概要
仮面ライダー王蛇がファイナルベントを使用して発動する必殺技。攻撃力は6000AP。
助走(上画像)から飛び上がって空中でトンボ返りし、背後からベノスネーカーが吐き出した黄色い毒液の勢いに乗り、斜め下に向かって飛び蹴りを放つ。
龍騎のドラゴンライダーキックとは異なり両脚蹴りで、しかも放つ際には大きく足を上下に動かしている為、ファンからは「バタ足キック」等と呼ばれる。この動きは相手の盾を弾き飛ばす利点もあるが、蹴り続けている途中で相手本体を弾き飛ばしてしまう事態も生む。
ヘビのライダーである為『ヘビの噛みつき』(あるいは『ヘビが周囲の臭いを探る際に行う、舌先を高速で出し入れする動作』)を意識したアクションなのかもしれない。
活躍
ドラゴンライダーキックに比べ、毒液やバタ足のせいであまり見映えの良くない技だが、ライダー相手に放たれたファイナルベントとしては最多の撃破数である。
TV本編ではガイ・ライア・インペラーの3人、TVスペシャルではシザース、スピンオフではタイガ、仮面ライダーアウトサイダーズでは再びガイがこの技でトドメを刺されている。
ちなみに、シザースはシェルディフェンスでの防御を試みたが、完全に防ぎ切る事はできなかった。
王蛇がファイナルベントのカードを挿入する場面はまさにライダーへの処刑宣告と言える(もっともガイとインペラーは他人のおこぼれみたいなものであり、後者はデッキの破損にこそ追い込んだが、直接の死因にはなり得ず、ミラーワールドの活動限界による脱落となった)。
王蛇がベノスネーカーに新たに契約したメタルゲラス&エビルダイバーを融合させた合体モンスタージェノサイダーを獲得すると更に凶悪な蹴り技「ドゥームズデイ」も使用するようになったが、そちらの成功率はイマイチな為、やはり「王蛇の必殺技」はこちらを連想する人が多い。
第21話ではダークウイングの横槍で失敗している。続く第22話では連戦であるにもかかわらず、二発目を発動しているのでファイナルベントのカードは2枚あるのではないかという疑惑がある。タイガには、フリーズベントで封じらており、本編では一度も命中しなかった。
だが、続けざまにライアのファイナルベントを使っていたので、囮として利用していたとも考えられる。
余談
なお予算の都合などもあるのか、客演ではベノスネーカーが出現していない状態で発動しているケースも(『仮面ライダー4号』や『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』など)。
『仮面ライダーゴーストスペシャルイベント』に至っては、仮面ライダーアビスよろしく、単にベノスネーカー(CV:キャッスルドラン)を突撃させる技になっている。それはアドベントというのでは…。
関連タグ
ブリザードクラッシュ:噴射物+両足蹴りと見映えの良くないキック技。名前や使用者(スーツアクター)、どちらもコブラのモンスターの力を借りると、妙に共通点が多い。