概要
エビルダイバーの背に跳び乗り、低空飛行でそのまま相手に猛スピードで突撃、すれ違い様にエビルカッター(ヒレ)で切り裂き、爆砕する。
この時エビルカッターは超高電圧の電磁カッターと化しており、あらゆる物体を切断し得る威力を秘めるばかりか、ヒットした対象に瞬間的に即死級の電流を流し込むという恐るべき二段構え仕様である。
ファイナルベントの中では珍しく、軌道修正により威力と狙いを調整できる必殺技であり、ある程度敵が避けようとしてもほぼ無意味に終わる。実際初戦となるナイトとのバトルでこれを繰り出した際は、軌道をずらしたおかげで(手塚が元々殺す気はないというのもあって)ナイトは命拾いをしている。先述のとおり威力も高く、2度目のお披露目となる神崎士郎の配下のガルドサンダーとのバトルでは、相手を難無く撃破し爆死せしめている。
仮面ライダーガイに対して発動した事もあったが、ガイのコンファインベントで無効化され不発に終わる。スピンオフでもガイに対して発動したが、こちらでもコンファインベントで無効化され不発に終わってしまい、逆にガイのファイナルベントの発動を許してしまっている。
手塚が死亡した後はエビルダイバーが浅倉威と契約させられた為、王蛇のファイナルベントの一つとなった。
王蛇が使用した際はナイトサバイブの疾風断と相殺した他、タイガとの戦闘では上に跳んで避けようとした彼に突進の勢いを利用したラリアットを喰らわせるという変則的な使い方も見せた。
余談
ハイドベノンは見ての通りエビルダイバーの背中に乗り繰り出す技ではあるが、ファイナルベント中ライアは一切攻撃をせずただエビルダイバーに乗っているだけなので、一部から「ただのアドベントでは?」という声も上がっている。
ファイナルベントがモンスターと息を合わせて放つ技である性質上、恐らく乗っているライアは、エビルダイバーにどこに攻撃するかを指示し、猛スピードで突撃するため他の動作に意識を割けないエビルダイバーに代わり、さながらサーフィンのごとく軌道修正を行う司令塔的な意味で存在していると考えるのが妥当かもしれない。
因みにスペシャルの漫画版ではソロスパイダーに対して使用している。