「どれ、久しぶりに人間を病で苦しめるとしようかな」
概要
種族 | 土蜘蛛 |
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登場作品 | 『地霊殿』1面ボス、『DS』LV3、『求聞口授』解説、『グリウサ』弾幕大会、『剛欲異聞』地霊虹洞ボス、『智霊奇伝』第六章第四話 |
二つ名 | 暗い洞窟の明るい網(地・口授) 忍び寄る恐怖の気(DS) 瘴疫の土蜘蛛(智) |
能力 | 病気(主に感染症)を操る程度の能力 |
危険度 | 高 |
人間友好度 | 極低 |
主な活動場所 | 暗闇の風穴内 |
テーマ曲 | 封じられた妖怪 ~ Lost Place |
※ただし危険度や人間友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
幻想郷の地上世界から切り離された場所、地底世界の旧都や洞窟の奥底で活動している、地上世界からこの地底世界へ封じられて落とされた妖怪の一人。
種族は土蜘蛛。病を操り、人間に感染症などの病気を掛ける能力を持つ。また、蜘蛛の糸も扱える。
少々好戦的で感染症などの病気を操るため、初めて会う相手には殆ど嫌われており、人間にとっては嫌われ者……というより天敵。 だがその凶悪な能力を無闇に使う事はなく、よく話をしてみると気さくで明るく楽しい、誰とでも友人になれそうなタイプの性格だと分かる。この性格のおかげで見知った地底の妖怪達からは人気者。
作品内での描写
『東方地霊殿』では、間欠泉の調査(実は温泉目当て)に来た人間(霊夢、魔理沙)を見かける。珍しい人間の登場に歓迎するも、こっちの話を無視された上に喧嘩を売られて倒された可哀想な妖怪。その能力故か魔理沙にはかなり嫌われていた。特ににとりからは、「河を汚す」という理由で問答無用的に倒されるハメに。
ちなみに少々「おお? 人間とは珍しいねぇ 地底に遊びに来たのかい? あそこは今お祭り騒ぎよ 誰も拒みゃしないから楽しんでおいき」などと口調がおばさん臭い。
書籍『東方求聞口授』では精神的に弱った信者目当てで命蓮寺に入門しようとした為に断った事を白蓮が明かした(他にもお燐が断られている)。
書籍『東方文果真報』では文のゴシップ記事のために「蓬莱薬局の頓服薬」の効果を検証する実験台に選ばれた。記事によると「飲み込んでから10秒ほど経つと悶え苦しみ始めた」とのこと。その後の状況はどうでもいいのか全く言及されていない。
なお文が彼女に飲ませた薬は、妖精や幽霊が飲めば消滅する可能性もある危険な薬なのだが、合意の上での服用かどうかは不明。説明無しなら本当に悲惨である。
書籍『グリモワールオブウサミ』では久々にセリフ付きで登場。危険な弾幕の使用を制限していた花火大会に興味が湧かなかったらしいが、針妙丸と正邪による大会乗っ取り後の方針を気に入りコンテストに参加した。
「捨てる地獄あれば救う地獄ありね!」というキャプションを見るに意気揚々と乗り込んできたことがわかる。
ゲーム『東方剛欲異聞』への参戦が東方ステーション27時間で公開された内容から判明。ボスとしての登場のみでプレイアブルキャラではないようだ。本編では何かとお腹を空かしている様子で、空腹を満たす為に襲いかかってくる他、鬼神達や地獄の運営方法について物申していたりと旧地獄の住人らしい姿が見られる。
種族
土蜘蛛
元ネタは、巨大な人食い蜘蛛の妖怪。顔は鬼、胴体は虎、手足は蜘蛛という化け物。奈良県の大和葛城山に棲んでいたとされる。伝説では、源氏の武将源頼光とその配下の四天王により退治される。
東方Projectでの土蜘蛛は、病を操る能力を持ち、地上ではよく河を汚していたようだ。
その一方で、かなり器用で力持ち、という長所もあり、建築が得意。とはいえ、はたてからは「鬼の道具風情」などと揶揄されていた。萃香がその姿を見て「懐かしい」と言ったくらい、地上から消えて久しい妖怪。
蜘蛛らしく、糸を巧みに扱う。糸を素早く射出し、素早くしまうのもお手の物。その糸は細いがとても頑丈。建築に使われる。どこから糸を出しているのかは不明。
『東方求聞口授』によれば好みは肉体的に弱った人間(怪我や病気など)よりも、精神的に弱った人間(悩みや精神疾患など)が好みらしい。ただしこの記述だけでは人肉を食う妖怪なのか、精神を食う妖怪なのか判然としない。
能力
病気(主に感染症)を操る程度の能力
要はウィルスなどの病原菌を操る能力。インフルエンザの主である。
病原菌は強力なものになると空気感染もし、感染者は正体不明の高熱にうなされ、致死性も高い。集団生活を基礎とする人類の天敵のひとつと言える。ただし幻想郷では人に危害を加えることを基本的に禁止している故か、ヤマメ自身はこの能力を少なくとも原作内で使ったことはない(たまに出会った人間にインフルエンザをかける程度である)。
ちなみに妖怪は全般的に肉体的なダメージには極端に強く、ウィルスなどの病気も平気である。その為に彼女の能力は妖怪を相手とした場合、極端に相性が悪いことになる。
容姿
金髪のおだんごないしポニーテールに茶色の大きなリボンをしている。瞳の色は茶色。
服装は、黒いふっくらした上着の上に、こげ茶色のジャンパースカートを着ている。スカートの上から黄色いベルトのようなものをクロスさせて何重にも巻き、裾を絞った不思議な衣装をしている。
丸く膨らんだスカート部分は蜘蛛の腹を、胸についた飾りボタンは蜘蛛の眼(6個+両目で8眼)を、4本のベルトは自分の四肢と合わせて蜘蛛の8本脚と模様をイメージしたものである。
とは言えどうみても人間体だが、霊夢は一目で「節足動物」と見抜いた(魔理沙は蜘蛛と言われても分からなかったようだが)。
『東方剛欲異聞』では上記の服装をベースに、二の腕と太腿の辺りに計4ヶ所のスリットが入りやや露出度が上がった。また、スカートのベルトを腰の辺りで結いているが、先端に縞模様が入っているため傍目から見れば背中から4本の蜘蛛脚が生えているように見える。
蜘蛛=逆さ吊りのイメージがあるためか、地霊殿体験版のレーベルで描かれているヤマメの立ち絵は、上下逆さまである。二次創作でも、糸などで逆さ吊りのヤマメの絵は多い。
スペルカード
地霊殿
スペルカード名 | E | N | H | L | EX | 備考 |
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罠符「キャプチャーウェブ」 | 〇 | 〇 | ||||
蜘蛛「石窟の蜘蛛の巣」 | 〇 | 〇 | ||||
瘴符「フィルドミアズマ」 | 〇 | 〇 | ||||
瘴気「原因不明の熱病」 | 〇 | 〇 |
ダブルスポイラー
スペルカード名 | ステージ | 備考 |
---|---|---|
細綱「カンダタロープ」 | LEVEL3 STAGE4 | |
毒符「樺黄小町」 | LEVEL3 STAGE7 |
剛欲異聞
二次創作
基本的に、テンションが高く騒がしいキャラに描かれることが多い。また一人で空回りするなど、見ていて飽きないキャラ。 口調に関しては野暮ったいので普通になっていることがある。
アイドル
明るく楽しい性格から、地底のアイドル扱いされることも。
東方アレンジでは、IOSYSにより「黒谷ヤマメのめざせアイドル!大作戦!」も制作されている。
※電波曲注意
カップリング
カップリング相手としては、同ステージ中ボスのキスメがメジャー(ヤマキス)。
旧都の実力者である勇儀と絡むことは少ないが、『地霊殿』前半の登場キャラとして一緒に描かれることもある。
その他では、
……とのカップリングも。
また、蜘蛛つながりなのか、スパイダーマッとのカップリングもある。
ヤマメ、貴様のためにわしは宇宙塩を味噌鰤だぞ!許せるッ!!
東方キャラの日
設定理由など、詳細は各記事へ。
関連イラスト
関連タグ
カップリング・グループ
ヤマキス ヤマリグ ヤマパル ゆゆヤマ ヤマぬえ ヤマメディ