世界を滅ぼすのは――悪か、
正義か
概要
『仮面ライダーシリーズ』のスピンオフドラマであり、『仮面ライダーゼロワン』の4度目の正当続編で、『仮面ライダーゲンムズ』の続編にあたる。TTFCにて配信中、約3か月周期で更新されている。
特徴
「アウトサイダー」(ならず者)としての道を歩んだ経験がある者(原典で一度でも悪側に付いた経験のある者)をメインとし、『ゲンムズ』以外にも複数作品より多数のライダーや怪人が集結する。
世界観は引き続き、『ゼロワン』がメインであり、現状は『ゼロワン』の世界の1年後の物語になる(なお、『電王』も一時毎年劇場版が製作されていたが、本編後の物語の要素がやや少なかったのに対し、『ゼロワン』は本編以降5年連続で顛末が描かれ続けている)。
前日譚として、ep.0『ゲンムズのおわりと計画のはじまり』が2022年10月16日、『鏡の世界(ミラーワールド)のお宝と王蛇の帰還』が2023年1月29日より、ep.2『滅びの予兆とデザストの覚醒』が同年4月9日より、ep.3『バトルファイトの再開とゼインの誕生』が同年7月23日、ep.4『狂った時の運行とゼインの正体』は同年10月1日に配信が開始。
このep.4までが第1章とされており、2024年から新章の開幕が予告されている。
各回によってメインキャラクターが異なり、外伝らしからぬかなり長期的なシリーズとなっている。
また、予算の都合上スーツや小道具が流用やリデコの多いスピンオフとしては珍しく新規造形のものが多く、東映の力の入れようがうかがえる。また登場する新形態の傾向としては、これまで設定上・玩具上では可能だったが、原典に登場することがなかったものが多い。
メイン監督は仮面ライダーリバイスや仮面ライダーセイバーでパイロットを務めた柴崎貴行監督。メインライターはゼロワンでシリーズ構成脚本を担当した高橋悠也とガールズリミックスなどスピンオフ作品の脚本を担当してきた内田裕基、そして、本作参加以前の経歴が一切不明な長浜大喜が執筆している。
サブタイトルは「○○の○○と○○の○○」で統一されている。
登場人物
太字は、主演と該当エピソード。
仮面ライダーゲンムズ
- 檀黎斗/仮面ライダーゲンム(ep.0)・・・演:岩永徹也
- 天津垓(ep.0)・・・演:桜木那智
- 厘(ep.0)・・・演:新井舞良
- アーク/仮面ライダーアークゼロ(ep.0・ep.2・ep.3・ep.4)・・・CV:速水奨
- スマートクイーン/仮面ライダーデルタ(ep.0)・・・演:芳賀優里亜
仮面ライダー龍騎
- 浅倉威/仮面ライダー王蛇(ep.1)・・・演:萩野崇
- 仮面ライダーオーディン(ep.1)・・・CV:小山剛志
- 仮面ライダーゾルダ(ep.1)
- 仮面ライダーライア(ep.1)
- 仮面ライダーガイ(ep.1)
仮面ライダー555
仮面ライダー剣
- 橘朔也/仮面ライダーギャレン(ep.3・ep.4)・・・演:天野浩成
仮面ライダー電王
仮面ライダーディケイド
- 仮面ライダーディエンド(ep.1)・・・CV:戸谷公人
仮面ライダードライブ
仮面ライダーエグゼイド
ドライブサーガ 仮面ライダーブレン
仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーセイバー
仮面ライダースペクター×ブレイズ
仮面ライダーリバイス
本作初登場
新フォーム・ライダー
仮面ライダー王蛇がサバイブカード 無限を使用した強化形態。
新たな姿に変身した蛮野天十郎。ゴルドドライブと同じく怪人として扱われていると思われるが、新形態であるため、記載する。
ゼインの適合者がゼインドライバーを使用して変身する仮面ライダー。
仮面ライダーギャレンがラウズアブゾーバーにアブゾーブサーペントを挿入し、エボリューションギラファをスキャンした強化形態。
用語
- 幻夢無双コーポレーション
黎斗がサウザンインテリオンの資本を全て奪い、立ち上げた新たな幻夢コーポレーション。
幻夢無双ガシャットの力を利用して、勢力を拡大していった。
各話リスト
- 第1章
ep. サブタイトル 配信日 脚本 0 ゲンムズのおわりと計画のはじまり 2022年10月16日 高橋悠也 1 鏡の世界のお宝と王蛇の帰還 2023年1月29日 内田裕基 2 滅びの予兆とデザストの覚醒 2023年4月9日 内田裕基 3 バトルファイトの再開とゼインの誕生 2023年7月23日 長浜大喜 4 狂った時の運行とゼインの正体 2023年10月1日 長浜大喜
- 第1章
主題歌
What’s the Outsiders?
m.c.A・T
作詞・作曲・編曲:m.c.A・T
余談
- 今作の発表時に緋道蓮の再登場が確定した時に否定的な意見が出たが、理由として「アウトサイダーズ=ダークライダー」と認識していた人が多かった可能性が高い。
- 上記にもある通り、「アウトサイダーズ」は単に悪人のみを意味してはおらず、「組織外の人」を意味する言葉でもあり、蓮はソードオブロゴスの一員なのは変わっていないが、中盤以降や本編終了後は基本的に単独で行動しているので、「アウトサイダーズ」に該当する事自体は間違ってはいない(もっとも飛羽真がロゴスを離反する形になったり、憧れの対象のハズの富加宮賢人が未来を守る為に闇堕ちしたり等によって、自暴自棄になり、飛羽真達に剣を向ける等「ならず者」としての要素も入っている)。
- だが実際に蓋を開けてみれば、蓮/剣斬はゼインやその意を受けて行動する滅から「善意の存在」として認識されているらしく、そもそも「プロジェクト・アウトサイダーズ」のメンバーでも無かったので「蓮がアウトサイダー扱いされている」という議論自体が早とちりであった。もっとも、上記の通り広義であれば十分アウトサイダー足り得る存在でもあるが。
- その蓮の登場を皮切りに、上記の通り橘朔也やジョージ・狩崎等、ゼイン側に付く正義のライダー(ちなみにこの両名とも上記の「広義のアウトサイダー」には当て嵌ってしまうが)の登場が告知された。
- 尚、エピソード毎にアウトサイダー枠としてメインで活躍するライダー及び怪人は、浅倉やデザスト等、実際に多くのライダーを襲撃し、殺害した実績を残しているかなり凶悪な部類か、檀黎斗やブレンの様な非常にハイテンション且つエキセントリックな人気キャラ(今作の蛮野もこちら寄りのキャラ付けがされている)と、かなり極端な選定になっている。
- 『仮面ライダースペクター×ブレイズ』に登場した謎の男がまさかの登場を果たした。他にも死亡したはずの仮面ライダーや怪人が復活しており、前作の続編でゼインとの決戦と思っていたファンから驚愕の声が挙がった。
- 本作に登場した仮面ライダーディエンドは、『ディケイド』に登場したディエンドとされているが、ネオディエンドライバーを所持しているため、現時点では『ジオウ』の要素がかなり強い。
- 作品的な都合かは不明だが、上記の通り、蓮が主人公としてクレジットされているが、ep.2の本当の主人公はデザストである。
- また、橘も特に変身もしていないにもかかわらず、ep.3の主人公として扱われている。
- 様々な作品の人物が入り乱れるため、かなり分かりにくいが、概要にもある通り『ゲンムズ』を通じて繋がる『ゼロワン』のスピンオフ作品である。
- いまだ、本作を含めたスピンオフ作品に飛電或人は登場していないものの、滅からは言及されており、その立ち位置から(演者の都合上、可能性はかなり低いものの)登場が待たれている。
- なお、本作には原典で主役だった人物は今のところ一切登場していない。
- 名指しでの言及なら上述の通り或人が、回想も含めると宝生永夢が登場したが、どちらも本人が直接登場したわけではない。
- ちなみにep.3のタイトルには「バトルファイトの再開」とあるが、本編ではBOARDの登場こそあれどバトルファイトについては一切触れられていない。
関連動画
総合予告
ep.0
ep.1
ep.2
ep.3
ep.4