ウィング!
オーソライズ!
プログライズ!
Fly to the sky!フライングファルコン!
"Spread your wings and prepare for a force."
曖昧さ回避
- 仮面ライダーゼロワンのハイブリッドライズの一つ→本稿で解説
- 仮面ライダー迅の形態→フライングファルコン(迅)
概要
フライングファルコンプログライズキーで変身する派生形態で、アーマーカラーはマゼンタ。
変身音声の英文は「空へ飛び立て」/「翼を広げ、風力を受け止めろ」と言う意訳だが、『変身講座』では或人から「スプレー缶のゴミ出しはプリペイドカード式?」と空耳されていた。
他の形態同様ライジングホッパーのアーマーが変形・移動しており、マスクは左右に分割し側頭部に装着される。
変形パターンは現在設定画のみ公開されている形態と類似するが、こちらは胴体の装甲が肩部に移動している点で異なる。
第6話でプログライズキーを迅に奪われてから第16話で奪還されるまでこの形態への変身が一時不能となり、第17話で12話ぶりに再登場を果たしたが、それが最後の登場となってしまった。
スペック
身長 | 194.0cm |
---|---|
体重 | 85.5kg |
パンチ力 | 8.6t |
キック力 | 27.2t |
ジャンプ力 | 17.5m(ひと跳び) |
走力 | 4.2秒(100m) |
飛行能力が付加され、高速戦闘に優れる。最高速度はマッハ2。
スーツには高速飛行しても装着者に負担が掛からない様に血圧等を調節する機能が備わっており、安全性にも優れている。
フライングファルコンプログライズキー
ウィング!
ハヤブサのデータイメージ「ライダモデル」が保存されている。カラーはマゼンタ。
飛行能力を持つオニコマギアに対抗すべく、第4話で製造した。
第6話で別個体のオニコマギアに奪われ迅の手元に渡り、以降は彼の変身に使用されている。
第16話で迅が破壊されたのと同時にゼロワンが奪還。
必殺技
- フライングインパクト
背中に翼を生やして飛びかかり、敵に組み付いて回転し投げ飛ばす。
そのまま飛行して追撃し、超高速の跳び蹴りでトドメを刺す。
後述の『劇場版ジオウ』で披露されたが、TV本編では一回も使用していない。
ゲーム『memory_of_heroez』では反転キックとして使用された。
ガンバライジングでの必殺技
- フライングギガインパクト
背中にビームウィングを発生させてすれ違いざまに切り裂いてダメージを与え、キックでトドメを刺す。
派生形態としての特徴と活躍
ゼロワンverが翼無しで飛行する姿は何処となくスカイライダーを思わせる。
またゼロワンに装着される時のフライングファルコンのアーマーが、ショッカーのロゴマークに見えると言う意見もある。
本編に登場するアイテムの中でも、アサルトグリップは通信衛星ゼアにより複製されている一方、プログライズキーそのものについては、本編では一切複製が行われなかった。これは本編中で奪われたこのキーに限らず、スティングスコーピオン等の本編前に奪われていたキー、クラッシングバッファロー等の何者かに盗まれたキーも含めてである。
戦闘データが入ってるという設定が存在しているため、それが関係していると思われるが、詳細は不明。
なお、本編では複製されることが無かったが、インベイディングホースシュークラブを皮切りに最初から量産型であるキーが複数登場し、続編にてソルド用に既存のキーの複製品も登場している。
本編では必殺技を使わないまま敵に奪われ、メインの映画でもハイブリッドライズの中では唯一出番が無く、ようやく奪還したと思えば新ライダーの引き立て役として能力をコピーされてしまうという、敵に利用されてしまう事の方が多い形態でもある。
ただ、この形態は上述するように必殺技を使ってゾンジスを撃破している為、シャイニングホッパーやアサルトホッパー一辺倒ではなく、劇中に登場したハイブリッドライズはみんな一定の活躍があることや、そもそもメインライダーの基本フォームとして抜擢されている後述のゲーム作品での扱いなどから、実はかなり優遇されている。
また、このような扱いながら或人は「俺の鳥ちゃん」とも口にしており、取り戻して喜ぶ愛着があることは描写されている。
同じ特徴を持つライダー
同じキーアイテムで別のライダーが変身する事は過去にもあったが、全く異なる姿になるのは非常に珍しく、この場合は「同じアイテムを違うベルトで使用して変身する」である為、一番近いのはダブルのジョーカーサイドの形態とジョーカー位である。尚、これはライジングホッパーと仮面ライダー001も該当する(変身者は同じだが)。後にゼツメライズキーでもジャパニーズウルフを使った仮面ライダー亡と仮面ライダーオルトロスバルカンと言う全く異なる姿のライダーが登場した。
(一応オーズのサラミウオコンボと仮面ライダーポセイドンやバットエンジンフォームと仮面ライダーマッドローグも該当するが、サラミウオは放送終了後に玩具で追加された形態で、バットエンジンは設定はあるが本編未登場である)。
先行登場
『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』ラストで仮面ライダーゾンジスと交戦した際に変身。
ゾンジスのミサイル攻撃を高速飛行で難なく振り切り、必殺技の「フライングインパクト」を発動し撃破した。
なお、公開当初は演出の方向性が違っていた為か、必殺技を発動する際に登場する文字演出が存在しない。
また、ゼロワン第1話放送後に公開されたWeb動画『ゼロワン変身講座』で本編に先駆け変身。
だが、本編への登場はフライングファルコンより後に発表されたバイティングシャークに先を越された。
尚、変身講座の変身シーンは上記の劇場版の映像が流用されている。
ゲーム作品
ゼロワンにとっては初のアクションゲーム。現状ハイブリッドライズの中では強化形態であるシャイニングホッパーを差し置いて唯一登場が決定しているという破格の待遇を受けている。
こちらでは羽らしき飛び道具を発射する能力を与えられている。
余談
プログライズキーの中では最初に発売され、先行登場や変身講座で初披露されたハイブリッドライズなだけあって、最初に活躍するフォームとして予想されていたが、本編最初に活躍したハイブリッドライズはまさかのバイティングシャークであった為、驚いた人が多かった。
フライングファルコンプログライズキーで変身した2体の仮面ライダーのスーツアクター達(ゼロワン役の縄田雄哉氏と迅役の永徳氏)は2年後の仮面ライダーリバイスで2大主役ライダーのスーツアクターを担当する事になる。
発展モデル
第25話で登場。フライングファルコンを進化させたプログライズキー。
関連動画
関連タグ
仮面ライダーゼロワン ゼロワン(仮面ライダー) 仮面ライダー迅
フライングファルコン(迅):迅の方のフライングファルコン
ドラミング響鬼:フライングファルコンの変身音を基にしている。
玩具先行発売
フライングファルコンプログライズキー → ピーターファンタジスタワンダーライドブック
タカキリバ、ニュートン魂、ゴリラモンドフォーム:各作品の一つ前のライダーの夏映画に先行登場した当時の新ライダーの派生フォーム繋がり。映画で華々しい活躍をした割にTV本編での出番が少なめだった点も共通している。
仮面ライダーディケイド:ボディーと顔の配色が同じ。主体の色がマゼンタなのも共通。
スカイライダー:同じく背中に翼を出さずして飛行できるライダー。