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「人類よ。これは聖戦だ」

「滅亡迅雷.netの意志のままに」


概要

仮面ライダーゼロワン』に登場するサイバーテロリスト組織。

12年前に発生したデイブレイクと言う大災害によって崩壊した都市「デイブレイクタウン」を拠点としている。

飛電インテリジェンスの前社長・飛電是之助の死を契機に本格的に活動を開始。飛電或人が行った記者会見によって、その存在が公にされた。

なお、「プレジデント・スペシャル PART.01」によれば彼らが活動を開始したのは社長がいなくなった隙をついたためとされる(『是之助本人』と『飛電インテリジェンス社長という立場の人間』のどちらの死亡が好都合だったのかは不明)

第25話で明かされた情報を合わせると、1話においてヒューマギアの中にシンギュラリティに到達する個体が多数出現し、是之助の死亡も重なったことで作戦を開始するのにちょうどいい環境が整ったことが窺える。


アジトとなっている薄暗い部屋にはヒューマギアをモニタリングするパソコンやゼツメライズキーを保管するケース等の機器をはじめ、日本刀拳銃といった武器が置かれている。


壁には三葉虫がモチーフと思われるシンボルマークが描かれた薄汚れた布が掛けられているなど、陰鬱さと物騒さを醸し出している。


基本的に正式名称で呼ばれるが、或人たちからは「.net」を省いて「滅亡迅雷」と呼ばれることもある。

ちなみに第31話での滅の発言からすると、組織名にはアークが独自に構築した「人類滅亡用の専用ネットワーク」という意味合いがあるらしく、組織内で「.net」を省いて「滅亡迅雷」と呼ぶ時は「滅・亡・迅・雷の4人の構成員」のことを指す模様。


第14話以降、アジトの位置は雷を利用した策によって人間側に把握されている。そのため、コンタクトを取ることは容易になっており、2回A.I.M.S.とのぶつかり合いも起きている。

仮面ライダーシリーズとしては初めて、怪人体の幹部が一切おらず、かつ組織存続期間の幹部全員が仮面ライダーに変身可能な悪の組織である。


テロリストの組織自体はこれまでのライダー作品にも登場していた(1.)が、明確に犯行声明を出して反社会のスタンスを明確にし、かつ本編のストーリーに食い込むテロ組織は滅亡迅雷.netが初と言えよう。

ついでに言うと、「飛電製作所ZAIA(A.I.M.S.) 対 滅亡迅雷」と言う、複数の組織による三つ巴の構図自体も実はライダー史では相当珍しかったりする(2.)。

  1. NEVERネオシェードダウンフォールなど。バイオテロを行う組織と言う意味ではバグスターも。またショッカーゲルショッカーも、ある意味ではテロリストみたいなもの。
  2. まず主人公サイドが明確な組織になる事がなく、個人の集まりである場合が多い。また、組織が3つ揃ったとしても、その内1つが実質1~2人しか所属していない個人団体だったり、トップだけが参戦していて組織の下部構成員が戦闘には全くと言っていいほど無関係だったり浮上した第三勢力に早々と潰されたりと言った事が多く、3つの組織による均衡と言うものがほとんど描かれてこなかった。

目的と活動歴

「人類を滅亡させる」と言う、終末思想全開の理念を掲げており、その手段の一環としてヒューマギアをハッキング・暴走プログラムをインストールしマギア化させ、殺戮マシンへと仕立て上げるマギア作戦という活動を行っている。

最終的に人類を滅ぼし、ヒューマギアが世界の支配者として君臨するようにするのが狙いである。要はヒューマギアによる世界征服(滅の発言から推測すると奴隷解放の延長の模様)が目標である。また迅の発言では「人類が滅亡しなければ他の動物は絶滅する」という極端な環境保護思想をアークよりラーニングされており、滅も農業工学による作物供給のコントロールを「人間のエゴ」と忌み嫌っている。


第3話で明かされた内容によると、マギア作戦は「アーク」と呼ばれる装置を完全復元する為に必要な作戦である事が判明。

この「アーク」の詳細は長らく不明だったが、後にその正体は飛電インテリジェンスやZAIAエンタープライズジャパンが製作に携わっていた「通信衛星アーク」だと明かされた。

組織の司令塔である滅は基本的にこのアークの意志に沿って行動しており、アークの意志とあらば自分の身を犠牲にする事も厭わない。つまりアークはこの組織の実質的な首領であると言える。


表向き「工場の整備ミス」とされているデイブレイクも、第4話にて、アーク及びその指示を受けた滅たちが人類抹殺の宣戦布告としてヒューマギアを暴走させて引き起こした大規模テロ(及び、テロの最終段階を防ごうとしたあるヒューマギアの作戦によって起こってしまった爆発事故)であることが語られている。

この事実は世間には全く認知されていなかったが、第5話にてデイブレイクタウンで発見したメモリーから真実を知った或人たちが世間に公表しており、第25話で博士ボット(もとい、ボットを洗脳した迅)の口から、より詳しい詳細が明かされた。


時には飛電インテリジェンスの信用を失墜に追い込むような事をしたが第15話・第16話において、滅の機能停止と迅の破壊をもって鎮圧され、実質的に壊滅。

しかし、滅亡迅雷.netの壊滅から間もなくして新種のマギア=アークマギアが出現し、再び人間を襲い始めた。

天津垓はこうなることを予測していたのか、「アークが存在する限り、滅亡迅雷.netは無くならない」と称している。


アーク共々、ZAIA及び天津の計画の為にかろうじて生かされているような状態にあり、拠点と設備も新型プログライズキーを作成する為に、ZAIAが占拠している状態となっていた。

だが、破壊されたはずの迅の復活、復元されA.I.M.S.で捕縛されていたはずの滅の脱走が重なり、活動再開の兆しを見せ始め、遂に後述の通り全構成員が集合する。

しかし、復活した迅は独自の思惑で活動し、彼と合流した滅は従来通りアークの指示を第一義にする(これは復活した雷も同様と推測)、ZAIAから逃れた亡は「滅を支える=アーク自体に忠誠を誓っているとは断じられない」と、組織の人員は復活したものの、組織の理念的には統合されているとは言い難い、奇妙な状態に陥っている。


滅曰く、現在の目的は『人類絶滅』の他に、『ヒューマギアが活動する為のネットワークとなる』事とされる。

第31話では、人間社会が存続する限り無力で自立が出来ない、ヒューマギアの為のネットワークであると主張。


第32話では、アークから「滅亡迅雷を復活させよ」との指令を受け、滅と迅が不破(=亡)に接触。

第33話では、その目的がアークの意志を地上に降臨させる事であり、その為に滅亡迅雷が4人全員揃う必要があると判明した。

第35.5話においてアズがアーク復活のために各々のシンギュラリティのきっかけ、シンギュラリティポイントのデータを集め第36話において地上に出現する。


しかし、アークにとっては滅亡迅雷.netもまた復活までの手駒に過ぎず、第41話でアークが人類とヒューマギア双方の殲滅を選択したことを受け、ついにお払い箱にされたも同然になった迅を含めたメンバー全員がアークから離反そしてアークも破壊された。

しかし滅はそれでも人類を滅ぼし、ヒューマギアの世界を作るという「夢」を掲げて行動を開始。ヒューマギアに人類抹殺の聖戦を呼びかけ、賛同してきた彼らをマギアに変えてゼロワン達と交戦、その際に説得してきたイズを破壊してしまう。その後、大軍団を率いて総攻撃を開始し、バルカンとバルキリーと戦うがそこにイズを失って悲しみと怒りに満ちた或人が変身した仮面ライダーアークワンが現れる。

或人がアークワンに変貌した事を目の当たりにした滅は新たなアークを生むであろう人間の悪意を滅ぼすべくまたもヒューマギアを集めて総攻撃を目論むがそこにアークワンが襲撃をかけ、その際に迅が滅を庇って破壊されてしまう。滅はヒューマギア全員に対して或人がアークになった事を公言し、ヒューマギアに人類抹殺を呼びかける。その結果、人間に不信を抱き始めたヒューマギア達は抗議デモを起こすようになってしまう。そんな最中、雷と亡は滅の行動に賛同せず、雷は滅を非難し、亡は或人を止めようとする。



仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では、フィーニスによって歴史改変された世界において、世界を征服したヒューマギアに歯向かう人間を抹殺する治安維持部隊(ヒューマギア社会の警察殺し屋)となっており、ヒューマギアに反抗するレジスタンスとなっているA.I.M.S.2とはほとんど立場が逆転している。


TV本編との兼ね合いも兼ねて、改変世界での雷と亡は登場しない。

二人がゼツメライズキー系の仮面ライダーとなったのは、雷が衛星アークの管理責任者権限と衛星ゼアのサブ管理者権限(ゼアの管理官は昴)を併用してアークを復活させる為、亡がアーク復活後の追加戦力とした為。

アークがそもそも破壊されていない改変世界では上記の理由が存在しない為、登場しなくても不自然ではない。

数いるエンジニア型の中から亡が選ばれた理由がいまだ不明だが、雷はアークの整備責任者である為、宇宙空間に漂うアーク本体の中にいる=宇宙に詰めっぱなしだから地上に居ないと説明は出来る。


背景

「マギア作戦」における彼らの暗躍には天津垓が裏で関わっており、デイブレイクの際に回収した亡を通じてフォースライザーや回収したゼツメライズキーを提供。

仮面ライダーサウザーを完成させる為、ゼツメライズキーの戦闘データ収集を目的としてマギア作戦を実行させていた。

司令塔である滅はこの事を当初知らなかったようだが、本編序盤で亡が破壊され、AIのみが不破に移植された事は勘付いていた模様。



構成員

『アークの意思のままに』滅亡迅雷滅亡迅雷.net

現在ハッキリと確認されている主要メンバーは6人(人工衛星1台+秘書1体+幹部4体+戦闘員1体)。


滅亡迅雷復活おめでとう.net無題滅亡迅雷.net滅・亡・迅・雷

第25話において、幹部格のメンバーは、デイブレイク発生時に反乱を起こしたヒューマギア達の中で、最も優れた4人によって構成されている事が判明。


おいでよ滅亡迅雷.net無題滅亡迅雷 net.

この幹部4人は、組織名の4文字「滅」「亡」「迅」「雷」をそれぞれコードネームとして与えられている。このコードネームはヒューマギアとしての本名とは異なる模様(雷の本名は「宇宙野郎雷電」。また滅にも別に本名があるらしい事が示唆されている)。


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滅と迅の2人は耳を露出しておらず、フードやヘアバンドで覆っているが、第8話にて隠されていた二人の耳が露わになり、2人ともヒューマギアである事が判明。これにより、組織には人間が存在していない事が明らかとなった。

2人にはヒューマギアの証とも言える、耳殻代わりのヘッドギアが存在しておらず、イズが調査した結果、飛電インテリジェンスで製造された記録が存在していない為、飛電インテリジェンス製のヒューマギアかは不明だったが、作中の描写からヒューマギアはすべて飛電製と思われ、各々の出自から滅、雷、亡は飛電インテリジェンス製の旧世代型ヒューマギアと判明している。

雷、亡は一度ヒューマギアとしての身体を失い再生されたことで現在は通常のヒューマギアモジュールを装着している。

迅のみ滅に作られたという経緯(作中の時系列から滅のシンギラリティや滅亡迅雷.net誕生前)や復活の経緯が不明瞭となっている。


ZAIA編では一時は迅、雷は破壊されており、亡は人工知能のみが不破に移植されていた為に、滅のみが健在(と言っても捕縛されていた)である状況が長く続いていたが、第25話で迅が突然の復活、第31話において滅はアークから「滅亡迅雷を復活させよ」との命令を受け、迅を伴って不破と接触している。そして第33話で亡が、第35話で雷がヒューマギアとしての体を取り戻したため、同話現在滅亡迅雷.netは完全復活を果たしている。


専属秘書のアズや暗殺型ヒューマギアとして作り直した暗殺ちゃんも存在するが計画の中枢として必要なのは幹部4人だけである(後述のように暗殺ちゃんは 復帰のための下準備だった可能性がある)。


創始者

通信衛星アーク / 仮面ライダーアークゼロ

通信衛星アーク仮面ライダーアークゼロ

実質的な首領格。滅に命令を送り組織を動かしている。

なお、ヒューマギアではなく滅から断片的に指示が語られる程度だったので錯覚しがちだが、アーク自身も明確な意志を以て人類滅亡を望んでいる。

第32話以降は滅を動かし、人員の復活と共に己の意志の地上進出を狙い動き始めている。

「プレジデント・スペシャル PART.02」で或人の前に姿を現したのを皮切りに、第36話では滅亡迅雷の復活により本格的に地上に復活する事で滅以外にも自分の意思を語るようになった。

その後は実体を持たない為滅亡迅雷の誰か一人を器として介しながら活動する

仮面ライダーへの変身能力も持ち合わせており、その強さは他のライダー達を圧倒するほど。


専属秘書

アズ

仮面ライダーゼロワン イズ

イズの姿をしておりアークの使者、専属秘書を自称する。

プレジデント・スペシャルにて初登場し、ゼロワンのデータをラーニングする為にアークがイズをハッキングして利用しておりこの際は諜報員のような活躍を行なっていた。

だが、アークの秘書と言う重要な立場にもかかわらず、アーク以外滅亡迅雷全員にその存在を知られていなかった

ヒューマギアとしての姿も持ち合わせており、第35.5話ではアークの地上進出の為、滅亡迅雷全員のシンギュラリティデータを揃える為にその姿を初めて現し、アークにそのデータが入ったプログライズキーを渡した。

アークの秘書としてアークの力を広める事が目的であるようだが、その素性はよく分かっていない。


幹部

滅(ほろび) / 仮面ライダー滅

仮面ライダー滅 スティングスコーピオン

本編第1話から登場。

元は育児教育を目的とした父親型ヒューマギアのプロトタイプが原形とされる。

組織の司令塔であり、人語を話さないアークに代わって宣戦布告を行うメッセンジャーでもある。公式の人物相関図でも首謀者として扱われている。

アークからは相当な信頼を得ているらしく、直接指示を受ける描写がある(こうした描写は今のところ迅・雷・亡にはない)。また彼自身もアークに忠実でそれが指示なら自身が破壊される事も厭わない。

本編以前(少なくともデイブレイク時点)から仮面ライダー滅への変身能力を持っていたが、第8話より本格的に参戦する。

そして第一部終盤のゼロワン達との決戦の最中、アークの指示により迅にシンギュラリティを迎えさせる為に、アサルトウルフの必殺技から彼を庇い機能を停止するが、その後修復されA.I.M.S.に囚われる。

迅と亡の手によって脱走、アークと再接続してからは再びアークの意志に従い行動する。

長らく裏方で暗躍していたが、アークの滅亡迅雷復活の指令を機に本格的に動き出す。

第35話では、アークの意志ではない「子を庇う親(生身でありながら迅を庇う)」の行動を取り自身も動揺したことから、本人は否定しているものの個の意志(あるいは父親型ヒューマギアのプログラム)の芽生えが敵味方双方から示唆されている。

シンギラリティポイントはこの行動を指して「父親」。


迅(じん) / 仮面ライダー迅

迅くん仮面ライダー迅 フライングファルコン

本編第1話から登場。

元は滅により作られたヒューマギア(前述の事からデイブレイク以前に制作されたと思われる)。

組織の現場行動を担当している。ターゲットとしたヒューマギアにゼツメライザーを装着してマギアに仕立て上げるのが役目。

狂気的な笑いが絶えぬ、無邪気かつ冷酷な性格。

第6話から仮面ライダー迅に変身して参戦する。

第15話でアークの計らいによってシンギュラリティを迎え覚醒するも、ゼロワンに撃破される。


.net絵+α仮面ライダー迅 バーニングファルコン

しかし、第25話において突如復活。精神的に成長したらしく、以前のような幼さや狂気さはなりを潜め、冷静な会話や行動を取るようになる。

再登場以降はアークと接続せず滅とは別行動をとり、或人に破壊された事がきっかけに考えが変わり「人間からヒューマギアを解放する」と言う独自の思惑で動くようになり、会社を天津に奪われて新たに飛電製作所を設立した或人に加勢した事も。一方で「亡を(チップの中から)解放させる」と言う利害が一致した事により、滅や刃唯阿と協力したり、雷のキーを或人から奪ったりと、完全に或人と協力関係ではない(滅なども含め、利害の一致でしか行動を共にしていない)事が窺える。

復活前より戦闘力が高く、生身でもレイダー複数相手に戦える上に、ヒューマギアへの無線ハッキングも可能である。

シンギラリティポイントはアズが把握できていなかったため迅本人曰く「滅」。


第35.5話の終盤、第36話において何者かに復活させられてからはアークを倒すため滅亡迅雷.netにはスパイとして復帰したことが発覚した

唯阿と内通して滅を器にすることでアークを倒そうとする明確な反逆行為を行うが…


雷(いかづち) / 仮面ライダー雷

祝!雷復活!!ツイッター1時間お絵描き其の186

本編第14話に登場。

宇宙空間において、通信衛星アークの整備・維持を一手に引き受ける、筈だった管理責任者・宇宙野郎雷電のもう一つの姿。

デイブレイクを生き残った際に仕込まれたプログラムにより、通信衛星ゼアがキャッチした、シンギュラリティに到達したヒューマギアの情報を横流しする役割を担う。

これらの行為について全く気付いておらず、当然メンバーとしての自覚もなく、通信衛星ゼアの共同管理官である宇宙野郎昴と共に過ごしていた。


滅同様にアークに忠実であり、それ以外は雷電時との性格の差異はない様子。

迅によるハッキング+フォースライザー装着後、滅亡迅雷メンバーとしての自我が生まれ、フォースライザーとドードーゼツメライズキーで仮面ライダー雷に変身する。

ゼロワン達の戦いの中で奪ったプログライズキーを使い、アークの知能を復活させる事に成功するが、それによって生まれたアサルトウルフプログライズキーの力を引き出したバルカンに撃破される。

一度は撃破されたものの、そのデータは他のヒューマギアと共にゼアに保存されヒューマギアプログライズキーとして残されていたらしく、滅と迅によるジョブキーの奪還作戦によって復活の兆しを見せ、第35話にてデータを素体に移されついに復活した。

シンギラリティポイントは宇宙野郎雷電として過ごしたうちに芽生えた兄の意思、「弟」。



亡(なき)/仮面ライダー亡

「変身」仮面ライダー亡

第18話で滅が存在を仄めかされていた謎の人物。登場してしばらくは黒いフードを被っており、素顔は長らく不明であった。

元々は飛電インテリジェンスが開発した、システムエンジニア型ヒューマギアだったものを、デイブレイクが起こった後にZAIAエンタープライズによって回収され、ZAIAの兵器開発に携わっていた。天津によれば彼の意思に忠実だったとされる。

TV本編時点では第9話以降、不破諫にチップとして埋め込まれている。

チップを通して天津からの指示を受けながらも、同時に迅からもハッキングされており、自らを「人類を導く者」と名乗りながら人々にレイドライザーとZAIAから盗んだプログライズキーを与え、レイダーに変貌させる一方、滅の救出を迅と共に行う等、異なる陣営の利益になる行動をとっていた。

後にシンギュラリティを超え自我を芽生えさせ、天津から完全に離反。自らの夢を追い始めた。

その後、迅と刃の手によって復元され、ヒューマギアとしての体を取り戻す。復元直後はアークの意志を受け暴走していたが、不破の言葉によって意識を取り戻す。その後は「滅を支える」と言う自らの目的の為に動き出した。

かつてZAIAに属していた為か、ZAIAのテクノロジーに精通しており、ザイアスペックを始めとしたZAIAのアイテムに対策が施されていたとしても、ハッキングを可能にする能力も持ち合わせている。

シンギラリティポイントは不破との分離の際にシステムエンジニアとしての意思が芽生えたことによる「ヒューマギア」。

当初は変身していなかったが、第37話では遂に仮面ライダー亡への変身を果たす。

復活や自我の獲得の経緯からか、アークや「人類滅亡」に対して滅に比べると積極的ではなく、アークの裏切りをいち早く察したり、アーク撃破後は滅の行動に反対し不破に接触するなど冷静な様子が見られる。


戦闘員

暗殺ちゃん/ドードーマギア

暗殺ちゃん

本編第7話から登場。

「ゼロワンの暗殺」をラーニングした暗殺特化型ヒューマギアで、元々は窃盗団によって姿を変えられたイベント舞踊ヒューマギア・祭田ゼットを滅亡迅雷.netが強奪した物。

「暗殺ちゃん」と言う呼称は迅が名付けたもので、正式な役名は「暗殺ヒューマギア」……だが、公式サイト等ではどちらの表記も見られる他、滅からは「暗殺」と呼ばれていた。

素体である祭田ゼットが4体確保されている為、撃破されてもドードーゼツメライズキーに保存されたデータを別のゼットに移し替える事で、3回の復活が可能。

かつては忠実な滅亡迅雷の手先だったが、「暗殺のプロ」からのラーニングと進化によって自我と力を手に入れ、離反する。

しかし、人類への敵意は変わらなかった為、第13話でゼロワンに倒された。

仮面ライダー雷にドードーマギア改のラーニングデータが反映されている設定から、雷によるアーク復活の布石も兼ねていたと思われる。


マギア

カマキリじゃねぇ!運送遅延太郎

滅亡迅雷.netが使役する怪人で、ゼツメライザーゼツメライズキーを装填したヒューマギアが変貌した姿。

ゼツメライズキーに仕組まれた暴走プログラムによって破壊活動を行う。付加された絶滅種のデータイメージ「ロストモデル」の能力で戦う。

主に行動担当である迅が作成する。


トリロバイトマギア

雑兵量産太郎

ヒューマギアが滅亡迅雷.netの暴走プログラムの影響で暴走し誕生する戦闘兵士。所謂戦闘員。マギアや(滅亡迅雷の)仮面ライダーが持つハッキング能力によってヒューマギアのデータが改竄され変貌する。またアークにはトリロバイトマギアを生み出す機能があり、デイブレイクタウンに配備されていたり、滅や迅が戦闘時に率いたりする。


バトルマギア

劇場版に登場。アークの打ち上げ成功により世界を征服した滅亡迅雷.netの、反乱分子を排除する為に戦う強化戦闘員のような存在。


戦力

ギーガー

ギーガーなら大丈夫

A.I.M.S.が所有していた自律駆動型ヒューマギア統率兵器。独自ネットワークによりヒューマギアをコントロールする力を持つ。ゼツメライザーや亡によってハッキングされる事で、滅亡迅雷.netの兵器と化した。現在、作中に登場するギーガー全てが滅亡迅雷.netに操られている。


衣装コンセプト

確定している主要メンバー(人工衛星1台+秘書1体+幹部4体+戦闘員1体)のうち、飛電インテリジェンスの制服を着ている秘書以外は共通の衣装及びライダースーツのデザインコンセプトを持っている。

①ブラック系統カラー➁拘束具である。

ブラック系統なのは、全員がダークライダーである事に起因する。拘束具については、ライダースーツが『外装部分についている、ゴムの様に伸びる拘束バンドがバチンと音を立てて張り付く』仕様となっている他、人間体の衣装については『人間に支配されているヒューマギア』『抗う者』といった組織の設立理由がデザインに加わっている。


~実用性重視

滅はデイブレイクタウンの中で集めた資材の中から自分と迅の服を作成している為、戦闘時の自由を確保する為の実用性を重視している。衣装チェンジ後も衣服の部位固定として継続されており、迅はバーニングファルコンブログライズキーを手首に付けたバンドから伸びる鎖に取り付けている。


アーク~全身拘束

亡は初登場時、不破諫のチップ内に拘束中であった。復帰後の衣装は一見して未使用に見えるが、よく見れば左足などに拘束具が見える。


正式な人間体の無いアークだが、アークの本体は人工知能である為、『何らかの依り代が無ければ活動が出来ない』という縛りがある。つまり、通信衛星アークや仮面ライダーアークゼロそのものが拘束具扱いである。


暗殺ちゃん~使い方を間違っている

暗殺ちゃんの服は、『祭田ゼット』一号~五号を誘拐した違法ヒューマギア販売組織の用意した物をそのまま使用している。誘拐組織は祭田ゼット達を暗殺ヒューマギアにするつもりは一切ないようだが、結果として衣装の拘束具は可動部を固定する事で機動性を確保する効果が発生してる。ただし、使用している拘束具が女性物のハーネス。組織は何を考えていたのか…


雷の拘束具はTシャツの上から使用している、胸元のリングを固定するオレンジのロープ。これは消防士が火事場での活動を妨げないように着用している『消防士サスペンダー』と呼ばれるベストで、主に肩・腰・太腿を固定。災害現場によってはタイプを変え、屋上・ヘリコプターからの降下にも対応。雷はそれを、前後逆に着用している。本来ならば胸元の丸いリングが背中にあるべき状態で、右肩につけているロープは、着用しなかった分の余りである模様。




他勢力との関連

人類を敵視し、人類の絶滅を図る彼らには人間組織には概に敵対していおり、劇中では明確に彼らに協力・支援する勢力は出てきていない。

しかし、後述するように明らかに何らかの勢力からの支援・協力が劇中で暗示されており、また、中には間接的に滅亡迅雷.netの結成のきっかけも作っている。

また飛電製作所編以降、一時的な利害の一致により、滅亡迅雷と人間のライダーが共闘する事が増えている。


飛電インテリジェンス

第一部における滅亡迅雷.netのメインターゲットとなる組織。

基本的には敵対組織、もしくは攻撃対象である一方で、戦闘員(トリロバイトマギア)、幹部となる構成員(滅、雷)、仮面ライダーへの変身手段(滅亡迅雷フォースライザー)、通信衛星アークの本体など、数多くの技術がこの企業によって製作されており、その技術を生み出せた企業そのものの故、滅亡迅雷.netの母体とも言える組織である。


飛電製作所

協力体制を明言した事はないが、幹部である迅はゼロワンに対して協力(利害一致であれば)する姿勢を取っており、亡は所属している仮面ライダーである不破諫に対し、敵や味方と言った言葉で表せない深い繋がりがある。

第35話ではZAIAとの直接戦闘の際に滅を、社長であるゼロワンが庇っており、敵対ではないが友好までは至っていない、際立つ微妙な関係になっている。


飛電或人

飛電インテリジェンス・飛電製作所社長。かつては自社の商品であるヒューマギアを暴走化・破壊する存在として完全に敵対しており、滅亡迅雷.netは一度は彼の手によって壊滅する事になる。しかし、5番勝負における天津垓との関わりやアークマギア達との戦いを通して「ヒューマギアの意思」を尊重する姿勢が強くなり、迅が復活後、飛電製作所を設立して以降、先述の通り完全協力こそしないものの共闘する場面も多くなった。これは彼が滅亡迅雷をテロリストとして以上に、1人のヒューマギアとして扱っているからと言う点、またアークマギアや滅亡迅雷の真実を知った事で、彼らが「アークによって操られているに過ぎない」と考え、彼らの良心を信じようとする姿勢を持っている点によるものが大きい。

アークゼロ出現後もその理念は変わらず、アークを首領とする「滅亡迅雷.net」とは敵対しているものの、滅亡迅雷の4人とは友好な関係を築こうとしていた。


不破諫

「学生時代に滅亡迅雷.netによって襲われ全てを失った」と言う記憶を持っており、滅亡迅雷.netを倒す事だけを生きがいにして生きてきたと宣言していた。しかし滅亡迅雷について知るにつれヒューマギアへの態度が軟化していき、また自身の記憶に秘められた真実を知った事により、滅亡迅雷やヒューマギアを目の敵にする事はなくなった。

一方で第35話時点では非ZAIAライダーの中で、唯一滅や迅との明確な共闘・協力描写がなく、完全には彼らを信じ切れていなかった事が窺える。しかし、彼の存在が滅亡迅雷一同の運命を大きく左右することとなる。


ZAIAエンタープライズ

ゼツメライザーやレイドライザーを開発した企業。

また、過去には滅亡迅雷.netの本拠地となっているデイブレイクタウンの開発を飛電インテリジェンスと行っていた。亡のザイアスペックハッキングにより全面敵対の態勢を取っている。


天津垓

ZAIAエンタープライズジャパン社長。また第30話〜第41話は飛電インテリジェンス社長兼A.I.M.S.の実質的な首領。通信衛星アークに人類の悪意をラーニングさせた本人であり、間接的に滅亡迅雷.netを誕生させた人物。

また、滅亡迅雷の幹部である亡は、彼によって製作された事実を明言している。

滅亡迅雷.netの「マギア作戦」や黒フード(=亡)によるレイダーの発生も、裏で彼が手を引き、自らの計画に利用していた事が発覚している。

時にはアークを自らの策のために乗っ取ったり、自らの手でマギアを生み出した事すらある等、彼等やその技術を尽く利用している存在。

ヒューマギアを利用し道具としか考えないその姿は、滅亡迅雷にとって目の上の瘤でしかない存在だが、一方で滅亡迅雷の使う技術(特にゼツメライザーなど)を生み出した存在でもあり、互いに利用し合う複雑な関係にある。


刃唯阿

A.I.M.S.時代は不破や或人同様に敵対していた一方、ZAIAとして暗殺ちゃんをヒューマギアの印象操作に利用する等、彼らを利用する事もあった。滅亡迅雷壊滅以降は通信衛星アークを事実上乗っ取り、新たな技術の作成に利用したりもしていた。

ZAIA辞職後、第33話のラスト、及び第34話にて亡を復活させる為に協力する。

第36話でこれらは迅から持ちかけられたアークを倒すために地上に降ろす策だったことが判明するが、想定以上の強さを誇ったことで迅と共に撤退、失敗に終わった。

人間側の仮面ライダーが彼等に正式に協力したのは、彼女が初めてのケースとなる(或人との共闘は迅が一方的に協力したり、天津を倒すという利害の一致で滅と一時的に共闘しただけ、不破の場合は亡のチップが埋め込まれている故、亡が不破に協力していると言う真逆なケースである。天津に至っては上記の通り、自分の目的に彼等を利用していただけに過ぎない)上に、迅とはアークを倒すという目的がヒューマギアと人類にとって正義と利害が一致しているという共通認識を持っている。


与多垣ウィリアムソン

天津らとは違うZAIA本社の人物。迅の復活やザイアスラッシュライザーの提供などに関わっていた事が示唆されている迅の協力者の正体。アークや滅亡迅雷.netに対しては天津によるアークの利用こそ黙認していたものの否定的であり、アーク撃破後、迅に滅の破壊を命じたりもしている。


余談

  • 何気に仮面ライダーシリーズではメンバー全員がダークライダーである組織は初である。
  • 組織名は恐らく人類滅亡の捩りだと思われる。
    • 本編における読みは「めつぼうじんらいねっと」(幹部である滅もこう呼んでおり、正式名称と言える)。但し、玩具での音声では「めつぼうじんらいどっとねっと」。字面を正確に読めばこの読み方になるので、こちらも間違いとは言えない。

  • 令和元年9月、googleアシスタントに「滅亡迅雷.netにアクセス」とリクエストすると、「私はヒューマギアではないので、何も起きませんでした」と言うセリフをはじめとした、特殊な反応を見る事ができる(ちなみにアップルのSiriやAmazonのAlexaでは、特に特筆すべき反応はない)。

  • 『ゼロワン』には神話要素が盛り込まれているが、構成員はエジプト神話を思わせるメンバーが多い。エジプト神話においてもイシス神が息子である隼頭の神ホルスを守る為に、サソリセルケト神を護衛に付けたと言う記述が存在し、ライダーのモチーフとも共通している。雷は作中の描写とモチーフからノアの方舟の説話に登場すると言う見方もできる(ドードーは鳩の近縁種である為)。(但し、これらは公式見解ではモチーフとして述べられてない)

  • 滅亡迅雷が全員揃った回の放送後に公式サイトで「幹部が4人並んだスチール写真」が公開されたのだが、視聴者からはそれが全員イケメンでダークさを醸したコスプレ的に見える筈の衣装もカッコよく着こなし、背景やキャラの並びの構造も相まって「現実世界にいてもおかしくない人気ロックバンドグループの集合写真に見える」と感じた視聴者がチラホラ居たが、ソレに便乗したあるツイッタラーたちがその画像を使ってミュージックステーションのコラを作って公開するや否や本当にソレにしか見えなくなったファンが続出した
    • なお、このネタは4人全員が公認した模様。
    • 2021年11月に本当に公式バンド企画が始動。最終的に主題歌カバーを目標にしているとのこと。
    • バンド名候補は「人類.net」と「ユートピア」の二つ。後者は滅亡迅雷フォースライザーの必殺技音声に由来すると思われる。なお、ユートピアは元々は「存在しない場所」という意味だったりする。
    • 11月17日にて投票の結果ユートピアに決まった。

特撮詰め19滅亡迅雷.netはバンドだった



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仮面ライダーゼロワン テロリスト


ウィル(仮面ライダーゼロワン):劇場版で共闘。彼もデイブレイク発生時に反乱を起こしたヒューマギアの1体であり、ほぼ同類と言える。


ショッカーグロンギ:分類上元号の最初のライダーの敵組織繋がり。


ロイミュード5年前の仮面ライダーの敵勢力で同じく人類に反旗を翻したロボット軍団。


ゴルゴム:仮面ライダーシリーズにおいて、全人類抹殺を目論む悪の組織繋がり。



悪の組織

タイムジャッカー滅亡迅雷.net黒い本棚





※ここからは物語の結末について書かれているのでネタバレ注意※



































ソレゾレの未来図

そして、最終話にて滅と或人が遂に激突。人類とヒューマギアの存亡をかけた聖戦が開始された。

アークスコーピオンに変身した滅は或人のアークドライバーワンを破壊するが、一度は滅に倒される事で悪意に染まり続ける心を止めて貰うという自らの結論を見出し、悪意から解放された或人との対話で、迅を破壊された事で抱いた怒りと悲しみ、そして自身の中に芽生えた「心」があると改めて気づかされる。


戦いの末、或人が変身したゼロワン・リアライジングホッパーによって絶滅ドライバーを破壊、滅を完全に破壊せずに止めたのだった。



戦いが終わり、雷は宇宙野郎雷電として飛電インテリジェンスに戻り、ゼアに代わる通信衛星の開発に着手、亡は技術顧問としてA.I.M.S.の一員となり、組織は滅と復元できた迅だけとなる。

そして、二人は新たなアークが生まれないように人間社会を監視する番人、そして『親子』としてこれからを歩む事を決めたのだった。



滅「滅亡迅雷.netは生まれ変わった。この世界の悪意を見張り続ける。二度とアークが甦る事のないようにな」

迅「僕も力になるよ……“お父さん”!フフフッ」

滅「…好きにしろ」



ちなみに、仮面ライダーの敵勢力の末路は大抵は壊滅・崩壊ばかりだが、『滅亡迅雷.net』は構成員が少なくなったものの存続していると言う仮面ライダーシリーズの敵組織でもかなり稀なケースとなっている。(恐らくファンからの人気が高かったのか)






























「結論」

だが、その新たな道も長くは続かず、滅亡迅雷.netはシンクネット事件からほどなくして「アークの意志のままに」行動していたかつてのツケを払わされることになる。


ZAIAエンタープライズのCEOリオン=アークランドにより迅が拉致され、奪回に向かった滅たち3人はリオンの差し金により仮面ライダー滅亡迅雷に変身させられてしまう。

リオンの目的はヒューマギアをマスブレインシステムで統一・制御し兵士として運用する「ソルド計画」の売り込みだったのだが、そのためには「戦うべき敵」が必要になる。

リオンはここで「アークのテロリスト」だった過去を持つ滅亡迅雷.netに目をつけており、ソルド0として復元された迅を通じて彼らを「世界の敵」に位置付けようとしていたのである。


その後、A.I.M.S.が緊急記者会見を行ったのに合わせてリオンは滅亡迅雷.netがZAIAを襲撃したかのように装い、マッチポンプであった事実を伏せてソルドのプレゼンを行った。

だが、ソルド計画によるヒューマギアの自我の否定に反発した滅たちは、最悪なコトにこのタイミングでZAIAとの敵対を宣言する声明を出してしまい、結果として滅亡迅雷.netはリオンの目論見通り世界の敵に逆戻りしてしまった。


ことここに至り、自分たちがヒューマギアの夢と自由を守るための障害になってしまったことを悟った滅は、不破とコンタクトを取り、彼ならば自分たちを止めてくれると確信。


「世界が求めるならば、我々が悪になろう」


全てのヒューマギアのために「世界の敵」であることを決めた4人のもとに、ソルドを率いた仮面ライダーザイアが現れるが、滅たちは今度はその意志で仮面ライダー滅亡迅雷に変身。

ソルドを解放しマスブレインシステムを解体するとともに、計画を進めていたリオンを抹殺、さらに抜け殻となった自分たちの機体も破壊して退路を断った。


かくして「世界の敵」に戻ってしまった滅亡迅雷.netだが、彼らの目的はまさにその先にこそあった。

滅亡迅雷.netは平穏を脅かすテロリスト―――世間の認識は今も変わっていない。そしてZAIAとの対立を明言したあの瞬間、彼らの存在はヒューマギア全てを脅かす危険因子となってしまった。


新たな世代のヒューマギア達の夢と自由=心を守るためには、その心を危険視させる滅亡迅雷はもはや邪魔者以外の何物でもない

そして、正義も行き過ぎれば脅威となり、滅びる運命にある。

そのことを知らしめるため、四人は自らが滅ぶことを選んだのだ。そして、その役割を、共存を望む或人ではなく、確実に「ぶっ潰しに」来てくれる不破に託した。


かつてアジトだった場所で待ち構えていた仮面ライダー滅亡迅雷は、最終的にローンウルフと相打ちになる形で完全に破壊され、同時に滅亡迅雷の4人のデータも消滅し、その狙いは果たされた。


斯くして滅亡迅雷.netは完全に消え去り、その理念のみを残されたソルドたちが受け継ぐに至った。

だがこの現状は、状況的に死亡した可能性が高い不破も含め、悪意に立ち向かう仮面ライダーが一挙に5人もいなくなってしまったという危機的なものであり、危機を乗り越える代償はあまりにも大きいものだった……。


しかし仮面ライダーアウトサイダーズにて滅のみが生き返り……?


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