仮面ライダーライア
かめんらいだーらいあ
占い師の手塚海之が変身する。基本カラーはマゼンタ。後頭部に伸びた弁髪が特徴で、どことなく中国風な印象を受ける。
エビルダイバーに乗っての空中殺法やコピーベントでコピーした相手の武器を使った白兵戦を得意とする。
苦戦する描写が多いが、神崎士郎直属のガルドサンダーと互角に渡り合ったり、初戦で仮面ライダーナイトを追い詰めたりと、実際の戦闘力は高い部類に入る。
後頭部の弁髪状のパーツ「ライアエンド」は設定上は伸縮自在で、劇中での描写はないが敵の拘束に利用できる。
召喚機はエビルバイザー。
左腕にあるエイを模した小楯型の召喚機。アドベントカードをベントインする際は、エイの背中部分を開き、そこにカードを装填する。劇中では使用されなかったが、ヒレを切断攻撃に使用することが可能であり、『小説 仮面ライダー龍騎』では「もう一つの武器」と称されている。
一応取り外しは可能らしく、『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』では仮面ライダーベルデに攻撃された際に外れている他、『ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 〜ガチで探せ!君だけのライダー48〜』のライアメイン回では装着すらしていなかった。
本来は斉藤雄一という人物が変身するはずだったが、戦いを拒否し、ミラーモンスターによって殺されてしまったため、戦いを止めるべく斉藤の友人である手塚が引き継いだ。
劇中では数少ない善玉ライダーであり、秋山蓮の運命を変えようと彼が戦うのを止めようとしたり、城戸真司/仮面ライダー龍騎とも共闘した。
エビルダイバーを召喚。4000AP。
手塚が脱落した後の話である第24話の予告編では蓮がこのカードを燃やす描写があるが、本編ではそのシーンは使われなかった。
- スイングベント
エビルダイバーの尾を模した伸縮自在のムチ「エビルウィップ」を召喚。2000AP。
巻き付けて捕らえた相手に高圧電流を流すことも可能。
目の前のライダーの装備をコピーする。TV本編では仮面ライダー龍騎のドラグクローやドラグセイバー、仮面ライダーナイトのウイングランサー、『RIDER TIME 龍騎』では龍騎のドラグクロー、仮面ライダーガイのメタルホーンをコピーした。
必殺技「ハイドベノン」を発動。5000AP。
エビルダイバーの背に跳び乗って滑空突撃し、電磁カッターと化したヒレで敵を切り裂く。
水中活動だけでなく空中を飛行することもできる。主への忠誠心は強く、それこそ主の仇を討とうと執拗につけ狙うほど。
スイングベントで己の尾部を模したエビルウィップを与える。
『仮面ライダーディケイド』
第6話
「龍騎の世界」の仮面ライダー裁判に参加していた。
第24話
梅盛源太/シンケンゴールドに対抗するべく、仮面ライダーシザースと共に仮面ライダーディエンドに召喚される(寿司職人である源太に合わせ、海産物ライダーをチョイスしたと思われる)。先にシザースが撃破された後もシンケンゴールドと互角の戦いを繰り広げたが、骨のシタリの命令で乱入してきたチノマナコの攻撃に巻き込まれて消滅した。
『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
共闘を拒否して襲いかかってきた仮面ライダー王蛇と仮面ライダーキックホッパーを妨害するため、仮面ライダーガイ・仮面ライダーパンチホッパーと共に大樹に召喚され、ガイと共に王蛇と交戦した。
視聴者からはこの光景を指して「ジェノサイダー爆誕しそう」などと囁かれていた。
『仮面ライダーアウトサイダーズ』
EP1「鏡の世界(ミラーワールド)のお宝と王蛇の帰還」に登場。ライダーバトルのない世界で、再び始まったライダーバトルに参戦していた。変身者は不明。
しかし、ゾルダやガイとの戦闘中に乱入してきた王蛇の襲撃を受け、あっさり倒され消滅した。
PS『仮面ライダー龍騎』
プレイアブルキャラとして使用可能。
また、相手が仮面ライダーであった場合、一回のバトルにつき一回だけコピーベントで相手の武器をコピーする事が可能だが、ガードベントや召喚機はコピー不能となっている(つまり、機能をバイザーに依存したサバイブの武器もコピー不能というわけである。)。また、コピーした武器の持ち主の動きまでコピーしてしまうため、操作性に非常にクセのあるキャラと言える。
また、エビルダイバーと契約した王蛇も同じ戦法を取ることが出来る。
コピー可能な武器
仮面ライダー | コピーできる装備 |
---|---|
仮面ライダー龍騎/仮面ライダーリュウガ | ドラグクロー/ドラグセイバー |
仮面ライダー龍騎ブランク体 | ライドセイバー(折れると、龍騎のボイスが鳴る) |
仮面ライダーナイト | ウイングランサー |
仮面ライダーシザース | シザースピンチ |
仮面ライダーゾルダ | ギガホーン/ギガキャノン/ギガランチャー |
仮面ライダー王蛇 | ベノサーベル |
仮面ライダーガイ | メタルホーン |
仮面ライダーベルデ | バイオワインダー |
仮面ライダーファム | ウイングスラッシャー |
仮面ライダータイガ | デストクロー |
仮面ライダーインペラー | ガゼルスタッブ |
仮面ライダーオーディン | ゴルトセイバー |
『仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ』
第3弾でSRとしてDCDに初参戦。レジェンズは番組前半の味方側のレギュラーキャラを優先させる傾向があり、なんと早期参戦が常であった王蛇より先に参戦した。さらにゲーム作品では放映当時のpsゲーム以来の高野八誠のオリキャス。
ナイトやゾルダのように召喚機が剣や銃などではないため武器アイコンは何も所持していない素手であり、同弾で龍騎ライダー2人を条件とするアビリティを所持しつつ同じく素手のLR龍騎との相性が良い。
2人で戦いを止める、という決意をゲーム中の能力で再現したかのようである。
『KRDK』の流用がきいた『クライマックスヒーローズ』以来の参戦、更にオリキャスのゲーム出演としては放映当時以来ほぼ20年ぶりであり、まさかのサプライズ参戦にファンを沸かせた。
仮面契約者の1人であるライアとして登場。
王蛇と戦っていたが、最終的にはベノサーベルでバラバラに解体され、ベノスネーカーに食われてしまった。
手塚だったかどうかは不明だが、地の文では「運命を読む」など手塚を意識したと思しき表現が用いられている。
映像作品
俳優 | 作品 |
---|---|
高野八誠 | 『仮面ライダー龍騎』 |
『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』 | |
『仮面ライダージオウ スピンオフ PART2『RIDER TIME 龍騎』』 | |
スーツアクター | 作品 |
矢部敬三 | 『仮面ライダー龍騎』 |
公式作品では登場しない最強フォーム。なお、手塚が最初に疾風のサバイブカードを受け取っていたことから、公式でも数回触れられている。
雑誌『宇宙船』の1コーナー『妄想戯画』に、『龍騎』のクリーチャーデザインを担当した篠原保が「ライアがもし疾風のサバイブカードを使用していたら」という設定の下デザインしたライアサバイブのイラストが掲載された。
同時に「もし斉藤雄一がその場に現れたガルドサンダーと契約していたら」という設定の下デザインされた、その気になってガルドサンダーと契約しちゃった斉藤雄一のイラストが掲載されている。
「ライア」とはラテン語で「エイ」を意味する。
「ウソつき(liar)」を意味しているのでは、とも言われるが公式設定ではない。
ちなみに企画当初はライアは手塚ではなく、芝浦淳(仮面ライダーガイの変身者)が変身するライダーの予定であった。ライアもガイも契約モンスターがジェノサイダーに使われることが商品展開上確定しており、言わば前座に過ぎなかったため、このような交換が発生しても問題無かったものと思われる。
『RIDER TIME』の時点でスーツに相当ガタが来ており、背中から尻にかけて破けているシーンがある。
手塚を演じた高野八誠はウルトラシリーズで先んじて『ウルトラマンガイア』で藤宮博也/ウルトラマンアグルを演じており、ウルトラマンと仮面ライダーの両方を初めて演じた俳優となった。また、後に『仮面ライダーTheFirst』と『仮面ライダーTHENEXT』で一文字隼人/仮面ライダー2号を演じている。
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