「地上の光が妬ましい 巡る風が妬ましい 貴方には恨みはないけど 私が貴方を討つ理由など幾らでも作れるわ」
概要
種族 | 橋姫 |
---|---|
出演作品 | 『地霊殿』2面ボス、『DS』LV2、『求聞口授』解説、『グリウサ』大会、『智霊奇伝』第六章第四話 |
二つ名 | 地殻の下の嫉妬心(地) 緑色の眼をした怪物(ダ) 風光を妬む地底人(智) |
能力 | 嫉妬心を操る程度の能力 |
危険度 | 中 |
人間友好度 | 皆無 |
主な活動場所 | 旧地獄 |
テーマ曲 | 緑眼のジェラシー |
※ただし危険度や人間友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
地上と地下を結ぶ穴の番人。種族は橋姫。
本来は地上と地下を行き来するものを見守る守護神的存在なのだが、嫉妬深い性格の所為で通行者にちょっかいをかけてくることもある。楽しそうにしている奴は気にくわないらしい。
ZUN氏曰く「心の病んだ妖怪」。
『地霊殿』では、魔理沙が相手の場合には地上へ帰るよう諭そうとする守護神的な側面を見せるが、霊夢(+紫)相手の場合、何かと「妬ましい」を連呼して襲い掛かっていた。
また『ダブルスポイラー』では「妬ましい」を連呼するのはパフォーマンスではないかと文に疑われている。
種族
橋姫
悪霊や外敵を防ぐために橋の袂に祀られていた男女二神(所謂塞の神の一種)や人柱や水神信仰などが習合したものと考えられている。地方によって伝承は様々で性質も多少異なる。
最も有名なのが宇治の橋姫で、他の女に夫を奪われた女が憎悪と殺意のあまりに宇治川に身を浸し、生きながらに鬼になり恨みを晴らしたという伝説がある。
能力
嫉妬心を操る程度の能力
橋姫伝説に由来する能力。文字通り相手の嫉妬心を煽る忌み嫌われた能力なのだが、基本的に使われることはない。それ以上に本人が嫉妬深い。
一方、『求聞口授』では積極的にこの能力を使用している旨が書かれている。
彼女にとって嫉妬心とは力の源であり、弱肉強食の地底世界において強い力を保つために積極的に能力を行使しているらしい。ちなみに自身の嫉妬心でも力を得ることが出来る。
容姿
金髪のショートボブ。目の色は二つ名やテーマ曲名、スペルカード名にもあるとおり緑目。二次創作では髪を後ろで結っている様もよく見受けられる。耳は先の尖ったいわゆるエルフ耳であるように見える。髪の毛で隠れてそう見えるだけかもしれない(ZUN絵)が、こちらも髪と同様エルフ耳であることがほとんど。
服はペルシア人女性の礼装であるペルシアンドレスに近い。また、服の裾やスカートの縁には、橋姫伝説の舞台である宇治橋を髣髴とさせるような橋の形をした模様や装飾が施されている。
- 東方キャラの(エルフ)耳について
ZUN絵は作品ごとに画風が異なる為、必ずしも統一されている訳ではない。
エルフ耳の東方キャラはパルスィだけであると思われていたが、地『ダブルスポイラー』の射命丸文と姫海棠はたても、エルフ耳であるように見える。妬ましい。ちなみに、旧作では魔理沙がエルフ耳だった事も。あと『靈異伝』のElisもエルフ耳っぽい。···妬ましい。
『ダブルスポイラー』の影響で、pixiv内でもエルフ耳をした文の絵が一時散見したが、一部が髪に隠れているだけにも見えるし、『緋想天』では普通の耳(alphes氏の絵)である。また、お燐も初登場時はエルフ耳っぽかった(これも髪で隠れているだけとも見える)が獣王園では普通の耳になっていた。二次創作でほぼ統一されているパルスィとは違い、こちらは絵師によって解釈が分かれている。
要するにパルスィのエルフ耳というアイデンティティが取られた訳ではない!···ので妬むのは止めてくださいお願いします。
性格
基本的に守護神のような存在と呼ばれるように、親切で優しい性格が窺える。
ただしその一方で極めて嫉妬深く自身を卑下している節があり、自身より他者が幸せ・優れていると思えば嫉妬し、逆に相手に嫉妬する部分が無ければ不幸自慢をしてくる。そのためか自分より不幸なものにも嫉妬する。難儀だ。
他にも人前で平気で陰口を叩いたり、人間の嫉妬心をいじって楽しむなど、あまり褒められた性格ではないようにも思える。主人公達が二人組でにぎやかに地底へ降りてきたのを嫉妬してちょっかいをかけてきた所を見るに、友人もあまり多くない様子?
実際東方外來韋編のクロスレビューでも霊夢や魔理沙からの人物評は散々だが、心を読めるさとりだけは「周囲の者をねたんでいるけれど、心の奥底ではみんなへの尊敬や憧れをちゃんと持っている、みんなが思っているよりもずっと優しい子」と評している。
備考
- 緑
パルスィは緑色の瞳や弾幕が特徴的で、
・二つ名は『緑色の眼をした怪物』
・テーマ曲名は『緑眼のジェラシー』
・『妬符「グリーンアイドモンスター」(嫉妬「緑色の目をした見えない怪物」)』という名前のスペルカードを使用する
など、何かと緑色に結びつけられるが、緑色が嫉妬を表す色であることが由来していると思われる。
また、シェークスピアの戯曲の中の一節『green eyed monster』(=緑色の目をした怪物)から、その単語自体が「嫉妬」「嫉妬深い人」を表す慣用句ともなっている。
詳細はこちらの記事を参照。
作中ではパチュリーがパルスィを「嫉妬深いペルシャ人」と呼んでいた。
パルスィの元ネタである橋姫は日本の妖怪(あるいは神)であるため、彼女も日本人だと思われるが、金髪・緑眼・エルフ耳など、西洋人を彷彿とさせる容姿をしている。そのためペルシア人と呼ばれる所以は諸説あり、その中で有力だとされるのがその名前。
パルスィ(Parsee)は本来Prsiというスペル。これは近世(現代)ペルシア語では「パールスィー」Pārsī と発音され、ペルシア人や「ペルシア語」そのもの、もしくは(イラン南部の古代ペルシア帝国発祥の地でもある)「ファールス州(パールス州)出身者」の意味である。また、ペルシア人のことを日本語で波斯人(はしひと)といい、ここから橋姫との関連性を見て取ることもできる。
スペルカード
地霊殿二面道中 |
---|
妬符「グリーンアイドモンスター」(easy.normal) |
嫉妬「緑色の目をした見えない怪物」(hard.lunatic) |
地霊殿二面ボス |
花咲爺「華やかなる仁者への嫉妬」(easy.normal) |
花咲爺「シロの灰」(hard.lunatic) |
舌切雀「謙虚なる富者への片恨」(easy.normal) |
舌切雀「大きな葛籠と小さな葛籠」(hard.lunatic) |
恨符「丑の刻参り」(easy.normal) |
恨符「丑の刻参り七日目」(hard.lunatic) |
ダブルスポイラー Level.2 |
嫉妬「ジェラシーボンバー」(2-3) |
怨み念法「積怨返し」(2-5) |
二次創作
- 嫉妬キャラ
二次創作では他人のありとあらゆる行動に対し「妬ましい」と嫉妬しまくる様子が見られる。自分が妬むケースは非常に多いが、相手の嫉妬心を駆り立てるという本来の能力が使われるケースは少ない。
ただ、二次創作で彼女の能力が使われるようなことがあれば、カップリングが激しい 人間の魔法使いさんが過労死してしまう可能性が大いにあるので作者内では彼女を守るための暗黙の了解があるのかもしれない。
その名前の特殊な語感から、妬ましいことを「パルい」と表現するケースが見受けられる。さらには嫉妬している様を表すために「ぱるぱる(パルパル)」と訳のわからない台詞(ないし擬音)を発している場合もあるが、もちろん「パルい」も「ぱるぱる」も原作では一言も喋っていないので注意。
- 立ち位置
わりと幼いイメージの強い2ボス陣の中では年上として扱われるほう。ダブルスポイラーLEVEL2で共演した雛は控えめで大人しい感じに対し、こちらは口の悪い姉のような喋り方で他人を寄せ付けない雰囲気といった感じのキャラだと思えば自然か。
原作の立ち絵ではスカーフと上着で隠れているため、インナーのデザインは黒い色である事以外は不明である。
一方で二次創作ではタートルネックかつノースリーブの黒インナーであると設定されて、上着を脱いだパルスィが数多く描かれている。
胸を強調するようなインナーであるため、胸を大きく描いた絵が多い。
二次創作内でパルスィとの絡みが多いキャラクターとして、星熊勇儀が挙げられる。
原作ではほとんど絡みはないが、『地霊殿』の2ボス・3ボスという関係や、2人の対照的な性格から、二次創作界隈ではメジャーなカップリングになっている。
「素直な勇儀」と「ツンデレなパルスィ」という組み合わせが主流である。
詳しくは勇パルの記事を参照。
- 外部作品ネタ
嫉妬するというそのキャラクターのためか、しっとマスクおよびしっと団(突撃!パッパラ隊)絡みのネタも多い。ときにはマスクを被らされ「しっと姫」とか「しっとプリンセス」なんて呼ばれることもあり、しっと団はパルスィを名誉しっと団員扱いしているとかしないとか。
関連イラスト
関連タグ
イラスト・二次創作関連
パルスィがかわいすぎて生きていくのが辛い おっぱるすぃ ちっぱるすぃ
ぱるぱる パルスマイル パルスィ<(^o^)>ビーム フラワリングジェラシー
4月10日はパルスィの日 8月4日は橋姫の日 待機組嫉妬祭 つちぐもとはしひめ ぷるスィ パルチラ 水橋さんこっちです
カップリング・グループ
- よくある間違い