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オシリス

おしりす

エジプト神話における大地と冥府の神。 最初期の神族・ヘリオポリス九柱神の一柱であり、地上を飢餓と食人習慣から救った偉大な王。 だが、その才能に嫉妬した弟・セト神によって謀殺され、その末に冥府の王となった。 最初にミイラになった人物ともされる。
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曖昧さ回避編集


概要編集

生産を司る農耕神にして、死後の世界にて死者の審判を執行する冥府神

女神ヌトと大地の男神・ゲブのあいだに生れた四兄弟の長男。

妹である復活の女神イシスを妻とし、息子に天空神ホルスがいる。


容姿編集

ファラオとしての王冠包帯で巻かれたミイラの体を持ち、肌は大地を表す茶褐色、もしくは新緑を表すとされる。


統治者としてのオシリス編集

飢餓と食人の悪習に侵されたエジプトを、知恵の神トトと協力して救い、農耕や小麦粉の生産を広め、パンワインの製法を人々に伝授したという。

類稀な治世で人々から親しまれた良き王であったが、その才能を弟であるセトに妬まれ、謀殺されてしまう。


冥府神への転身編集

ある時、セトはオシリスの誕生日の祝いに彼を自分の館に招き、あるゲームを提案する。

それは「目の前に用意したを体のサイズの合う者に贈る」というもので、皆、酒が入っていたこともあって意気揚々と参加した。

誰のサイズにも合わなかったが、何と最後に入ったオシリスにはぴったりだった。

そしてそのタイミングを見計らい、全員がオシリスの入った棺に素早く蓋をし、溶けた鉛を流し込んで殺害に及んだ。これこそセトの計略だったのである。


棺はナイル川に流されるも、それをイシスが探し当て、復活させるべく一時的に川岸の茂みに隠した。しかしセトはこれに勘付き、復活を阻止すべく肉体を十四に分割して再びナイル川に投げ入れる。これをまたイシスが拾い上げて繋ぎ合わせるものの、男根だけは大魚に呑まれてしまったため、完全復活は叶わなかった。

その後、地上の険悪な様相に疲れたこともあり、オシリスは冥府に留まってその地を統括し、魂を裁定する裁判官としての役に就く事となった。


のちに、彼の仇たるセトは息子ホルスによって討ち取られることになる。


最初にミイラとなったファラオ編集

イシスのおこなった復活の儀式というのが、ずばりミイラ作りの原典であり、そういった意味ではオシリスは最初にミイラにされたファラオであるといえる。


関連タグ編集

エジプト神話

冥王 閻魔

イシス セト ホルス

オ尻ス

創作関連編集

オシリスの天空竜(遊戯王)

ダニエル・J・ダービー・・・スタンドの名前がオシリス神(ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース)

オシリス(グラブル)

※なお、ダジャレなのかコレに引っかけたイラストも多い

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