曖昧さ回避
- ハヤブサ科ハヤブサ属に分類される鳥類。 ⇒ 本項で解説
- 「はやぶさ」、「ハヤブサ」などの漢字表記。
- 日本の人名および架空のキャラクター名。
- 旧陸軍の戦闘機の愛称。 ⇒ 一式戦闘機
- 鳥取県八頭郡八頭町にある若桜鉄道の駅。 ⇒ 隼駅
- スズキが製造販売している大型バイク。 ⇒ 隼(バイク)
- 松下電器産業（現パナソニック株式会社）が販売した掃除機。 ⇒ 隼(掃除機)
概要
パワーよりスピードを生かした狩りをする猛禽類。
大きな目、鉤型の鋭い嘴、先細りの翼を持つ。
全長45cm前後、全開翼長120cm前後の体格をもつ、中～大型の猛禽で、頭から背中、翼の外面に至る濃い灰色と、腹部の白・黒・灰色の斑模様が特徴。
鷹や鷲とは少し違う“ハヤブサ科”という特有のカテゴリを築く種でもある。
かつてはタカ目に分類されていたが、解剖学からのアプローチでは骨格などの内部構造が他のタカと色々と違っているのは以前から知られていた（そのため、タカ目とは分けてもいいのではないか、という提案もなされていた）。そして昨今のDNA解析によりタカ目よりやや遠く、スズメ目やオウム目と姉妹群と見られるようになり、ハヤブサ目ハヤブサ科として正式に分離された。実際、ワシやタカ（共にタカ目）が地上や樹上の獲物を強襲するのに対し、ハヤブサは飛びながら空中で獲物を仕留めるという点で大きく異なる（ハヤブサ科には中南米生息のカラカラ類という小グループがおり、彼等は二次的にハゲワシ・ハゲタカのように進化しておりハヤブサ科の異端児といえる。カラカラ類は他のハヤブサのように飛行する獲物を狩らず、地上を歩き回っては小動物を捕まえたり、死肉をあさる）。ワシ・タカとハヤブサの外見が似ているのは「大型の獲物を襲う狩りをする」という行動様式に特化した結果の平行進化とみられ、両者はそれぞれ別の祖先から、「地上や樹上で停止した状態の獲物を襲う」「飛行する獲物を飛びながら襲う」という互いに違うやり方で獲物を確保する進化をしていったと思われる。
南北の極地を除くと、実に世界の7割以上の地域に分布域を持つ、猛禽としては広範囲で現存する種である。同時に日本の「シマハヤブサ」を筆頭に、多くの種が餌となる鳥の農薬汚染から来る間接被害によって、近年では絶滅危惧種に追い込まれている。
そのため人間による保護活動の盛んな鳥でもある。
ハトや小鳥などを主な獲物とし、飛んでいる獲物に空中で襲い掛かり、蹴り殺して捕食する。タカと共にハヤブサも鷹狩で用いられる。
巣作りをしない鳥で、おもに断崖などの窪みを巣の代わりに利用する。
地球上最速の生き物として知られ、獲物に急降下する時のスピードは時速400km近いことが計測されている。
その飛翔能力から、鉄道や戦闘機、バイクなどのニックネームとしてしばしば用いられる。
『隼』をモチーフとしたもの
架空
（※作品名五十音順）
実在
（※名称五十音順）
『隼』という名の人物・キャラクター
架空
（※作品名五十音順）
実在
（※人物名五十音順）
![[オリキャラ]隼の騎士ライナス](https://i.pximg.net/c/128x128/img-master/img/2009/02/25/01/01/28/3228707_p0_square1200.jpg)
