概要
濡れ女はその名の通り海に出没する雌の妖怪で、人の首の付いた蛇とも下半身が蛇になった女とも伝えられる人食い妖怪である。とある伝承によれば体の長さは327mにも及ぶとされる。つまり、一度こいつに目をつけられた場合、逃げる事はほぼ無意味なのである。
原画となったものは、見た目がかなり恐ろしい。
登場する作品
ゲゲゲの鬼太郎
演:寺嶋しのぶ(千年呪い歌)
3期ではEDに登場し、5期では妖怪大運動会の参加者や妖怪大裁判の傍聴者としての登場で、これといって大きな活躍はしなかった。
一方で実写映画『千年呪い歌』ではキーパーソンとして登場。
こちらでは人魚の親類という設定で、万物の魂を無傷の状態で抜き取る能力を持つ。三浦半島の村で漁師を営む海人(うみひと)と愛し合い、「なみ」と名を変えて人間として平穏に暮らし、子供も授かった。しかし凶作の原因をなみのせいだと決めつけた村人達から魔物扱いされ、鬼道衆に封印される。
人間を滅ぼそうとするぬらりひょんの手で封印から解放され、聞くと死んでしまうと噂される「かごめ歌」を聞いた鬼道衆の末裔の魂を抜き取った。
自分を助けてくれなかった海人を裏切り者だと思い込んでいたが、鬼太郎が死んだ母親に会う権利と引き換えに閻魔大王の力を借りて海人とその子供の魂をあの世から呼び出し、そこで海人や子供が村人達の手にかかって殺されてしまった事を知り、彼から改めて自分を愛していると伝えられたことで元に戻り和解、海人や子供と共に笑顔で成仏した。
なお、妖怪画で見られる海蛇のような姿は激昂した際に見せる姿という扱いである。
行け!牛若小太郎
「ぬれ女」表記。入道に惚れた女妖怪という設定で下半身が蛇ではないのが特徴。
入道は満更でもなかったようで倒された際には残念がっていた。
FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST
第73話~75話において、ルーシィ・ハートフィリアがヨウコの術で洗脳変身した姿として登場。
ナツ・ドラグニルと交戦し、炎を水で無力化したり、洗脳が解けたふりをしての騙し討ちをしたりで優位に立つが駆けつけたアクエリアスの水中対決において、アクエリアスの能力である記憶の水で本来の心を取り戻した後、尻叩きで身体も人間に戻った。