概要
エジプト神話の天空神であり、ハヤブサの頭を持つ現世の統治者。
エジプトの王者〈ファラオ〉はホルスの生まれ変わり。
エジプト神話
オシリスとイシスとの間に生まれた子。古代エジプトではその名はヘル、ホルというふうに発音された。
エジプトの王者〈ファラオ〉はホルスの生まれ変わりとされる。一般に、天空と太陽の神として知られている。主に頭が隼で体が人間という姿をしているとされる。オシリスとイシスの子でありセトの敵対者というのが有名。また牝牛の女神ハトホルを妻とすることもある。
ホルスは父オシリスの死後、父の跡を継ぎ現世の統治者となっている。ちなみに同じエジプト神で同じ太陽神としてラーが存在するが、しばしば同一の存在と扱われる事がある。同一として扱う場合、ラー・ホルアクティという名になる。この他ハルポクラテス、ハロエリスなど地域や時代によって様々なバリエーションのホルス像が生まれている『エジプトの死者の書』ではメジェドという名の彼の一相が登場する。
西洋魔術
アレイスター・クロウリーの創始したテレマにおいては「ヘル・ラ・ハ」として取り込まれている。クロウリーが関わったタロット「トート・タロット」では「太陽」にその姿が描かれている。「ヘル・ラ・ハ」は二つの面(ラー・ホール・クイトとホール・パアル・クラアト)をもつ二重神とされる。
それを象徴してか、前述のトート・タロットでも双子の姿で描かれている(外部リンク)。
関連タグ
ヌマ・O・・・『特捜戦隊デカレンジャー』の鳥型宇宙人で、出身星がホルス星。
ブラックアダム・・・DCコミックスのヒーロー・シャザムの宿敵。エジプトの6柱の神々から力を得たヴィランであり、ホルス神からはスピードと飛行能力を与えられている。
同性愛・・・セト神が養子となったホルス神の股下に挿入した。という神話が残っている。セト神とホルス神が描かれるときは豊穣と同性愛的なものをあらわしたという。
小鳥遊ホシノ・・・「暁のホルス」の異名をとる。また、オッドアイである等ホルスをモチーフとしてる節がある。
キャラクターとしてのホルス
十二支の丑(牛)がモチーフのキャラクターについて知りたい方は
以下のリンク先よりどうぞ。
グランブルーファンタジーに登場する星晶獣。2022年2月17日にホルスHLとして実装された。
ドラゴンクエストⅥに登場するホルストックの王子。年齢は15歳。
『真・女神転生Ⅱ』から登場した悪魔
種族は霊鳥ではなく、「魔神」(「アバタール・チューナー」シリーズでは「飛天族」)。ペルソナシリーズでの対応アルカナは神話に倣って「太陽」となっている。
エジプト神話でお馴染みの隼の頭を持つ神ではなく、太陽のような御光に包まれた猛禽類の姿をしているのが特徴。
得意属性は太陽神であるからか、ハマ系やサポート系。『アバタール・チューナー』ではマハジオダインやマハブフダイン、『デビルチルドレン』ではマグナス(地変系)、『ペルソナ4』ではマハガルダイン、『D×2』ではマハラギを習得するなど様々な属性の魔法を扱う。
『デビルチルドレン』シリーズではカミ(あるいはトリ)の悪魔として登場し、こちらのデザインはエジプト風の身なりをした鳥人という元ネタに準じたデザインとなっている。
アニメ版では第39話「ホルス!偉大なる太陽と月の支配者!!」にて登場する。
ホルスの4人の息子をモチーフとしたテーマ