概要
物語序盤、木星の衛星カリストに襲撃してきた武装集団『バフラム』と戦う主人公・ディンゴの前に現れたケン。
その目的は、ディンゴが乗り込んだオービタルフレーム・ジェフティの奪取であった。
仲間の採掘工たちを守るため戦うディンゴを、ケンが阻む――。
はいだらー誕生の瞬間
ケン「見つかったからには渡してもらうわ」
ディンゴ「バフラムがカリストになんの用だ」
ケン「へぇ、ただの採掘工じゃないようね」
ディンゴ「そこを通せ!」
ケン「はいだらー!」
Q.おわかりいただけただろうか。
A.わけがわかりません。
いきなりの脈絡のない奇妙な叫びである。
その分、プレイヤーには多大なインパクトを与えたが…。
当然『はいだらー』などという言葉は実際には存在せず、脚本家の村田周陽により創りだされた造語である。
村田氏によると、気がつけば脳内でケンが「はいだらー!」と叫んでいたらしい。んなアホな。
そんなわけでこの言葉はファンの間で大人気となり、現在に到るまで愛され続けている。
まさしく、『はいだらー』はケンの代名詞といえるのである。
インパクト大なためか、『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』のOPでも、言っている。
(表示時間2:40あたり)
さらには、『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』の公式サイト内の「ReBoot Guide」の中のHDのルビに「はいだら」と振られている。
その他のはいだらー
METAL GEAR SOLID PEACE WALKER
プリセット無線(定型文で行う簡易チャット)で送れるメッセージの一つとして登場。CV大塚明夫の「はいだらー」が聞ける。デイヴィッド・ヘイター吹き替えの英語版でも台詞は同じく「Haidaraaaaa」。
メッセージカテゴリは「Defense」で、「耐えてみせる!」などのメッセージと同様にチームの防御力アップ効果を付与することができる。
ANUBISでは売り言葉に買い言葉のような形で勢い良く発せられた「はいだらー」であるが、実は押し通ろうとするジェフティを阻止するという防御的な意味合いの掛け声だったのかもしれない。
Metal Gear Solid V:The Phantom Pain
スネークの装備として「ハンド・オブ・ジェフティ」というバイオニックアームが登場する。
ジェフティのサブウェポン、ウィスプと同様、照準を定めた敵を手元に引き寄せることができて、発射する際にスネークが『はいだらー』と叫ぶ。(ウィスプは元々アージェイトの装備)
ちなみに、キーファー・サザーランドがスネーク役を務めた英語版でも、ちゃんと『はいだらー』と叫んでいる。
アニメ『チャージマン研!』
第25話『雄一少年を救え!』にて空耳として「はいだらー」が登場、ファンの間で定着している。
さらに同話内では「らりるれ火事だー」と聞こえるセリフもあり、チャーケニスト達は同様の意味としてこれを使用する事もある。
尚、本来の台詞は「火事だー」「助けてくれ、火事だー」だとされる。