概要
1955年11月16日生まれ。本名:米村 喜洋(本名で活動していた時期もある)。「國村隼」という芸名の由来は、自身が「國」という字が好きであるからとのこと。
熊本県八代市生まれで、0歳のうちに兵庫県尼崎市に転居。小学校2年の時に大阪市へ移った。
1981年、『ガキ帝国』(井筒和幸監督)で映画デビュー。その後、数々の映画、ドラマに出演。1989年『ブラック・レイン』にヤクザ役で出演。
1997年、河瀨直美監督が第50回カンヌ国際映画祭で日本人初のカメラ・ドールを受賞した『萌の朱雀』では田原孝三役で映画初主演。
長らく映画中心の活動をしており、阪本順治や崔洋一の作品には常連出演している。
2016年に公開された韓国映画「哭声/コクソン」(ナ・ホンジン監督)に出演した。同作は韓国で動員700万人を超える大ヒットを記録し、國村が演じた役のインパクトも現地で話題となり、そのことから、2016年韓国で最も権威のある映画賞「第37回青龍賞」で男優助演賞と人気スター賞を受賞した。
一方、ドラマではその強面や声質から、悪役や権力者の役を演じることが多い。
2006年には『芋たこなんきん』で主人公の夫・徳永健次郎(カモカのおっちゃん)を演じ、代表作の1つとなる。