力・ガード貫通と高性能だが、ゲージ消費量も大きい。

フローティングマイン(ANUBIS)

浮遊する機雷を設置する。

機雷は掴んで対象へ向けて投げつけることもできる。

ベクターキャノン(ANUBIS)

当記事参照。歴代ロボット作品でもトップクラスのロマン兵器。

OFであっても反動の抑制の為に接地する必要がある。

ゼロシフト(ANUBIS)

機体周辺の空間を圧縮し、復元する作用により亜光速移動する。簡単に言えば瞬間移動

ジェフティとアヌビスが最強といわれる所以である。

なお、Z.O.Eメカ設定担当の野口登志夫より、ゼロシフトの原理が説明された(リンク参照)。それによれば、ゼロシフトは空間圧縮を応用しているが、ウーレンベック・カタパルトとは違うものである。

ウーレンベック・カタパルトが空間圧縮と復元の反動により加速力を得ているのに対し、ゼロシフトは現在地と目的地点の間の空間を圧縮し移動距離自体を短くしている。

そのためゼロシフト自体から急激な加速を得るという事は出来ないが、ゼロシフトの反動でランナーに負担がかかったり、超高速で小さい障害物に当たって機体が大破…と言うことも起こらない。




Z.O.E編集

ジェフティ

「アーマーン」計画の一環として、要塞アーマーンのキーユニット兼防衛機としてアヌビスと同時に開発されたオービタルフレーム。


最強の機体を目指して開発されていた為、当時から希少だったメタトロンを大量に使用している。

だが機体の完成と同時に兄弟機であるアヌビスとアーマーンがバフラムによって奪取され、唯一残った本機は偶然居合わせた少年レオの活躍によってなんとか奪取を免れた。

しかし、レオが搭載されている疑似人格AI ADAと絆を築く一方、本機は奪取されたアーマーンを破壊するために、その中心核に突撃して自爆するという命令を上層部からうけていたのだった。


Story Between編集

地球軍は火星に送った後にジェフティを解体する予定だったが、それを知ったレオの独断によりカタパルトの軌道が変更され、メタトロン鉱物が産出される為にメタトロン反応を隠す事が出来るカリストへと投射される。


ANUBIS ZONE OF THE ENDERS編集

ANUBIS Zone of Enders

木星の衛星カリストで採掘作業を行っていたディンゴはあるときメタトロン反応を追って、解体処理を避けるためにレオがカタパルトでカリストへと隠したジェフティを発見する。


バフラムの襲撃により作業用LEVを破壊されたディンゴはジェフティへと乗り込み戦うことになる。


関連動画編集


MGSVTPP編集

機体そのものではなくヴェノム・スネーク用装備のバイオニックアーム(義手)の一種として登場。

バイオニックアームはジェフティの腕になっており、離れた場所にいる敵兵を近くまで引き寄せることが出来る。引き寄せた敵兵は短時間ではあるが立ったまま無防備状態となるため、そのままCQCが可能。

使用の際にはウィスプが撃ち出されるだけでなく、「はいだらー!」と叫ぶ。

開発に必要なミッション目標は青い「伝説のトキ捕獲」。


グランブルーファンタジー編集

こちらの作品よりも早く、まさかのグランブルーファンタジーとコラボする事となった。別作品にはが参戦している事を踏まえると……衝撃度合いは高いと思われる。


期間限定の召喚石として入手が可能で、既に上限解放状態で入手が可能。入手後にはマイページのBGMを『Beyond_the_Bounds』に変更出来る。ただし、エレメント化は不能であり売却も出来ない。現在は配布期間が終了しており、復刻待ち。だからと言ってゲーム中で完全に目撃できなくなった訳ではなく、配布期間を過ぎた後でも入手をしていれば使用は可能。


ジェフティ召喚時のSEは原作の物をそのまま使用する流れだったのだが、ANUBISチームがわざわざグラブル向けに召喚用SEを作成と言う豪華仕様となっている。


なお、グラブルにも同じ名称のアヌビスという星晶獣が存在するが、特に因縁等がある訳ではない。


余談編集

先述の通り、本機体の名は古代エジプト神話の神に肖ったものだが、「ジェフティ」という発音が本当に正しいのか完全に解明されたわけではない(本項のオービタルフレームの綴りは『JEHUTY』だが、大元のエジプト語では『ḏḥwty』と表記する)。また紀元前の古代エジプトに同名のファラオ(王)が在位していたという記録もある。

古代エジプト神話の中でもメジャーな神である為に創作物でも割とよく見かける名前だが、2023年現在、GoogleYahoo!などの検索エンジンで「ジェフティ」で検索すると、ワード・画像ともに本項で説明しているオービタルフレームのジェフティが上位を埋め尽くす。


要するにコイツが世間でいちばん有名な「ジェフティ」


次点としては株式会社ジェフティと、その会社とは無関係な化粧品のジェフティクリームだろうか。上述の誘導にある神姫PROJECTの方は画像検索で若干引っ掛かる位の認識でよいかもしれない。



その余りの高スペックにより、当初より一部の人からは、

…とまで称されることも。そもそも設定からしてメタトロンの特性上(崩壊した機体が搭乗者の念により空間操作し機体を結合、再起動など本来ない機能を引き起こしたり)や設定、描写からしてリアルロボットの性能の範疇には入っていない。まさに「リアルロボットの皮を被ったスーパーロボット」と呼んで差し支えない。

前者はとにかく後者に関しては過大評価にも程があると感じる方もいるだろうが、動力源のテクノロジーだけに限ればジェフティのほうが完全に上回っており、上記にあるOFのバーストやシールドは空間破壊、空間障壁、最大バーストの威力は恒星破壊の可能の要塞砲の数%の威力、ゼロシフトに及ばずとも遥か格下のドロレスが光速の数%というレベルの戦闘速度などの設定や、リアクターの暴走と自爆によって太陽系全域を巻き込み消滅させるアーマーンのエネルギーを相殺できるなどあながち嘘でもないのかもしれない。

  • ガンバスターは縮退炉(ブラックホールエンジン)、ジェフティは対陽子生成技術を応用した対消滅炉(アンチプロトンリアクター)。両者とも半永久機関だが、オービタルフレームは最も安価な無人量産機でさえこのアンチプロトンリアクターを標準搭載している。作業用LEVでさえ、航行距離以外なら旧時代のジェット戦闘機以上の速力とそれ遥かに超える運動性と加速性を持ちOF登場以前はLEVは最強の兵器という位置づけでリアルロボットの量産機としては破格の性能をもつ。だが、もっとも安価な無人OFラプター1機でさえ劇中時代の戦闘用LEVのファントマを比較しても50倍の戦力差の性能を持つという凄まじいもの。
  • 「太陽系全域を~」という話についてだが、太陽の重力が僅かでも作用する最大範囲にして太陽系の最外縁「オールトの雲」を含むか否かについては一切言及されていない為(そもそもオールトの雲の存在自体が仮説の域を出ていない)、範囲が光年単位で曖昧

(他作品のロボットの話題を持ち出すのは、双方のファンの間で不毛且つ無益な論争を招くことになる為、本来ならば控えることを推奨するが、ジェフティのスペックをスパロボシリーズのファンに解りやすく伝える為に敢えて記載させて頂くものとする)


関連タグ編集

レオレオ・ステンバック) ディンゴディンゴ・イーグリットADA(エイダ

アヌビス  Z.O.E  ZOE

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