PS2専用ゲーム「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」における主人公。
井上和彦氏が演じる。
木星の衛星「カリスト」でLEV(人型マシン)による砕氷作業に従事する男。かつてバフラム軍の03中隊に所属していた。
偶然にも砕氷作業中に巨大なメタトロン反応、即ち最強のオービタルフレーム・ジェフティを発見してしまったことからバフラム軍と地球との戦いに巻き込まれていく。
試作OFのテストランナーを務めていた過去もあり、その腕前はまさに神業と呼ぶにふさわしく、作中世界最強ランナーのノウマンと唯一張り合える程で、AIなしでのOF操縦や運動性が著しく低い民間用の砕氷LEVで曲芸めいた三角飛びをやってのける。
(有人のオービタルフレームは、必ずランナーと機体を仲介するAIが搭載されており、これが何らかの形でデリートされると複雑な操縦が必要となる)
また一見すれば厭世的な皮肉屋だが、内実は仲間思いの熱血漢。レオの影響で戦闘支援ユニットながら人命を尊重した作戦を提案することを覚えたADAを「お前は惚れた男に合わせるタイプだな」とからかうなど、ユーモアのセンスもたっぷり。
前作ではひ弱な少年が主人公だったのに、いきなりマッチョでタフなオッサンが主人公になったことからアンサイクロペディアでは「開発がコナミスポーツクラブに替わったため」といじられている。
ちなみに年齢は28歳。なんとライバルとの最終決戦に臨んだ時のこの人よりも年下である。
また、ポップンミュージック CS8にて、ゲームのテーマ曲「Beyond the bounds」(sana歌唱のアレンジ版)の収録にあたって、ケンとともにポップン風の絵柄で描かれた。⇒公式サイト内 キャラ紹介
忌まわしき過去
バフラム軍に籍を置いていた頃は、20代半ばでありながら【03中隊のエース】でありバフラムのエース中のエースに君臨するほどの圧倒的な操縦技術と指揮能力、カリスマの持ち主であったことが明かされた。
ある時コロニー「アンティリア」へのメタトロンの護衛任務を終え、駐留地の衛星カリストに戻った際、地平線を埋め尽くす規模の地球連合軍部隊に待ち伏せを喰らってしまう。
ディンゴはすぐに援軍を要請するも上官のノウマンからは『・・・諦めろ』と却下され、仲間達には『援軍が来る』と言って励ましながら懸命に連合軍の部隊を撃退していった。
気が付くと連合軍は撤退していたが味方部隊はディンゴを残して全滅してしまった上、カリストにいた民間労働者達も巻き込んでしまった。部下を喪い民間人にも犠牲を出してしまった後悔から、『二度とバフラムには戻らない』と決意、以後はカリストの民間労働者として生活していた。