概要
仮面ライダーカブトに登場するツール。マスクドライダーシステムの一種。
ライダーベルトで変身する仮面ライダーカブト、ガタック、ダークカブト以外のライダーが腹部に装備しているベルト。
ゼクターから送られてくる超エネルギー・タキオン粒子を全身に行き渡らせる役割を持つ。
おおまかに「変身後に出現するベルト」と『矢車想と影山瞬が変身前から所持している"ゼクトバックル"の付いた特殊なベルト』の2種類あり、後者はホッパーゼクターと併用することでキックホッパーとパンチホッパーに変身する。
正式名称は「ZECTバックル」
外見
バックル中央に「ZECT」の文字がある無機質でモノトーンのベルト。
外部に操作箇所は存在しないが後述のスイッチを内蔵している。
ホッパーの物はバックル前面が展開できるようになっている。
左:変身に用いていない閉じた状態 右:変身に用いる展開した状態
仕様
細かくわけると3パターン存在する。
汎用ゼクトバックル
ザビ―、ドレイク、サソード、ヘラクス、ケタロスの装備しているゼクトバックル。
もっとも普及しているシンプルなもので、バックル部に内蔵したトレーススイッチにライダーフォームの状態で触れることで成虫となった「ワーム」への対抗手段である「クロックアップ」が発動する(なおケタロスとヘラクスにはライダーフォームしかない)。
コーカサス用ゼクトバックル
仮面ライダーコーカサスのみが装備しているゼクトバックル。
バックル部分は汎用のものと同様だが、「クロックアップ」を発動するのはトレーススイッチではなく腰部の左右に追加されたスラップスイッチになっている。
また左側にはハイパーゼクターを接続するジョイントがあり、カブトやガタックが使うベルトに近い構造になっている。
ホッパー用ゼクトバックル
ホッパーに変身する矢車と影山が所持していたホッパーゼクター用の特殊な変身ベルト。
単にゼクトバックルと言えばこのホッパー用を指す事が多い。
ベースは汎用の物と同型だがバックル前面を展開するスイッチが上部に増設されている。押すとバックルがトレイ状に展開し、その上にホッパーゼクターをセットすることで仮面ライダーキックホッパーか仮面ライダーパンチホッパーに変身する(どちらに変身するかは後述)。
『仮面ライダーカブト』当時は披露する機会が無かったがトレーススイッチ式のクロックアップシステムも搭載しており、パンチホッパーが「仮面ライダージオウ」客演時に使用している。
ホッパーゼクター
キックホッパーとパンチホッパーの変身の中核をなすバッタ型の小型ロボット。
変身してもマスクドフォームが無い、2機存在するという珍しいゼクター。空は飛べず、時速950㎞で跳ねて飛んでくる(他のゼクター同様にジョウントによるワープは可能)。
リバーシブル仕様になっており、頭を上に向けたホッパーゼクターを真上から見ると右側が茶色、左側が緑色をしている。ゼクトバックルに装着する際茶色を正面にするとパンチホッパー、緑色を正面にするとキックホッパーに変身する。
詳しくは当該項目を参照。
立体物
「変身ベルト DXホッパーゼクター」のベルトとしてが2006年10月一般販売。
また「CSMホッパーゼクター」としても2016年12月から2017年7月までプレミアムバンダイ限定販売。
ザビーゼクターやドレイクゼクターなどと併すると劇中再現性が高まるが、左右のパーツが付属しないので仮面ライダーコーカサスを再現する場合はカブトやガタックのライダーベルトからパーツを持ってくる必要がある。
余談
- 名前は同じだが用途と構造が異なるライダーベルトはシリーズでも唯一である。
関連タグ
ライダーベルト(仮面ライダーカブト)、ライダーブレス、ドレイクグリップ、サソードヤイバー:他のマスクドライダーの変身デバイス