概要
キンポウゲ(英名バターカップ)はキンポウゲ科キンポウゲ属(ラナンキュラス属)の多年草。5枚の花弁に独特の光沢がある黄色い花を春〜初夏に咲かせる。しばしば群生し、日光に照らされてキラキラとした輝きを放つ。標準和名はウマノアシガタで、キンポウゲは別名とされる(八重咲きのものだけをキンポウゲと呼ぶという説もある)
キンポウゲ科によくあるように毒草(ウシはこの種の草を食べない)なのだが、ニホンジカは好物らしく、近年のシカの増加に伴い食害により数を減らしている。
同属の種
キンポウゲ属のミヤマキンポウゲ、キタダケキンポウゲ、タカネキンポウゲなどは高山植物として知られ、園芸植物として栽培もされている。地中海東部原産のハナキンポウゲは属名のラナンキュラスの名で知られ、八重咲きのものなど非常に多くの品種がある。