「私は古明地こいし。しがない参拝客よ。」
「無意識に潜む弾幕 それはお姉ちゃんも見た事ない弾幕よ!」
「誰しも子供の時にね、大人には気付かれない友達っていたでしょ? うふふ」
概要
種族 | 妖怪(覚) |
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登場作品 | 『地霊殿』EXボス、『DS』LEVEL 9、『求聞口授』解説、『心綺楼』自機、『深秘録』自機 『文果真報』記事、『憑依華』自機、『秘封ND』悪夢水曜、『グリウサ』弾幕大会、『智霊奇伝』第六章第四話 |
二つ名 | 閉じた恋の瞳(地・口授)、何も考えていない者(ダ)、空想上の人格保持者(心)、本怖!貴方の後ろにいるよ(深)、意図せずに心を閉ざしたサトリ(憑)、反則をやめたイドの妖怪(智) |
能力 | 無意識を操る程度の能力 |
危険度 | 不明 |
人間友好度 | 皆無 |
主な活動場所 | 不明 |
テーマ曲 | ハルトマンの妖怪少女 |
※ただし危険度や人間友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
姉と同じく覚(サトリ)という妖怪であり、相手の心を読む能力を持つ。しかしその能力のせいで周りから嫌われることを知り、読心を司る第三の目(サードアイ)を閉じて能力を封印し、同時に自身の心も閉ざしてしまい、感情も薄くなった。
ただ、二つ名に「意図せずに心を閉ざしたサトリ」とあるので、閉ざしたかったのは能力のみで、同時に閉じてしまっただけで、心そのものを閉ざす気はなかったのかもしれない。
本人曰く「人の心なんて見ても落ち込むだけで良い事なんて何一つ無いもん。」
そして第三の眼を閉じたことによって心を読む能力に代わり、「無意識を操る程度の能力」を手に入れた。この能力により無意識で行動できるようになったこいしは、あちこちをフラフラと放浪するだけの妖怪となり、夢も希望もない毎日を繰り返している。
姉のさとりも閉ざされたこいしの心だけは読むことが出来ず、いつも何処で何をしているのか把握出来ていないようで、心配している。
そこで姉のさとりから、こいしと遊ぶための専属のペットを与えられ、そのおかげか少しずつではあるがこいしも以前とは変わってきたようで、第三の瞳も緩んできているようである。
『東方心綺楼』出演が決定した際、公式サイトのキャラ紹介の悲哀感もあって一躍話題に。そして製品版では影の主人公と言っても過言では無いほどストーリーに強く絡み、作中だけでなく現実世界でも人気が高まっている。
『東方深秘録』こいしEDにおいて、初めて古明地姉妹の会話シーンが描写されている。公式作品における姉妹の会話は初登場から約7年後となった。
さとりからこいしへの呼び方が「あんた」であることも明らかになった。
ファンからもファン以外からもよくこいしちゃんと呼ばれるが、『地霊殿』にて伊吹萃香に「古明地んとこのこいしちゃんじゃ?」と呼ばれていたりするので、ちゃん付けはただの二次での愛称という訳ではない。菫子もこいしちゃん呼びである。
作中では
『東方地霊殿』では、博麗霊夢や霧雨魔理沙が地底にやって来てさとりやお燐、空と戦いを繰り広げたことを聞き、中でも八咫烏を取り込んだ空の驚異的な能力アップに興味を示す。 自分のペットも空のように強化してもらおうと思ったこいしは、妖怪の山の守矢神社を目指すことにした。その後Exの展開に。
『東方求聞口授』では、昔から度々地上へ出かけていたことが判明した。ただし、その能力によって知覚することは困難で、子供の頃一緒に遊んだことのある面識の無い友人のような存在であった。サトリ妖怪というか座敷童っぽい。姉であるさとりと接触することで、ようやく存在が確認された。
『東方心綺楼』では地上で無意識のまま生活をしていた。夢も希望もない毎日をおくっていた彼女だが、ひょんなことから道教一味に決闘を挑み勝利。その結果こいしの知名度が上がり始め、あらゆる実力者が戦いを挑むようになる。
様々な相手を蹴散らし、次第にこいしは民衆から大きな脚光を浴びる有名人となっていった。今まで誰にも見向きされずに放浪する寂しい生活を送っていたため、本人も「皆から注目される」という事に大きな喜びを感じていた。しかし、その裏には今回の異変根本に関わるある秘密があり、この為にこいしは秦こころに勝負を挑まれる事となる。
『東方深秘録』では自身が触れた都市伝説である「メリーさん(秘封倶楽部ではないほう)」がどこまで通用するか興味を持ち、「メリーさん」にまつわる「今、貴方の後ろに居るの」というセリフを言ってみたいという想いもあって様々な人々を訪ねる。
ただしどういうわけか人々には「メリーさん」の恐怖をなかなか理解してもらえず、こいしは首を傾げることとなる。魔理沙に『幻想郷の住人には電話というものがよく分からないだけだ』とたしなめられた。
余談だが背を向けて、帽子を放り投げるという、テリー・ボガードに似た勝利ポーズをしていることも。
『東方智霊奇伝』の「第六章 怨恨のサブタレイニアン 第四話」にて水橋パルスィ、黒谷ヤマメと共にようやく、登場した。
『The Grimoire of Usami 秘封倶楽部異界撮影記録』から五年ぶりの再登場である。
同作では地霊殿の入り口にて、地上へ向かう通路が封鎖されて文句を言いに来た怨霊達の相手を地上にいる姉の代わりに行っており、必死になって説得を試みようとする姿を見せた。
最終的にお空が駆け付け、「汚れ仕事は私にやらせてください」と前に出たのを見て、「どちらかというと汚れ仕事をやりたい」と和包丁片手に怨霊相手に戦闘をしていた。
容姿
『東方地霊殿』では薄く緑がかった癖のある灰色のセミロングに緑の瞳。鴉羽色の帽子に、薄い黄色のリボンをつけている。結び目は左前辺り。
ちなみにこの帽子は撃破後に深秘録や憑依華などでヒビが入っているのが確認できる。材質は不明だが思いの外硬いのかもしれない。
上の服は、黄色い生地に、二本白い線が入った緑の襟、鎖骨の間と胸元とみぞおちあたりに一つずつ付いたひし形の水色のボタン、黒い袖。
ちなみに『地霊殿』の撃破イラストでは破けた袖から黒い生地がはみ出して見えるため、緑の襟の黒いインナーと黄色の上着の服構成の可能性がある。
下のスカートは、緑の生地に白線が二本入っている。
スカートには薄く「ラナンキュラス」というキンポウゲ科の花の柄が描かれている。 花言葉は「あなたは魅力で溢れている」。
靴は黒で、紫色のハートが両足についている。姉のさとりと同じように、左胸に閉じた目がある。そこから伸びた二本の管(?)は、一本は右肩を通って左足のハートへつながり、もう片方は一度顔の左でハートマークを形作り、そのまま右足のハートへつながる。
『東方心綺楼』では大きな変更はないが、細部が異なる。その最たるものが目で、瞳孔がなく白く発光しているように見える(心綺楼こいし目)。また髪の色も、黄色味がかった鮮やかな緑髪になっている。
サードアイから伸びる二本の管についても、右肩を通る方は腰のあたりで上着を絞っているらしいのが確認できる。ちなみに、この管は触手のように攻撃に利用できるようだ。
また『心綺楼』のシステムやドットデザインなどを引き継いだ『東方深秘録』でも服装やサードアイ周辺のデザインは新たに追加されたモーション等を除きほぼ同様であるが、『深秘録』では同作でキャラクターデザインを担当した春河もえのタッチによる、その眼が見開かれたカットが複数描かれるなど、本作でもその「眼」の在り方に、こいしを表現する特徴が描かれた。
『東方智霊奇伝』でも新たなアレンジ衣装で登場。普段の服装をベースにしつつも、ひし形のボタンが胸部分の装飾になり、靴はブーツ、帽子にはハートの飾りが追加されている。そして瞳は心綺楼と同じものとなっている。
余談であるが、こいしの容姿(服・髪)の色を反転させると姉の容姿の色とほぼ同じになる(補色)。
性格
屋敷に引きこもりがちな姉と違って、好奇心旺盛でジッとしていられない性質なのか、放浪癖がある。また外見相応に幼く無邪気な面もある。
『心綺楼』や『深秘録』では、他人の落し物を自分の物にしてしまうお茶目な癖があると発覚した。
「心を閉ざした」なんて微塵も感じられないほど明るく、気楽な振る舞いをしている。そして不思議ちゃん。
ただ、霧雨魔理沙に「泥棒はいけないことよ」と諭したり、何かを尋ねる時は敬語で話しかけたりと、一般的な常識は持ち合わせているのかもしれない。礼儀正しく言葉使いも丁寧で、むしろ姉より接しやすい。事実、『智霊奇伝』では外に出ていたこともあってか姉を普段通りのお姉ちゃんと言いかけたところを「さとり様」と呼んでいた。(怨霊に問い詰められたことに耐えかねず、お姉ちゃんと叫んでしまったが)
しかし、「友達がいないからでしょ?せつなーい。」など毒舌を吐くことも多い。
このように無邪気だがしっかり者というイメージがある一方で、妖怪なだけあり「恋い焦がれるような殺戮」や「平和な人間から殺掠」、挙げ句の果てには「殺して地霊殿のエントランスにその死体を飾ってあげる」など物騒なことを平然と言う面もある。
しかし、東方において人間もその手のことを挨拶代わりに言ってくる。
つまり幻想郷では日常的な光景なのである。
さらに主人公達との対戦ではスペルカードルールもしっかり守っており、本気で殺人をするつもりがあるのかは怪しい点がある。
スペルカード記事内のQ&Aでは、レミリア・スカーレットが霊夢に対して放った殺す発言について原作者ZUNが本気でなかったと説明している点にも注目。
心を閉ざしているとあるので、これらが本来の性格か、または無意識ゆえの性格なのかは不明。本人曰く「感情なんて元より存在しない」らしい。
また敗北後も、ボロボロにされたにもかかわらず笑顔で喋っていることから、第三の目を閉じた時に喜怒哀楽の楽を残して、残りの感情が欠落している様子である(あるいは、比較的近いだけで楽ですらないのかもしれない)。
そもそも本来は心を読んで嫌われる事を何よりも恐れて目を閉じたという覚としては異端児とも言える繊細な性格なのでこうでもしないと生きれないというのが正しいと言える。
ちなみに、性質上、他人と関わったり争ったりする事はないが、「私の方がキレイだもん」など秦こころと張り合うような問答が確認できる。
能力
無意識を操る程度の能力
相手の無意識を操ることで、他人に全く認識されずに行動することができる。たとえこいしが目の前に立っていたとしても、その存在を認識することはできない。
実際に、『地霊殿』のExtraステージでは、天狗が警備する妖怪の山を誰にも気付かれることなく侵入し、その先にある守矢神社で博麗霊夢や霧雨魔理沙と遭遇している。射命丸文やパチュリー・ノーレッジからは「全く気配を感じない」と言われたこともあった。
無意識の状態では視界に映らない限り存在感が無い。視界に入っても道端の小石のように気にされることはない。そして視界からいなくなればすぐに忘れられてしまう。要は石ころぼうしのようなもの。
しかし雨には濡れるし硬いものに当たれば痛い。機械センサーなどにも引っかかる。何らかの理由でこいしという存在に注目が集まった場合は効き目が弱くなる。
こいし本人もほとんど意識せず使っており、こいし自身は本能にのみ従っている模様。
また、この能力そのものに自身の意思や思考を封じられてしまうことが示唆されている。
彼女と彼女の姉の元ネタである妖怪覚は、人間の無意識の行動によって痛い目を見た。それを皮肉った能力なのかも知れない。
相手の無意識の記憶を呼び覚ますといった、姉とは逆性質の精神攻撃も出来る。
グリモワールオブマリサでの魔理沙のコメントや、ダブルスポイラーでの射命丸文・姫海棠はたてのコメントから、表象「夢枕にご先祖総立ち」、表象「弾幕パラノイア」、「胎児の夢」などのスペルカードにはこれが利用されていると思われる。
聖白蓮はこいしの無意識の状態を「心を閉ざしているのではなく、無にする事で『空(くう・自我の無い事、実体性を欠いている状態で仏教の因果論の究極形とされる)』の境地に近付いているのでは」と考えた。その後こいしは白蓮に命蓮寺に誘われ、在家の信者となった。こいし本人も前々から宗教に興味があったらしく、心綺楼の時点で白蓮に対して「出家がしたい」という発言をしていた。
なお、心を固く閉じたこいしに対しては、姉であるさとりの『心を読む程度の能力』は通用せず、読心に依存、慢心している姉は自分に勝つことは絶対に出来ないと語っている。
それに加え、東方心綺楼では豊聡耳神子のさとりに近い能力である『十人の話を同時に聞くことが出来る程度の能力』も通用しない事が明らかになっている。
心綺楼にて雲居一輪&雲山と出くわした際、一輪には当然気づかれなかったがなぜか雲山には気づかれた。雲山曰く「目の前に誰かいる」とのこと。(一輪訳)
こいしは雲山のことを「雲のおじさん」と呼んでいる。
さらに鈴仙・優曇華院・イナバは自身の能力である狂気を操る程度の能力で応用した波動でこいしの姿を視認することが可能(PS4版深秘録でこいしが鈴仙に勝った時の台詞より)。
このことからついにこいしがひとりぼっちではなくなったと話題に。
戦闘能力
『心綺楼』、『深秘録』、『憑依華』では豊富な戦闘描写を見せる。
- ハート弾の弾幕
初登場の『地霊殿』でも多く見せていたハート弾による射撃
- 薔薇の花攻撃
『地霊殿』でも使用された、巨大な薔薇の花の見た目をしたエフェクトを設置する攻撃。服の袖から茨を伸ばし、その茨に花を咲かせるという攻撃手段もある。
サードアイのコードを服の袖の中から触手のように伸ばし、相手を打撃したり拘束したりする。同時に何本ものコードを出せるようだ。オカルト技ではサードアイの先端を受話器に変形させるという芸当も見せる。
- 脳波のようなビーム
頭を抱えるようなモーションから頭の左右に発射されるビーム。脳波のようにジグザグしている。
- 刃物による攻撃
怪ラストワードの『*今から電話をするから出てね*』ではナイフで相手を攻撃する。
スペルカード一覧
東方地霊殿
- 表象「夢枕にご先祖総立ち」
- 表象「弾幕パラノイア」
- 本能「イドの解放」
- 抑制「スーパーエゴ」
- 反応「妖怪ポリグラフ」
- 無意識「弾幕のロールシャッハ」
- 復燃「恋の埋火」
- 深層「無意識の遺伝子」
- 「嫌われ者のフィロソフィ」
- 「サブタレイニアンローズ」
ダブルスポイラー
東方心綺楼
開放の精神の極大化させ、感情のままハート弾を周囲に撒き散らして攻撃する技。
原作とかなり近い技だが、弾の軌道が向こうとは異なり、相手を自分から引き離させる(無意識に後退してしまう)追加効果が付加されている。
抑圧の精神の極大化させ、その余波でこいしの周囲にいる相手にダメージを与える技。
離れていれば余波のダメージは受けない。しかしこちらにも相手を自分の方に引き寄せる(無意識に近寄ってしまう)効果がある。向こうとは対照的に原作とは全く違う技。
相手を見つめる六つの影が出現して攻撃を行う技。動作が夢枕にご先祖総立ちと酷似している。
発動前にだれるような表情を見せ、手を左右に振り踊るようなモーションを見せたのち影が相手に襲い掛かる。
周囲に茨を張り巡らせ、バラの花で攻撃する技。これの簡易版である「グローイングペイン」の説明によると、この茨はこいしの外に出た意識が実体化した物らしい。シナリオ限定技。
ワインダー状に周囲にハート弾をまき散らした後、原作のスーパーエゴの様にハート弾がこいしの元に戻っていく技。こちらもシナリオ限定技。
ラストワード。引き寄せ効果を持ったバラ弾を大量に生み出して相手を捕獲する技。
相手を捕まえるとこいしのカットインが表示され、直後にバラが大爆発を起こして相手にダメージを与える。
東方深秘録
シナリオ限定技。電話の呼び出し音と同時にバリアーを展開し、消える。という動作を繰り返す。
怪ラストワード。結界を展開し、ヒット後「わたし、メリーさん」「今、あなたの」と近づいて「後ろにいるの」と同時に相手をナイフで一閃する。彼女のスペルの中で唯一武器を使用したスペルカード。
東方憑依華
※プレイヤースペルは深秘録と同じ。以下のスペルは全てシナリオ限定。
シナリオ中では魔理沙との完全憑依コンビでこいしはスレイブとして登場。星やハートの弾をばら撒く。
シナリオ中では一輪との完全憑依コンビでこいしはマスターとして登場。ハートの弾をばらまいたり、雲山の拳を使って攻撃する。
シナリオ中では、針妙丸との完全憑依コンビでこいしはスレイブとして登場。小判や大きなハートをばらまいて攻撃する。
秘封ナイトメアダイアリー
※こいしは、本能「イドの解放」に似たハートのばら撒きを各スペルで行ってくる。
- 地妖符「イドの式神」(With 藍)
- 「パーフェクトマインドコントロール」(With さとり)
- 地霊符「マインドステラリリーフ」(With お空)
元ネタ
覚(さとり)。美濃、飛騨に住むとされる人の心を読む妖怪。
人間の心を読んで驚かすという言い伝えがある一方、基本的には無害で、中には人間と共存していたという伝承もある。
むしろ無意識に行動する人間を恐れるような話もあった。無意識を操れるのはその皮肉かもしれない。
他に、人間が意識しない行動でサトリの目を潰すというものがある。
基本的に偶然以外にはぐらつかないタフなメンタルを持った種族なのだがこいしは
『覚として産まれた事が1番の不幸』と言えるぐらいのメンタルの異端児である。
ドイツの哲学者エドゥアルト・フォン・ハルトマンはこいしの能力の元である『無意識の哲学』を作った人物である。また、こいしのテーマ曲「ハルトマンの妖怪少女」のハルトマンとはこの人物ではないかと言われている。
「恋は盲目」
恋をすると理性や常識を失い、周りが見えなくなるという意味。
二つ名の「閉じた恋の瞳」は「恋は盲目」と同意義。
さとりの管は位置が上半身に集中し、こいしの管は下半身に集中している。意識下、本能の象徴。
そして全体的にさとりの反対色になっている。「嫌い」の反対は「好き」ではなく、同根のもの。本当の反対は「無視」、「無関心」。
第三の瞳を持つ為に嫌われるさとりと、瞳を閉じたが故に無視されるこいし。
古明地こいしという名前については、
こめいじからめを引くとこいじ、恋路になる。
他にも、
小石→路端の小石の如く、こいしの存在は認知されない。
無意識に投げられた小石を覚が避けることはできなかった。
ドラえもんの秘密道具に『石ころぼうし』があるが、ちょうどこいしも帽子をかぶっている。
故意→ 無意識とは逆の意味である。故意に瞳を潰したためか。故意死、ともとれる。
夢野久作の小説、ドグラ・マグラの一節に、恋しい意識と言うものがある。
漢字で変換すると恋し、恋しい、恋路、恋死…などになる。
「恋」は旧字体で「戀」。『言(この場合は自制心とか、理性)』に糸が絡みつき、けじめがつけられない心の様子を表す。
京都市の地主神社にある「恋占いの石」?
10メートルほど離れている2つの石があり、片方の石から反対側の石に 目を閉じて 無事たどり着くことが出来ると、恋の願いが叶うと言われている。
覚である古明地(komeiji)は点が三つ、あるいは古明地(こめいじ)のめ(目)と濁点(目の字二つ)で合わせて三つの目。こいし(koishi)は点が二つ → 三つの目の内、二つは開き、一つは閉じてる?
彼女の弾幕にある青い薔薇の当初の花言葉は「不可能・あり得ない」。
覚の一説の「人間とは考えてもいないことをやらかす恐ろしい生き物だ」に結びつく。
無意識に行動するなど有り得ない。或いは、自分の瞳は絶対に開かない、という感情の表れか。
青い薔薇は覚の生息地の岐阜にて世界で最も青に近い薔薇が作られている。
青い薔薇はサントリーフラワーズによって遺伝子組み換え技術により作られた。これにより「奇跡」「神の祝福」という新たな花言葉が設けられた。
二次創作
「無意識」「放浪癖」「素直で気楽な言動」から、特性上「ありとあらゆる場所に理由も目的もなく登場しうる」という性質があり、絡もうとすればだれとでも絡むことができるため、使いやすいキャラの筆頭である。
端役としても便利で関係ないイラストや動画でも結構写りこんでいる。
ギャグや日常では本当に悩みが無くノリと勢いで周囲を振り回すトリックスターとなるが、その行動を止められないというか止める間もなく完遂されてしまうことが多く、姉の悩みは増えるばかりである。
シリアスだと重い設定を持った狂人という扱いが多い。ホラー系での起用率は諏訪子と並んで高い。
とにかくバッドエンド率がとても高く、心を閉ざした云々について様々な考察・創作がなされている。
「考えるより先に行動が終わっている」と言う性質上、思いついたことをどんどんやってしまう素直で悩みの無い性格にされることが多い。
ジト目の姉とは逆にスッキリした笑顔で描かれやすく、状況に合わせて爽やかな笑顔から寂しげな笑顔まで色々な表情にされる。設定上ゲス顔になったり苦悶の表情を浮かべたりすることは少ない。
壊れキャラ設定を活かして血塗られた残忍なキャラにされる場合もあるが、先述の特性から激昂することはあり得ないため普段のニコニコした顔のまま意味もなく殺しにかかってくるタイプが多い。
実際、東方深秘録でのこいしのオカルト技はまさにそんな感じ。
以前は悩みが無いキャラであるという認識のほうが優勢であったが、心綺楼での描写から無意識行動に本人も悩んでいたことが判明し、それに伴って二次創作でも悩む描写が増え「楽しか感情が残っていないキャラ」としての側面の描写も増えた。
というより本来の繊細過ぎる性格が理解されて来たと言うべきか。
カップリングで多いのは以下の3名。
姉の古明地さとりとの関係については、こいしは基本的に好き勝手に放蕩しているためさとりと確執があると設定されるのは稀。
原作では度々「お姉ちゃんが〜と言っていた」とコメントしてるので基本お姉ちゃん大好きっ娘。
こいし自身の心中は不明でさとりはこいしを心配しているという原作通りの描写か、こいしが素直に好意をぶつけてくるせいでさとりがたじろいでいるパターン多数。
原作では一切絡みがないが、EXボス・狂人・妹と共通点が多いフランドール・スカーレットとよくカップリングにされる。
ただし絵に描くならまだしも、会話させようとすると性質の違う狂気をキッチリ書き分けつつ狂人同士で会話を成り立たせるというなかなか高度な描写が必要になる。
この二人に、さらに東方星蓮船EXボスである封獣ぬえを加えた三人でトリオを組むことも。
東方心綺楼では同作ラスボスの秦こころが落とした「希望の面」を拾ったことで異変の根源に関わったため、秦こころとのカップリングができた。
こちらはこころが比較的いい子であり、対照的でお互いを好敵手扱いする描写などからハッピーで平和な作品が多く、ようやく現れたこいしを救う救世主のようにされることも。
また、原作と違い感情及び表情豊かとされるケースがある。
その他、詳しくは古明地こいし(二次創作)を参照。
関連イラスト
関連タグ
地獄のラブリービジター サブタレイニアンローズ ラインのハート
カップリング、グループ
こいフラが俺のイドブレイク こいここは希望の恋心 お姉ちゃんペロペロ
二次設定、二次創作系
古明地こいし(二次創作)(参照)
東方キャラの日
こいしの日(一覧記事) 5月14日はこいしの日 6/14日はロ(リこ)いしの日 6月14日は無意識の日 2010年10月11日は閉じた恋の瞳の日など