エジプト神話に登場する天空の女神。ヌート とも
概要
ヘリオポリス神話では大気の神シューと湿気の神テフヌトの子供。
ハグハグと、それ以上をして毎日を過ごしていたゲブと彼女に怒った、祖父にあたるラーにより、父神シューを間に突っ込まれて引き離され、天と大地は別れたとされる。
指先と足先で大地(ゲブ)に触れ、弓なりになった腹部に星が輝き、大気たるシューがこれを支える。
神話では、上記のような状態になってなお反省もなにもないのにさらに怒ったラーは、妹を「あっち」へ片づけてしまった。
片づけられ先で妹命で義侠心に熱い神に相談し協力を取り付ける機会を得(「チェスでラーと勝負して勝った」説と「魔法によるいかさま賽子でラーと勝負して勝った」説がある)、「一年(360日)の日にプラス五日」と共に兄の元へ帰られた妹神には、はらわたの煮えくり返ったラーにより、まんこへ「ここからひられた子供が争う」呪いというおまけが付いていた。そのため、後に出来たオシリス、イシス、セト神、ネフティスの諸神は、「妹二柱が「オシリスおにーたんだーいすき」な状態で、セトが兄をだまして切り刻んでどうのこうの」という大変アレな状態になった。
兄神ゲブと夫婦説が普通であるが、原初の海ヌンの嫁 という話がある。
セレマ教
アレイスター・クロウリーの「法の書」では、無限の空間、無限の星々を司る北の女神ヌイトとして登場する。
無限小の点を司る南の神ハディートと対になる存在であり、ハディートと結合する事でラー・ホール・クイトを生む。
セレマ的小五芒星儀式では北の方角、左方、風の元素に対応する。