概要
通常の会話やコミュニケーションなどを行わずに、相手の思考を読み取り、相手が何を考えているのかを完全に把握する超能力のこと。
原理的にはテレパシーの一種とされることが多い。
超能力とは違う読心術
現実的な世界観の作品では、脳波や心を読んだわけではなく視線や筋肉の動きなどの予備動作や癖等の別の要素から行動を予測していたというトリックが明かされることもある。
『アイシールド21』では対戦相手の癖を読み取る事に長けた独播スコーピオンズが、逆に最凶のデータキャラである蛭魔妖一にそれを逆手に取られ呆気なく返り討ちにあったりした。
能力バトルにて
相手がどんな能力や策を持っていても先読みして対策を取ることが出来る為、スポーツやゲーム、ギャンブルなどを題材とした作品では最強の特殊能力として扱われる事が多い。バトル系の作品でも同様だが、行動を予測しても回避できない攻撃を仕掛けられたり、読心に依存した能力者の裏をかく心理戦・頭脳戦を持ち込まれたり、能力者を恐怖させる程の殺意や狂気を浴びせられて敗北する事も多い。
能力者の中には無意識に周囲の人間の悪意や欲望を読み取ってしまい、人間不信に陥っている者や精神がパンクした者もいる。それ故に能力者には「相手が何を考えていても動揺しないメンタルの強さ」が求められる。
あと、うっかりドスケベな人間の心を読んでしまい精神的ダメージを食らったり、心を読んだ人間から知りたくもない情報を知ってしまうこともあるので乱用すると危ない能力の筆頭だったり。
また、かつてバトル物の読心能力者に多かった特徴として「『黙ったら死ぬ』レベルで喋っている」ことがあるが、現在では心を読んでもそれを黙っている能力者も多く解釈が変わって来た能力と言える。
やはり種さえ分かれば対策はいくらでもある能力ゆえ、沈黙は金、雉も鳴かずば撃たれまい…という事か。
主な能力者
- アーニャ・フォージャー(SPY×FAMILY)
- 明内ユウ(星屑テレパス)(特に相手と額を合わせた状態が最も心を読み取りやすいとのこと。)
- 和泉十七夜(マギアレコード)
- 岩兵衛(花の慶次) (明確に初出は「花と火の帝」からのキャラクターだが読心は主人公、岩介の読心能力設定から引き下げている。)
- エスパーにゃんこ(おそ松くん/おそ松さん)
- 心読みの者(バロック)
- 琴浦春香(琴浦さん)
- 古明地さとり(東方Project)
- 斉木楠雄(超能力者斉木楠雄のΨ難)
- 櫻田栞(城下町のダンデライオン)…(野菜や機械等無機物の心も読める)
- サトリ(平成版らんま1/2のアニメオリジナルキャラクター)
- さとりちゃん(妖怪ウォッチ)
- 白井甘子(ついでにとんちんかん)
- 白河ことり(D.C.)
- セト(カゲロウデイズ)
- 関根すみれ(4人はそれぞれウソをつく)…(女性限定)
- ゾベタイ星人ナビア(ウルトラマンジード)
- ダルシム(ストリートファイターII)…(特技らしいがゲーム中では使用不能)
- ディアナ・トロイ(スタートレック)
- テレンス・T・ダービー(ジョジョの奇妙な冒険)…(『YES』か『NO』限定)
- 七海アオ(夜桜四重奏)
- ハオ(シャーマンキング)
- プロフェッサーX(X-MEN)
- ペガサス・J・クロフォード(遊☆戯☆王)…(千年アイテム『千年眼』の能力)
- ヘクソン(クレヨンしんちゃん(映画暗黒タマタマ大追跡))
- マオ(コードギアス 反逆のルルーシュ)
- マンティス(MCU)…(感情操作)
- 宮崎のどか(魔法先生ネギま!)…(アーティファクト『いどのえにっき』の能力)
- 無常矜侍(スクライド)…(後述の由詑かなみから吸収して使用)
- 室田繁(幽遊白書)
- 柳葉ぱんだ(ワールドダイスター)…(舞台出演中に観客の心の声を聴いて対応することができる)
- もこ(JOCHUM)
- 行橋未造(めだかボックス)
- 由詑かなみ(スクライド)
(名前五十音順)
読心能力を持つ種族・存在等
- 宇宙生物(ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣)
- オーバーマン・プラネッタ(OVERMANキングゲイナー)
- さとり(妖怪)
- フェストゥム(蒼穹のファフナー)
- ベタゾイド人(スタートレック)
- サザナーラ(イナズマイレブンGOギャラクシー)
- 魔界人(ときめきトゥナイト):能力が高いほど心を読む力が強くなり、テレパシーで会話も出来る。
- アコード(機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM)
名前の着いた読心術
- 開心術:ウィザーディング・ワールドの魔法の一つ。相手の心を強制的に魔法で開き、中にある思念や感情を読み取る魔法。これに対抗する閉心術という魔法もある。
関連項目
右ストレートでぶっとばす…読心能力者への処刑宣告。
ファフナー…フェストゥムの読心能力を妨害する機能を備えた機動兵器。
ゴルゴ13…読心能力者の妨害で狙撃に失敗したことがある。
ラグナレクの接続…全人類を読心能力者にして「嘘のない世界」を実現する計画。
サトラレ…逆に「自分の心を周囲に読まれてしまう」存在を描いた漫画作品。