「HYPER CAST OFF!」
「CHANGE HYPER BEETLE!!」
「CHANGE HYPER STAG BEETLE!!」
概要
装着者の装甲(ライダーフォーム)を強化する。クロックアップ性能も向上し、使用者によっては時を超えることも可能で、エリアXで行われた実験では暴走し、仮面の男と彼に導かれた少女を時空の狭間の世界へ飛ばしている。
おまけにカブトゼクターが厚さ150mmの鉄板を貫けるのに対し、こちらは厚さ300mmの鉄板を貫く怪力を有するなど単体でも凄まじい戦闘力を誇るが、これでもコーカサスらのショルダータックル(厚さ500mmの鉄板を貫く)には及ばない。
使用方法
ライダーフォームの状態でベルト左側のアタッチメントに差し込み、ツノ状のゼクターホーンが上にくるように回転させ装着。スイッチを押し下げることでハイパーキャストオフする。背中のボタンを叩くことでハイパークロックアップを行う。変身中にゼクターホーンを押し下げた後に通常のライダーキック操作を行い強化されたハイパーライダーキックを放つ。
入手経緯
異空間へ飛ばされたひよりを助けるべく、天道は全てのゼクターとの交換を三島に持ち掛けたが一蹴された。
その力を狙うワーム陣営を加えて3つ巴の争奪戦を展開するが、カブトは高鳥蓮華を助ける為にハイパーゼクターを手放し、カブトの手に渡る事を恐れた三島によってウカワームごと爆破されてしまった。
しかし、ハイパーゼクターが時空を超えるという特性を応用し、未来からハイパーゼクターを召喚するという無茶苦茶な方法で天道の手に渡った(後述)。
これまでの争奪戦はなんだったんだというツッコミはさておき、逆を言えば天道がこの裏技に気づかなければ加賀美を助けることはおろか、人類を救うことは出来なかったことは想像に難くない。
捕捉
過去の世界でワンオフのハイパーゼクターが壊されたんだから、未来からの召喚なんて無理なんじゃないの?と思われがちだが、実は天道の手に渡ったのは未来で新造された2代目(あくまで天道の推測だが)。
第28話以降、未来からハイパーカブトが度々歴史干渉をする為に出現していた事が伏線となっており、この時点でハイパーゼクターが天道の手に渡る事は決まっていたというわけである。
劇場版
本編とはパラレルの劇場版「GOD_SPEED_LOVE」で仮面ライダーコーカサスの腰にすでに装着されており、ハイパークロックアップやライダーキックの起動スイッチとして機能していたが、ガタックの作った隙を狙い、カブトが奪い取った。
なお、これに対してハイパーゼクターは特に抵抗する様子は見られなかった。
ハイパーバトルDVDでは
本編とはパラレルのてれびくんおまけDVDではガタックのために2体呼び寄せ同時にハイパーキャストオフしている。なお、本作では原作とは異なりゼクターがしゃべりまくるが、ハイパーゼクターは特にそういった描写は無い。
ガタック用として出現したのは未来のハイパーゼクターである(ハイパーゼクターが健在な時間軸の数だけハイパーゼクターを召喚できるという事であろうか?)。
他のライダーとの互換性
※以下、考察を含みますのでご注意ください
劇中で使用したのは仮面ライダーカブト、仮面ライダーガタック、仮面ライダーコーカサスの3名で「ハイパーキャストオフ」を行使したのはコーカサスを除く2人である。
なぜコーカサスがハイパーキャストオフを発動せず、ハイパーライダーキックやハイパークロックアップの行使に留まったかは不明。
ただ一つだけわかるのは彼がハイパーゼクターを装着していたのはカブトやガタックのベルトと同じく「ZECTバックル」の左サイドである事。
ZECTバックルはライダーベルトを用いないライダー(※)の共通部位であり、コーカサスのものも基本性能は他のライダーのものと全く変わらないとされている事から、(ハイパーキャストオフができるかはさておき)他のライダーも装着や力の行使自体は可能ではないかとも考えられる。
(※)ザビー、ドレイク、サソード、キックホッパー、パンチホッパー、ケタロス、ヘラクスが該当。
玩具版
2006年8月上旬にDX版が発売。
接続用のジョイントも付属しており、『DXカブトゼクター』の帯に装着する事で変身遊びを可能としている。
ただし、『DXガタックゼクター』には装填する事はできるものの、ハイパーガタックの変身音は収録されておらず、こちらは(必殺技音声やハイパークロックアップ音声を除けば)ガワだけ再現できる程度に留まっていた。
CSM版では新たにゼクターホーンを長く倒す事でハイパーガタックモードへの変更が可能、これによってハイパーガタックへの変身が完全再現できるように。
こちらもDX版同様に接続用ジョイントを帯に装着する仕様である。このため、CSM版『ダークカブトゼクター』やCSM版『ホッパーゼクター』にも装着可能。
前者はダークカブトゼクター側のキャストオフ音声が「change beetle」なのでカブト用のハイパーキャストオフ音声でも違和感が少ないが、後者はハイパーゼクター側に「change Hyper hopper!」なんて音声は存在しないのでハイパーキャストオフしようものならバッタのライダーなのに「CHANGE HYPER BEETLE!!」だの「CHANGE HYPER STAG BEETLE!!」だのと全く違う昆虫の名前が読み上げられる奇妙な光景が出来上がる。
2024年には中国バンダイにてDX再販版が発売。音声仕様はCSMと同様でハイパーガタックにも対応している。
関連タグ
ラウズアブゾーバー←ハイパーゼクター→ゼロノスカード(赤)