「…今、誰か俺を笑ったか…」
「変身」
HEN-SHIN
CHANGE KICK-HOPPER
CV:徳山秀典
スーツアクター:永徳/高岩成二(ネット版ディケイド)/塚越靖誠(ジオウ)
変身者
・矢車想
概要
ZECTの精鋭部隊「シャドウ」の元リーダーであり、かつての仮面ライダーザビーの有資格者であった矢車想が変身する仮面ライダー。
モチーフはショウリョウバッタ。
作品中には珍しく、マスクドフォームを持たずに直接ライダーフォームに変身する特異なシステムを持つ(相棒的存在であるパンチホッパーも同様)。もっとも、バッタは幼虫の姿が成虫とほとんど変わらない不完全変態である事を踏まえれば、それほど不自然でもない。
公式人気投票 | 49位(204票) |
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スペック
身長 | 192cm |
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体重 | 93kg |
パンチ力 | 3t |
キック力 | 6.5t |
ジャンプ力 | 39m(ライダージャンプ使用時) |
走力 | 100mを5.6秒 |
必殺技 | ライダーキック【威力:20t】(比:カブト19t) |
※必殺技以外はパンチホッパーと共通
全身を緑色の装甲で包んだライダーで、名前通りにキックに特化した攻撃を得意とする。
利き足にはキック力を増幅させるジャッキのようなハンマー機構(アンカージャッキ)が存在し、キックが命中した瞬間にハンマーも連動することで、20tという破壊力のライダーキックを放つことを可能にする。この数字はカブト・ガタック・ダークカブトのライダーキックを僅かながらに上回る数値である。
さらに劇中では、5体のワームをハンマー機構の反動を利用しての怒涛の連続ライダーキックで殲滅するという離れ業を披露した。
実は肩の尖ったパーツも武器であり、ここにタキオン粒子を集約して猛スピードのタックルを放つ技があったのだが、劇中で拝むことは終ぞなかった。
クロックアップも可能だが、作中では使われなかった。
ゲーム版
放送当時発売されたプレイステーション2用の格闘ゲームでは、使用可能キャラの1体として登場している。
キックホッパーの本編登場とほぼ同時期に開発されたソフトだが、本編での登場初期の主な台詞は収録されている。
当初、ライダーキックは「ジャンプしてからゼクターを操作し左足で1回だけ飛び蹴りを浴びせる技」として開発されていたが、実際の本編でのキックを見たゲーム開発スタッフが徹夜で本編同様の連続キックに作り直したという(雑誌『特撮ニュータイプ』より)。
しかしデモ画面までは修正できなかったらしく、そちらでは1回キックするだけとなっている。
その上、場所によっては空中に張り付いている異様な光景も見られる。
なお、本編では披露しなかったクロックアップも使用可能。
後年のガンバライド(006弾より参戦)やクライマックスヒーローズなどのライダーオールスターゲームに出演したときは、ライダーキックは1回だけ蹴る技となっている。
ガンバライジングではガシャットヘンシン3弾より弟と共にLRTとCPで参戦。LRTはスキャンすると弟に並ぶ形で登場し、バースト時も表面の弟にバトンタッチする形で登場する。
余談
実はキックホッパーとパンチホッパーの用いるホッパーゼクターは全く同一の規格であり、リバーシブル構造となっている。キックホッパーの場合、裏返して、影山の様に逆方向からベルトにセットすればパンチホッパーにも変身できる。構想段階では矢車が両方を使う予定だったが、最終的に影山瞬をパンチ担当にしたことで地獄兄弟が生まれるきっかけを作った。
ゼクターが同じ規格だからか、身長・体重・パンチ力・キック力・ジャンプ力・走力といったカタログスペックはキックホッパーとパンチホッパーで同じ数字である。
また、平成ライダーではパンチホッパーと並び、数少ない純粋なバッタ(ショウリョウバッタ)モチーフのライダーでもある。後は足のみがバッタモチーフの仮面ライダーオーズやバッタがモチーフのライダーをモチーフにしたものがそうと言えなくもないくらいしかなく、次の純粋なバッタモチーフは令和最初のライダーまで待つことになる。
なお、ホッパーシリーズのデザインは石森プロもべた褒めしており、プレックスの小林大祐氏に「初めて文句なくマスクがかっこいいと思いました」とわざわざ電話をかけてきたほどだったという。
矢車を演じた徳山秀典氏は後に『炎神戦隊ゴーオンジャー』でゴーオンゴールドを演じた。こちらは妹とタッグを組んでいる。
関連タグ
ZECT 矢車想 マスクドライダーシステム ライダーフォーム
仮面ライダー1号、仮面ライダー2号、スカイライダー、仮面ライダーブラック/BLACKRX、仮面ライダーゼロワン、仮面ライダーガッチャード:バッタがモチーフのライダー。
仮面ライダーローグ:組織のリーダーの座を失い、後にやさぐれた姿で再登場した人物が変身するサブライダー。