ゼロノスカード
ぜろのすかーど
侑斗「バーカ!カードはお守りじゃないんだ。使うときに使わなきゃ、意味が無いんだよ」
桜井侑斗が仮面ライダーゼロノスに変身する際に使用するアイテム。
ゼロノスベルトにアプセット(挿入)する事でゼロノスの各形態に変身する。電王の仮面ライダー達が使うライダーパスに当たるが、フリーエネルギーで無限に変身できるパスとは異なり、ゼロノスカードは文字通り片道切符の如く、変身解除でベルトから抜き取る度に消滅してしまう。
しかもゼロノスカードが消滅する度に周囲から「桜井」の記憶が失われてしまう=「桜井」が消滅する危険性を孕んでいる(劇中の描写から付き合いの浅い=記憶・印象の薄い人間から優先的に)。
最初に侑斗が未来の「桜井」から渡された10枚は表が緑、裏が黄色い物。
緑を表にして変身するとアルタイルフォームに黄色を表にして変身するとベガフォームにフォームチェンジする。
ベルトのボタンを押してフルチャージしたゼロノスカードとゼロガッシャーを併用する事でゼロガッシャーのモードに応じた必殺技を使用出来る。
変身解除する時にベルトから抜き取る度に上から蒸発する様に消滅する。
アントホッパーイマジンとの戦いで登場時点の段階で所持していた10枚のカードを全て使い切ってしまった侑斗に「桜井」が追加で補充したカードに含まれていた裏面が赤いカード。
「新ゼロノスカード」と言った呼び方もある。この赤い面を表にして変身した場合は、ゼロノス最強フォーム「ゼロフォーム」に変身する事ができる。
またデネビックバスターのスロットにセットして必殺技の使用も可能。
変身解除と同時に消滅するのは同じだがこちらは"急速に風化して砕け散る"様に消失し、失われるのも2007年でゼロノスとして戦っている侑斗に関する記憶になっている(侑斗曰く「そろそろ未来の俺(桜井)の記憶だけじゃ足りなくなって来たらしい」)。
最終的に侑斗はこの赤いカードも6枚全て使い切り、デネブから渡された最後のカードで変身し、イマジンの真の首領・カイに勝利。
一方、自身に纏わる大量の記憶が失われ、存在が維持出来なくなった「桜井」は最後に愛理の元を訪れ静かに消滅していった…。
その後、最終話の後日談である『さらば電王』以降でも使用している(特に前者であるさらば電王は最後のカードの影響の為かアルタイルフォームとベガフォームは出番無し)。
ゼロノスに変身する事は周囲からどんどん忘れ去られ、最悪存在を忘れられ消滅するという事であるがゼロノスカードに「記憶を保存する機能」があるのでゼロノスに変身する様になった侑斗は、過去で殺されても消滅せずに済む様になった。
但し、復活までにはタイムラグがあり、それまではデネブですら侑斗を忘れる程に完全に居なかったと認識するほどの一時的だが歴史改変が起きる。
本編終了以降も客演などで侑斗がゼロノスに変身する際は、当然ながらこのカードを使用している。まぁTV本編で補充をしていた「桜井」と侑斗は同一人物なので補充方法を把握していても不思議では無いが、客演数が非常に多い割にはその辺りを一切触れないので「矛盾」として指摘される事も意外と多い。
一説には2人の桜井侑斗の勇姿が視聴者の記憶に残っているから=視聴者の記憶の断片から少しずつ補充しているとも言われているが、納得するかメタ臭いと取るかはその人次第だろう(但し、「公式の情報では無い超個人的な解釈でしか無い」為、この話を使用する際には注意が必要)。
劇中に登場した物と玩具に付属した物を合わせると
- 最も多用&ゼロノスベルト付属品:緑(アルタイル)↔黄(ベガ)
- ゼロフォーム登場当初に使用:緑(アルタイル)↔赤(ゼロ)
- デネビックバスターの付属品(&劇中後半?):赤(ゼロ)↔黄(ベガ)
の3パターン存在している。
この内「緑↔赤」は2021年5月27日予約開始の「CSMゼロノスベルト」に付属するまで立体物が無かった。
仮面ライダーゼロノス ゼロフォーム ゼロノスベルト デネビックバスター
切符 チケット:モチーフ。さしずめゼロノスベルトが改札機に相当する。
ゼロライナー:蒸気機関車がモチーフのゼロノス用時の列車。電王のモチーフになった物より一世代前の物をモチーフにした点が共通。
カードデッキ:プロデューサーと脚本家が同じ作品の変身ベルトに挿し込む事で仮面ライダーに変身するカード型のアイテム。2号ライダーや牛がモチーフの緑のサブライダーやその作品に登場するライダー達も使用する。
セルメダル:脚本家が同じ作品の2号ライダーの変身に使われる消耗品。こちらは不特定多数の欲望から無尽蔵に生まれるのでローリスク。因みに消失の仕方は緑↔黄のカードに近い。
ゼインカード:変身に用いるカードで、使用後に消滅する共通点もある。