The roar of Victory!ジャパニーズウルフ!
"Awakening the instinct of a beast long lost."
概要
『仮面ライダーゼロワン』に登場するゼツメライズキー。
仮面ライダー亡及び仮面ライダーオルトロスバルカンの変身に使用される。
形態名で扱われないのは、仮面ライダー雷と同様にゼツメライズキーを使う仮面ライダーに原則的にフォーム名は存在しない為である(仮面ライダー1型はこの例に該当しない)。
英文を意訳すると「長きに渡り失われていた獣の本能を呼び覚ます」
オルトロスバルカンの場合の「two」の部分が「a」に変わったのみである。
ジャパニーズウルフゼツメライズキー
哺乳類の絶滅種「ニホンオオカミ」のデータイメージ「ロストモデル」が保存されているゼツメライズキー。カラーはホワイトシルバー。
通信衛星アークが滅亡迅雷フォースライザーと共に作成し、亡に手渡した。
ゼツメライズキーとしてもプログライズキーとしても異質のゼツメライズキーであり、ゼツメライズキーを用いて変身する仮面ライダーサウザーのアウェイキングアルシノや仮面ライダー1型のロッキングホッパーのように名称が「~ing+動物の英名」でもなく、仮面ライダー雷のマギア用のようにマギアの名が明記されたゼツメライズキーとも異なる。そのため、この仕様のゼツメライズキーはジャパニーズウルフのみとなる。
ただ、モデルになった生物自体が「ニホンオオカミ」という名称なので、命名法則自体は通常のゼツメライズキーと何ら変わりはない。
ロッキングホッパーに関しては、あれそのものが最早プログライズキー及びゼツメライズキーのオリジナルと言える存在な為、違うのは当然と言えばそうなのだが。
第37話で初登場、亡が仮面ライダー亡への変身に使用。
第44話では亡が不破諫に投げ渡し、いつものようにこじ開けられオルトロスバルカンへの変身に使用された。この時、なぜか起動音がプログライズキーのように高くなっていた。また、不破の使用中も亡とはリンクしていたらしく、亡がオルトロスバルカンのバックアップを行っている。
オルトロスバルカンの必殺技時に出力がオーバーロードしてしまい、遂にはエイムズショットライザーごと爆散してしまい使用不能となった。
その後「ファイナルステージ」やVシネクスト「ゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷」では亡が変身に使用していた為、本編最終回からファイナルステージまでの間に何らかの形で修復ないし再生産されたと思われる。
モデル
モデルの「ニホンオオカミ」は、19世紀に日本の本州、四国、九州に生息していたオオカミの一種。「ニホンオオカミ」という名称は明治時代になってからのもので、以前では「ヤマイヌ」とも呼ばれている。
ツキノワグマとともに生態系の頂点に君臨していた肉食獣だったが、1905年に奈良県で捕獲された個体を最後に発見されなくなり、絶滅したと考えられている。
また、確認例が少なかった為に明確な資料が少なく、生態についても謎が多い。
大きさは日本の中型犬並みの大きさでオオカミ類のなかではもっとも小型のグループで、足や耳が短いのも特徴。テリトリーに入った人間を認識すると後ろを監視する様に付いて来る習性があり、それが「送り犬」という妖怪のルーツになったとも言われている。
玩具版
「DXメモリアルプログライズキーセット SIDE A.I.M.S.&ZAIA」にメモリアルバージョンが付属。
不破諫・亡の劇中セリフの他、他のメモリアルキーと同様に変身音声と必殺技音声も劇中の演出が収録されている。
通常モードでは亡と仮面ライダー亡の音声だが、エデンゼツメライズキーと同様に長押しによって不破諫と仮面ライダーオルトロスバルカン用の音声に変化する。
ゼロワンドライバーに使用すると通常モードでは「The roar of victory!ジャパニーズウルフ!」、オルトロスバルカン用では「Unbreakable immortal!オルトロスバルカン!」の音声が追加される。
英文意訳は、通常モードでは「勝利の咆哮!」、オルトロスバルカン用では「壊れない不死身!」転じて壊れない=不壊ということで「不死身の不破」か。
関連タグ
仮面ライダー関係
本項では便宜上、仮面ライダーの形態に関するタグも記載する。
ロッキングホッパー:同じく現生する生物のプログライズキーが存在するゼツメライズキーを用いた形態。
シューティングウルフ、アサルトウルフ:同作の狼をモチーフにするライダーの形態。後者はオルトロスバルカンの素体。
スマホウルフフォーム:こちらは他作品で狼をモチーフにするライダーの形態。