ホッパーゼクター
ほっぱーぜくたー
「HENSHIN!」
「CHANGE KICK HOPPER!!」
「CHANGE PUNCH HOPPER!!」
ゼクターと呼ばれる自律機動メカの一種で(ショウリョウ)バッタの形を模している。
該当するライダーにはマスクドフォームが存在せず、直接ライダーフォームに変身する珍しいゼクターである。バッタ型と言っても翅はないため空は飛べず、時速950㎞で跳ねて飛んでくる(他のゼクター同様にジョウントによるワープは可能)。
左右非対称のリバーシブル構造をしており、頭を上向きにしたホッパーゼクターを真上から見ると右側が茶色、左側が緑色(これがメイン画像左下の姿)をしている。
ゼクターの中でも珍しいことに2つ存在し(といっても二つで一組というわけでもないようだ)、地獄兄弟がそれぞれ保有している。
ホッパーゼクターに対応するベルト型変身デバイス。
他のライダーが装備しているのと同じ名称だが、矢車と影山が使うのは上部にバックル展開ボタンが配置されているホッパーゼクター専用の物。
緑の面を正面に向けて展開したバックルにセットすると仮面ライダーキックホッパーに、茶色の面を正面に向けてセットすると仮面ライダーパンチホッパーに変身することができる。
矢車はキックホッパーを、影山はパンチホッパーのみを使用している。
他のゼクターに比べると変身の際の音声のトーンが高い。
自己主張らしきもの特に見せておらず不明。モチベーションの低い地獄兄弟とは基本的に別行動なようで、ワーム出現時のみ現れるビジネスライクな関係にも見える。
一方カッシスワーム グラディウス戦では影山の敵討ちに現れた矢車の元に"茶色い面"を向けて現れ、空中で"緑の面"に方向転換しながら矢車の手に収まるという粋な演出をしている辺り、案外空気の読めるヤツなようだ(少なくとも矢車のは)。
影山が大変な事になって以降の動向は不明。
誰がどういう経緯で作ったのかは語られておらず、ZECTのNo.2である三島すら当初はその存在を知らなかった。やさぐれた矢車想がいつの間にか手にしていたという登場である。
- ファンの間ではネイティブとの戦いに備えて、加賀美陸が秘密裏に開発させていた私兵ではないかとされていた。後に公式ファンサイトでその旨が記載されている。また、仮面ライダージオウのカブト編の際に公式サイトでの解説では加賀美陸が渡したとされている。
- ライダー図鑑では「ネイティブとの決戦に備え加賀美陸が量産型ライダーの試作機として開発し、運用テストおよび天道(カブト)と加賀美(ガタック)の監視を兼ねて矢車に渡した」という考察が記載されており、詳細は明らかになっていない。
- その特殊な立ち位置からか、パーフェクトゼクターに召喚されるといった影響を受けることは無い。
※仮面ライダーカブトの小説でも加賀美陸の用意した対ネイティブ兵器のライダーと記載されているが、公式設定かは不明。
またファンの間でも、後の作品で登場したガシャットギアデュアル、ツーサイドライバーのように、ひとつのゼクターでキックホッパーにもパンチホッパーにも変身できると認識されていることが多い。実際に玩具でも表裏を変えてセットすることで、それぞれの変身音が鳴り響く仕様となっている。
ただし作中では上記のように矢車はキックホッパー、影山がパンチホッパーと固定化されており、「超全集」などの公式資料においても緑と茶色の両面を持つことは記されているが、フォームチェンジ可能なのかどうかは記されていない。
つまり「矢車(影山)もパンチ(キック)ホッパーに変身できる」、「ダブルキック(パンチ)ホッパーが並び立つこともできる」といった可能性については明確にされていないのである。