「酷い、酷いわー 積み石は子供達の大切な作品なのにー! 私が仇を取ってやる!」
「骨なんて……無くたって問題ないもん」
概要
『東方Project』に登場するキャラクター。初出は『東方鬼形獣』。
種族 | 水子の霊 |
---|---|
二つ名 | 河原のアイドル水子 |
能力 | 上手に石を積む程度の能力 |
登場作品 | 東方鬼形獣(1面中ボス・1面ボス) |
テーマ曲 | ジェリーストーン |
賽の河原で石を積んでいる水子の霊。賽の河原の水子の霊達のリーダー的存在。
無駄な単純作業を楽しくやりがいのあるものに変える福の神という側面もある。
常に明るく才知に長け、石積みコンテストなど色々なイベントを開催して水子たちに好かれるアイドルである。
魔理沙(オオカミ霊)の「骨のない奴」という言葉に反応しているため、骨が無い可能性がある(理由に対しての考察は後述)。
体験版では名前に表記揺れがあり「えびす えいか」なのか「えびす ようか」なのか
はっきりしていなかったが、製品版にて「えびす えいか」に統一された。
スペルカード
東方鬼形獣
スペルカード名 | E | N | H | L | EX |
---|---|---|---|---|---|
石符「ストーンウッズ」 | ◯ | ◯ | |||
石符「ストーンコ二ファー」 | ◯ | ◯ | |||
石符「チルドレンズリンボ」 | ◯ | ◯ | |||
石符「アダルトチルドレンズリンボ」 | ◯ | ◯ |
容姿
服装は白と薄赤で、ドット模様が入ったワンピース。袖は紐状の装飾も相まってクラゲを連想させる。足は裸足。肌の色はやや浅黒い。
耳は福耳に近く、耳たぶの下側がかなり大きい。
髪の毛は白に近い亜麻色で、ふわふわな感じ。ちなみに髪の毛の下側はワンピースの袖や背中のような感じで細く結っている。二次創作では二つ結びのように描かれることも。
立ち絵では石に座っている(ゲームのドット絵では、立ち上がる差分もある)。
二次創作
◆えいけーき
作中での台詞から実は水蛭子ではないかと言う見解があり、そこから第6ステージボスの埴安神袿姫とは姉妹と言う二次ネタが誕生しつつある(瓔花が姉)。
実際、2人の共通点や姉妹説の根拠もいくつか存在する。
◆娘々
東方で水子といえばアレということで青娥娘々とのカップリングが誕生しつつある。
ただし、こうなると高確率で子供の味方たる母が怒りの形相ですっ飛んで来る。
◆母親と娘
母親属性の強い純狐と擬似親子として描かれる事もある。
上記の通り、青娥周りでは保護者として登場する。
◆水蛭子(ヒルコ)
イザナギとイザナミから最初に生まれるも、とある理由から海に流された神様。その理由は様々な研究がされており、主な説は骨がなかった説、手が異形だった説、生まれた後の儀式を間違った方法で行った説、「可愛い子には旅をさせよ」説などがある。
ただ、
- 先述の、魔理沙(オオカミ霊)との会話で見られる「骨」というワードへの反応
- 骨のない生き物であるクラゲを連想させる服装
- テーマ曲の名前『ジェリーストーン』(クラゲは英語で「ジェリーフィッシュ」)
- 水子の霊達のリーダー → 水子の霊達の母 → 水母(クラゲ)、という連想
これらの根拠から、東方project内では「骨がなかった説」が採用された可能性が高い。
そしてその後、ヒルコは恵比寿天として現在の西宮に現れたとされている。戎瓔花が福耳なのは、恵比須天をモデルにしているからだと推測されている。
◆へその緒
腰から伸びた長く垂れ下がったリボンはへその緒をモチーフにしたものだと認識される事がある。
ただし、立ち絵では角度の関係でこのリボンは1本しか見えないが、作中のドット絵では左右に2本付いている。
◆東方キャラの日
二次創作イベントタグ「東方キャラの日」では、次の2つが提案されている。(2024年11月現在)
⇒①先述の通り、体験版時点で名前の読みに「ようか」説もあったことから「八日(ようか)」②「8(エイ)ト 日(か)」の語呂合わせのダブルミーニング。
⇒同日が「いい石の日」。
一覧記事「瓔花の日」も参照。
彼女の謎
時折重い背景や過去、そして闇の深い人物が多々出て来る事もある東方Project。ただ、彼女はその数いる東方キャラの中でも群を抜いて謎や闇が深い状態にある。元々彼女の元ネタについて触れられた記事が決して多くはないのも起因しているが。
彼女はいつ頃から賽の河原に居たかも謎に包まれているが、元ネタの年齢や、水子などの信仰が広まっていった時期などを推測すると、最低でも数百年は賽の河原に滞在している可能性がある。
また、元ネタと結びつけると彼女に関連する人物も多い。
四季映姫・ヤマザナドゥ
地獄の閻魔。閻魔には人を裁き、時には地獄、時には極楽へと人を導く恐ろしい一面がある一方で、その閻魔と言う存在は地蔵と同一視される事も多々ある。その中でも、幼くして両親よりも先に亡くなってしまった子供らを救済する存在である「水子地蔵」という地蔵もいる。閻魔大王と同一視される地蔵は「地蔵菩薩」といい、厳密にいえば異なる存在ではあるのだが...。しかし、明らかに他の水子達とは違う存在であり、なおかつ水子らの中でも目立つ存在である彼女の事を映姫が知っている可能性は極めて高い。
牛崎潤美
牛鬼と濡れ女の性質を併せ持った鬼の妖怪。天邪鬼や人から鬼になった者達とは違い、角も大きく、またサンダルの部分に鬼の象徴でもある鎖がついている為、伊吹萃香や茨木華扇、星熊勇儀らと同じ系統の鬼である。
現在は三途の河で漁を営んでいる。瓔花の元ネタである恵比寿神は漁業を司る神でもある。
そして潤美が常に抱いている石の赤子(赤子が石の姿に変化した存在なのか、はたまたただの石なのか、自我のある石なのかは不明)、これは潤美のもう一つの妖怪としての要素である濡れ女に起因するものだと思われる。濡れ女は子供を抱いて現れる女妖怪であり、一説には子供とともに亡くなった母であるとする説もある。
親よりも先に亡くなった瓔花と、母と子が共に亡くなった存在である妖怪を司っており、なおかつ恵比寿神が司っている漁業を営んでいる潤美。何かしらの所以を感じる存在である。
豫母都日狭美
東方獣王園にて登場したキャラ。二つ名や名の通り、種族は「黄泉醜女」である。黄泉醜女は、日本神話では亡くなり黄泉の国へと行った妻のイザナミを取り戻す為に黄泉の国へと交渉を持ち掛けたイザナギが、代わり果てた姿となったイザナミに驚き逃げた時、黄泉の国の女王となっていたイザナミが召喚しけしかけた地獄の鬼女の事である。結果的にはイザナギに逃げられている訳だが。
黄泉醜女は、イザナミの部下、または侍女の様な存在だとされており、それ即ち、日狭美は瓔花の母に当たるイザナミの部下、またはそれと関係のある存在である可能性が高い。
(瓔花の元ネタが蛭子だとして)自身の主人であるイザナミの娘、それも捨てた長子という複雑な存在の事を果たして日狭美はどう思っているのだろうか...?
(地獄のストーカーという二つ名の通り彼女の事を色々な意味で追いかけまわしているのかもしれない。)
日本書紀や古事記とはまた別の書物である「ホツマツタヱ」には、蛭子や恵比寿伸と同じ様な生い立ちを持つ「ワカヒメ」という女神と、「アチヒコ」という男神との婚姻譚が書かれており、あの月の賢者とも何かしらの関係があるのかもしれない。
関連イラスト
関連タグ
東方Projectの登場人物 東方Projectのキャラクター
- 二次創作関連
瓔花の日(一覧記事) 毎月8日は瓔花の日 11月14日は戎瓔花の日/11月14日は瓔花の日