「アゲハ蝶の妖精だって負けてないよ! 力が無限に湧いてくるわ!」
設定
二つ名 | 神に近づく蝶の妖精(天)真夏のアゲハ蝶の妖精(三) |
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種族 | 妖精 |
能力 | 鱗粉をまき散らす程度の能力 |
テーマ曲 | 真夏の妖精の夢 |
登場作品 | 『東方天空璋』1面ボス 『東方三月精』第4部 『秘封ナイトメアダイアリー』火曜日及び裏・日曜日ボス |
概要
昆虫の成長・再生・変態を体現したアゲハチョウの妖精。
普段は温厚な性格であり何処かで戦闘があってもパワーアップアイテムを数個持参して遊びに行く程度なのだが、四季異変では溢れる力を持て余して暴走する。
チルノとは以前から知り合っていたようで、作中ではどちらが支配者になるか競い合っていた。
他の妖精同様に知性はそれほど高くないが、自分に勝利して移動しようとするチルノに「私の分も頑張って」とエールを送ったり、霊夢には異変解決の手伝いを申し出たりと、優しい性格である。
暖かい所や陽の光を好み、普段は太陽の畑を根城にしている。
反面、寒さが苦手らしく、チルノが住む霧の湖には「陽の光がまともに当たらない」、博麗神社には「風が強い」という理由で、あまり近づこうとしない。さらに冬ともなれば外出もしないためにやることがなくなり、拠点を魔法の森の洞穴奥深くにある別荘に移している。そして部屋を夏らしく模様替えし、春が来るまでひたすらにゴロゴロと生活を送る。
一方でただの妖精としては不可解な言動もあり、チルノの肌が黒くなったのは日焼けではなく暴走の影響であることを見抜き、異変の元凶の存在を予感している。さらにクラウンピースが持つ「凝視すると狂う松明」の本質を見抜き、その特性を利用して冬の気候を真夏に変える(さらにはヤシの木まで生やす)など、明らかに一妖精の範疇を越えた異常な能力を持っている。
摩多羅隠岐奈からは「もしかしたら妖精ではなく神かもしれない」と言われている(後述)。神主自身も「謎めいたものを秘めた妖精」とコメントしている。
Eternityは「永遠の」、larvaは「幼虫」という意味で、合わせて「永遠の幼虫」を意味する。
容姿
水色の髪に橙色の瞳を持つ。他の妖精と同じく裸足。
全身にアゲハチョウの幼虫~成虫までの意匠がされており、
頭の角とスカートは幼虫、お腹周りは蛹、背中の羽は成虫を表している。
この頭の角は常に頭部から出ているが、危険を察知すると弾幕と臭い匂いを出すようだ。
スペルカード
東方天空璋
- 蝶符「ミニットスケールス」
- 蝶符「アゲハの鱗粉」
- 蝶符「フラッタリングサマー」
- 蝶符「真夏の羽ばたき」
秘封ナイトメアダイアリー
- 蝶符「バタフライドリーム」(火曜日、弾幕夢2)
- 蝶符「纏わりつく鱗粉」(火曜日、弾幕夢3)
- 夢蝶「クレージーバタフライ」(裏・日曜日、弾幕夢4)
バレットフィリア達の闇市場
- 蝶符「デッドリーバタフライ」
二次創作
常世神
ゲーム内で摩多羅隠岐奈が「常夜神かもしれない」と言った点から、普段は頭の悪い陽気な妖精を演じているが、まれに邪教として排斥された危険な神としての一面が顔を出すというもの。下記の摩多羅隠岐奈との組み合わせではそれが如実に現れる物が多い。
なお、史実で崇拝されたのは常世神であるが、ゲーム内では上記の通り常夜神と呼ばれる。常世と常夜は古くは同音で同じ意味を持っていた事かあるいは誤字が由来かと思われるが、異変中のラルバの台詞に新世界の神が含まれている事から、そちらのネタもあるかもしれない。
『日本書紀』では常世神の使いとして、「虫である、橘の樹に生る。あるいは山椒に生る。長さは4寸余り、親指ぐらいの大きさである。色は緑で黒点がある。形は全く蚕に似る」と記され、アゲハの幼虫を示している。
他キャラクターとの関係
原作で仲が良い妖精同士。また『天空璋』での夏属性という共通点もある。
「妖精の未来(時代)」という共通の行動目的を持っており、お互いに協力関係にある。
ただし、ラルバが暖かい所を好み、妖精の多い太陽の畑を本拠としているのに対して、チルノは寒い所を好み、妖精の少ない霧の湖を本拠としているなど相反する点も多い。
『天空璋』の1面ボスとラスボス。お互いに深く関係する秦河勝と常世神の対立をなぞらえて生まれた組み合わせ。
『三月精』ではチルノ率いる妖精組の一員として直接対決している。
二次創作でもよく描かれるが、この時のエタニティラルバは常世神としての顔になっているものも多い。
生命力関係の力を持つ妖精同士。
『三月精』の神社の縁日にてラルバが協力を仰ぎ、ピースもその話に乗った。
『三月精』にてラルバの別荘に光の三妖精が訪れた際、ラルバの腕をスターが“かぷー”したことから生まれた組み合わせ。圧倒的な破壊力で読者を萌殺した。
共通点としてはともに蝶の羽を持つことが挙げられる。
『三月精』ではチルノの友人である大妖精を紹介されている描写がある。
二次創作ではチルノの知らない所でチルノ争奪戦を繰り広げていたりもする。また大妖精の日とエタニティラルバの日がともに8月8日である関係で、8月8日に二人の組み合わせが描かれることも多い。
- 妖精全体
『妖精』全体の集合絵が描かれる際、ラルバも混ざっている絵が多い。
二次創作での組み合わせ。
この2人は妖怪であるがラルバと同じく虫をモチーフにしたキャラであるうえ、『永夜抄』や『地霊殿』で1ボスを担当している。
余談
- 『東方天空璋』の体験版が頒布される2日前に神主のブログにてCDレーベルのキャラとして公開されている。
- 当初は「エタニティラーヴァ」という名前だったが、あまりにも強そうな響きだったのと、神主の構想する世界観とはそぐわなかったため、現在の「ラルバ」に変えたそうだ。(外來韋編肆より)
関連イラスト
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