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概要

仮面ライダーカブト』に登場するベルト型ツール。

人類に敵対的な地球外生命体・ワームに対抗するため、35年前から人類と共存している地球外知的生命体・ネイティブの技術提供を受けた「ZECT」が開発した変身ベルトである。

バックル部に「ゼクター」と呼ばれる自立メカをセットすることで、仮面ライダーに変身する。

所有者は仮面ライダーカブト/天道総司仮面ライダーガタック/加賀美新。そしてカブトのプロトタイプである仮面ライダーダークカブトの被験者、擬態天道と呼ばれる元人間の少年の計3名。

装着自体は誰でも可能だが、実際に変身に使用するにはゼクターに資格者として認められる必要がある。例え非資格者が身に着けていても認められなければ素通り、ゼクターの機嫌次第では大怪我を負わされる可能性もある。

主役ライダーのベルトには珍しく、カブト(天道)の物は第8話という早い段階で一度は仮面ライダーザビー(矢車)の必殺技「ライダースティング」を受け破損している。また天道曰く「そんな(自己修復)機能はない」との事。ではなぜ直ったかというと…

『仮面ライダーカブト』本編においてはゼクターとベルトは各専用の物だったが、『仮面ライダージオウ』客演時において「ガタックのライダーベルトでカブトに変身する」場面が描かれたため、互換性があるのが判明した。またライダーの姿がゼクターにのみ依存しているのがわかる。

装着者を変身させるだけでなく、変身前の肉体を強化・活性化させる作用もあるようで、加賀美がガタックに初変身する直前三島正人に装着されたことで瀕死状態から回復したり、劇場版では幼少期の天道がハイパークロックアップで飛んできた7年後の自分自身から与えられたベルトを装着することで瓦礫の山から自力で脱出している。

機能・外見

配線などが露出していない機密性の高そうな外観。全体的にガンメタリックでバックル部分のみ白や黄色い部位がある。バックルは機械的だがベルトは体節のようなどこか生物的な見た目。

白い基部の上下に「セットアップレール」という誘導路を持ち、矢印型の黄色い(ダークカブト用は赤い)パーツ「ゼクターチップ」でゼクターを感知・認識する。

基部の中央にあるラインは3000km内にいる有資格者を判別し、ゼクターに知らせる「コグニッションアラート」。この色は(ダーク)カブトの物は「緑」、ガタックの物は「赤」になっており、ほぼ唯一の相違点となっている。

「ゼクターチップ」がゼクターを認識するとベルト左右にある「アポーツ」という物質生成装置が起動し、マスクドライダーへの変身が行われる。

「アポーツ」にはカブトを代表する機能「クロックアップ」を発動するスラップスイッチを内蔵している。また左側の物にはある特殊なゼクターをセットする箇所もある。

キャストオフ必殺技を発動する機能はゼクターに集約されているので、そのスラップスイッチが唯一のベルトの操作部位になる。

変身シークエンス

飛来したカブトゼクターガタックゼクターダークカブトゼクター)を掴み、頭部側からバックルに装填するとHENSHINのシステム音が鳴り、「アポーツ」から生成されたスーツ・アーマーが全身を覆ってゼクターごとに対応した仮面ライダーのマスクドフォームに変身する。

なおバックル左手側には固定および解除ボタン「ロック&リリーススイッチ」が張り出しているのでゼクターをセットできるのは右手側からのみになっている。

立体物

カブトの物は「変身ベルト DXカブトゼクター」として2006年1月28日一般販売。

また「CSMカブトゼクター」が2014年3月24日から6月9日までプレミアムバンダイ限定販売。

ガタックの物は「変身ベルト DXガタックゼクター」として2006年6月30日一般販売。

また「CSMガタックゼクター」が2015年8月24日から11月2日までプレミアムバンダイ限定販売。

ダークカブトの物は「変身ベルト DXダークカブトゼクター」として2006年11月11日一般販売。

また「CSMダークカブトゼクター」が2016年5月から9月5日までプレミアムバンダイ限定販売。

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ライダーベルト(仮面ライダーカブト)
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