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浅倉威

あさくらたけし

「仮面ライダー龍騎」の登場人物。
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演:萩野崇

人物

関東拘置所に拘留されていた25歳の凶悪殺人犯
殺人の動機は全て「イライラしたから」。
神崎士郎からカードデッキを受け取り、脱獄して仮面ライダー王蛇としてライダーバトルに参加。仮面ライダーゾルダこと北岡秀一を「自分を無罪にする事が出来なかった」という理由で逆恨みしており、事ある毎に付け狙っている。
悲しい過去や自分なりの正義などで悪事をするのではなく、悪さをする深い理由など特にないと笑って、「理由をつけて安心したがる……!」と揶揄する純粋な悪人であり、その凶悪さ故にライダーバトルを円滑に進める存在として士郎に選ばれた。

北岡に「城戸真司バカだと思う奴は手を上げろ」と言われて本当に手を上げるなど、時折愛嬌のある行動もするが、凡そ人間としてのの部分が見受けられない。殴るか殴られるかの暴力に身を置いていないと落ち着かない体質。中の人が同じ涼村暁からも、「蛇皮ジャケットの誰かさんみたいにイライラしてなかったか?」と言われている。
大した理由も無く肉親を含む多くの人間を殺害した凶暴性に加え、冷酷な計算も働き、他の人間の感情を平気で利用し踏み躙る。具体的には、

エンドオブワールドを受けそうになった時に近くにいた仮面ライダーガイにする。
・変身しようとした真司を鉄パイプで殴り、手傷を負わせて戦闘を有利に動かす。
桃井令子の情に訴えかけて生き別れの弟を連れてくるよう誑かし、彼をモンスターの餌にする。
・再逮捕されてカードデッキを没収される時にメタルゲラスの契約のカードだけ抜き取って隠し持つことでメタルゲラスに護送車を襲わせ警官を食い殺させて脱出
・接見に来た新しい弁護士を襲った上で自分が「浅倉に襲われた弁護士」を演じる事で担架で運び出されるよう仕向ける。
TVスペシャルではベノスネーカーの助けを借りつつ、の無い独房に収監されていた所を面会に来た城戸真司ペットボトルを奪い、床にをまいて水面を作り出して変身する(因みに仮面ライダードラゴンナイトキットも同じ方法で脱出する場面がある)

など。仮面ライダー史上最凶最悪の人物、というか人の姿をした怪物とでも呼ぶべきか。
その異常性は秋山蓮北岡秀一霧島美穂などの多くの人物から「人間じゃない」とまで称されるほどである。

なお、浅倉が殺人を行うのは(あくまで本人の視点から見れば)彼なりに理由のあることらしく、浅倉と同じく殺人犯であった須藤雅史とは異なり、契約モンスターを強化したり契約を継続させるためだけに契約モンスターに人間を襲わせた事は一度もない。
(自分の弟や警官をモンスターに襲わせたことはあるが、前者は「昔からウザかった」ためで後者は逃走のためである)

3体の契約モンスターが契約破棄寸前の飢餓状態になってもそれは一貫しており、(ミラーモンスターをおびき出すためではあるが)自分の契約モンスター達に襲われかけながらも(※)、野生のミラーモンスターに狙われている少女の近くに何日も付いていた事もある。この時は浅倉自身も意図しない形で、ミラーモンスターに家族を奪われた少女にとって彼の存在が心の支えになっていた。ただし、その少女から受け取った花をあっさりと投げ捨てており、萩野氏から「花の意味の分からない哀しい男」と称される。
(※メタルゲラスエビルダイバー元の契約者を浅倉に殺害された復讐心から契約違反を望んでいたため、人を襲うことを拒否していたのではないかと秋山蓮は推測している)

経歴

本人曰く、「殴られて育ってきた」と述懐しており、両親虐待されていたことを匂わす描写が存在する。
「仮面ライダー龍騎 超全集」には北岡秀一が入手していた彼の経歴が詳細に記されている。
それによると、神奈川県立西ノ浜高校(架空の高校)を中退、その後西ノ浜自動車工場や中古車販売店に勤務していたという。その後、度々傷害事件(斎藤雄一の件?)や殺人事件(おそらく美穂の姉の件)を起こし、服役することとなった。学歴的には中卒ということになる。

そんな陰惨な人生を送ってきた割に、車に乗る時には律儀にシートベルトを締める。ルール云々ではなく、自分の身を守る意識の表れだろうか?

食事=生への執念

劇中では食事するシーンが何度かあるが、いずれも強烈な印象を残すものばかりである。
トカゲを焼いて食ったり、数個の生卵コップに入れて飲んだりする姿はまるで蛇の様。時には北岡が食べていたパスタを奪い取り、具のを殻ごとに入れて食べて噛み砕き、北岡をドン引きさせた。(因みにこの時萩野氏はを切ったらしい)他にも、劇中ではカップ焼きそば(ところでお湯はどこから持ってきたのだろうか?)ラーメン(東條悟から奪った)を食べたことも。
更に本人曰く、を食べたこともあるらしい。
因みに神崎士郎に対して、「食うか?」とカップ焼きそばやトカゲの丸焼きを差し出したこともある(当人は決して口にしようとしなかったが)。

劇中での動き

仮面ライダーガイ芝浦淳)、ライア手塚海之)を自らの手で葬り去り、後に二名の契約モンスターであるメタルゲラスエビルダイバーと契約し、ユナイトベントで「獣帝ジェノサイダー」を誕生させる。

ライダーバトルという殺し合いそのものを楽しんでおり、生き残った暁にはさらに戦いを続けることを願うつもりでいた。士郎は度々彼の前に現れて戦いを促しており、浅倉も士郎には食事を勧めるなど多少好意的だった。

最期は宿敵・北岡秀一が自分に殺される前に死んだことでイライラが頂点に達し、警官隊が待ち伏せている屋外に鉄パイプを握りしめて駆け出し、射殺された。

その最後までブレない突き抜けたのキャラクター性故に爽快感や強烈な印象を残し、『龍騎』のストーリーを象徴する存在として高い人気を誇る。
ちなみに皮肉にもいくつもの命を救ってきた仮面ライダーの大先輩と同じ名前である。

小説版

TV版より一層キチガイ度がアップしている。
井上敏樹による別世界のライダーバトルを描いた「小説仮面ライダー龍騎」では、テレビでは絶対に放送できないような猟奇的な殺人を何十件と繰り返した極悪非道な人物として登場。カウンセラー曰く「診断出来る所が無い」。
の殆どの男性と性交渉を行っていた女子高生がぼっとん便所で産み落とした子」、という悲惨な生い立ちであり、生後間もなくして母親を死に追いやり、養護施設の子供や職員、ホームレスや武装した警官まで、行く先々で出会うありとあらゆる人々を笑いながら殺しまくっていたというとんでもない人物。
霧島美穂の両親を殺したのも彼であり、美穂がライダーバトルに参加したのも両親を生き返らせることが目的だった。
生まれた時からずっと糞尿の臭いを嗅いでいたことからか臭いに敏感で、「人間からはクソの臭いがする」と常に言っている。
他の仮面ライダーを説得してライダーバトルを止めようとしていた城戸真司ですら、浅倉については説得を早々に諦め、最終的にはライダーバトルで倒す事を決意したほど。

余談

放送当時は脱獄犯が仮面ライダーになった事や劇中での残酷な行いに対しての苦情が殺到していたが、上記の人物で書かれた少女とのエピソードが放送された後では苦情はなくなったといわれている。

演じた萩野氏は後に、龍騎を見ていた母親層からの応援は多かったが、子供たちには顔を見ただけで泣かれてしまったとインタビューで語っている。

そして…

仮面ライダーエグゼイド』に登場する仮面ライダーブレイブが主人公であるスピンオフ作品『仮面ライダーブレイブ Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!』にて、浅倉威が変身前・変身後両方の姿で登場する事が判明。
タイガサソードダークキバビーストといった野獣系ライダーを率いる形で登場し、ブレイブこと鏡飛彩と対決する。

演者も萩野氏ご本人であり、彼が浅倉威の役で仮面ライダー作品に顔出し出演するのはこれで15年ぶりとなる(萩野氏は仮面ライダーディケイド第19話や『オールライダー対大ショッカー』などでも王蛇を演じているが、これらの時は声のみの出演であり、顔出しでの出演はなかった)。

この作品は、2017年2月19日(日)より配信中。

ただし、この作品は有料スマートフォンアプリ「東映特撮ファンクラブ」のオリジナル作品であり、視聴可能なのは会員のみであることに注意されたし。なお、冒頭7分間だけは「東映YoutubeOfficial」にて無料配信中。

【特報】


【予告(15秒)】


【予告(30秒)】


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