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「なんと、わちきが時代遅れともうすか」

「当って砕け、うらめしやー!」

概要

種族唐傘お化け
能力人間を驚かす程度の能力
二つ名愉快な忘れ傘) 不憫な不法投棄物) お困りの忘れ物) 驚天動地の唐傘お化け
テーマ曲万年置き傘にご注意を
危険度※
人間友好度※
主な活動場所人間の里命蓮寺博麗神社守矢神社、等
登場作品星蓮船』stage2ボス、EXTRA中ボス、『DS』LEVEL3ターゲット、『神霊廟』stage3中ボス、『剛欲異聞』地霊虹洞ボス、『茨歌仙』、『智霊奇伝

※ただし危険度、人間友好度などは作中登場人物である稗田阿求の評。

元々はただの忘れだったが、ナスのようと言われる程不気味な色をしていたため不人気で誰にも拾われず、に飛ばされているうちに妖怪になったもの。

本人曰く「心を食べる妖怪」。人を驚かし、それで腹を満たすタイプの妖怪らしい。

だが幻想郷の非常識に慣れた人間は誰も驚いてくれず、驚かし方も下手な為、空腹で嘆いていた。

ExtraStageでは人を驚かせることに成功し、空腹を満たした状態で再登場する。

神霊廟」でも3面中ボスとして登場。

普段は驚いてくれない人も簡単に驚いてくれるという理由から命蓮寺にある墓場に足しげく通っていた小傘。だがいつの間にか宮古芳香が墓場を占拠してしまい、彼女は抵抗むなしく追い出されてしまう。仕方なく命蓮寺の方々に相談しようとしていたところ、神霊調査に来た主人公たちと出会い、妖怪が人間に妖怪退治を依頼するという奇妙な展開へと発展。それがこのざまである。

神霊異変後の冬の季節には、木枯らしごっこをしていて霧になった伊吹萃香が挨拶がないという理由で命蓮寺を襲撃した際、墓地にまで来られ傘ごと吹き飛ばされるなどつくづくついていない。その後は霊夢神社に上記の件について事情聴取に訪れた二ッ岩マミゾウ幽谷響子と共に元気に現れた。

現在はベビーシッターを自称し、東に泣いている子供がいれば威かしてあやし、西に笑っている子供がいれば威かして泣かして回っている。どうやら外の世界には傘で空を飛ぶベビーシッターがいると聞いて行っているらしく、本人は道具が人間に合わせて変わっていくという、新しい付喪神の生き方を模索して行動している。しかし端から見れば変質者以外の何者でもなく大人には鬱陶しがられ嫌われている(手配書まで作られている始末)が、その奇抜なデザインの傘のお陰で子供達には意外と人気の様子。本人はこの境遇に納得がいっていないらしい。

茨歌仙九話ではモブキャラとして登場。

先述のように命蓮寺の墓地で遊んでいたところを萃香に吹き飛ばされていた。二十七話では「驚天動地の唐傘お化け」という二つ名を引っ提げて登場し、なんと「鍛冶が得意」「鍛冶で生計を立てている」という設定が追加された。事八日の2月8日には、針供養をする日という理由で霊夢の針を新調してくれた。やったね。凄いね。そしてその針で退治されたまたまたこのざまである。

「文々春新報」(初刊、『東方文果真報』)の取材にも登場しているが、ここでも単に他人の写真撮影のタイミングに通りかかっただけの様子で、小傘個人には特にスポットは当たっていない。共に写真に写ったのは芳香と青娥。小傘の表情は笑顔ではあるが引きつっている(ピースサインもとるものの、フレーム枠からは外れている)。この写真のシーンは、実際の紙面では当時幻想郷で隆盛していた一連の都市伝説関連の記事となっており、小傘は特に脈絡もなく都市伝説に巻き込まれてしまった格好となっている(本人に被害はない)など、未だ巻き込まれ体質の運命から逃れられていない。これも一種のこのざまだろうか。

東方剛欲異聞では、ボスの一人として登場。調査の為に洞窟を通りかかった霊夢を驚かしたり、黒い水を欲しがったりと黒い水騒ぎをただ楽しんでるだけの野次馬的な存在である。ちなみに、聖白蓮の事を「聖様」と呼んでいる事が判明した。

東方智霊奇伝では、命蓮寺にある墓場にて登場。墓石の上を飛び跳ねて遊んでいたところ、バランスを崩した勢いで墓石を破壊して本人も気絶するという、盛大なアホの子っぷりを晒してしまう。寅丸星から大目玉を食らって泣きじゃくり、異変に巻き込まれた際には霊夢から「人を驚かすのが得意なはずの小傘が一番驚いている……」と評される。ちなみに、その小動物っぷりとは裏腹に、意外にも霊夢や射命丸文より身長が高く、見事な巨乳だったりする

結果的に不憫な一面となる様が描かれることも多いが、作中ではその明るい表情の豊かさに加え、新しい物事にトライしていく様子や行動的なひたむきさも語られるなど、そのキャラクター性は原作者や各作画担当者に愛されている。

二つ名

愉快な忘れ傘

京都の知恩院の七不思議の1つに「忘れ傘」がある。

御影堂正面軒下に名工・左甚五郎が魔除けに置いたとも、白狐の化身・濡髪童子が置いたとも伝えられる傘で、知恩院を火災から守るものともされている。ちなみに左甚五郎を題材とした落語には「ねずみ」があるので関係があるかもしれない。この二つ名は『東方求聞口授』掲載の小傘の個人紹介記事でもみられる。

驚天動地の唐傘お化け

『茨歌仙』登場時。

同作の二つ名の形式である前段の四字熟語にも彼女の「驚かせる」という要素が織り込まれている。「驚天動地」とは天地を揺り動かす如く世間を驚かす様子の例えで、表現の由来は中唐代の詩人である白居易による『李白墓』にまで遡る。

種族

から傘お化け

比較的メジャーな妖怪の一種で、使用者がいなくなった傘に宿った神霊がヘソを曲げた付喪神である。あらゆる道具には神が宿っており、大事にされれば合わせるが捨てられると暴走(妖怪化)して牙を剥く。対策はその道具をちゃんと壊してから捨てること。壊されることには怒らない。使える状態なのに使われないことが問題らしい。

一般的には軸を下にしてたたんだ傘の姿で表現され、一本足で下駄を履いている。

大きな一つ目が特徴で、人に危害は加えず驚かすだけのちょっと迷惑な妖怪である。この姿と名前は凶悪な一つ目・一本足の妖怪「一本だたら」にあやかったものとの事(阿求曰く滑稽さが増しただけらしい)。ちなみにその妖怪は鍛冶神「天目一箇神」の零落した姿ともされており、またタタラ師・たたら吹き(鍛冶師やその技法)にも通じている。小傘の意外な鍛冶スキルもこれにちなんだものと思われる。

能力

人間を驚かす程度の能力

式神が憑いていない時のと近似した能力。

正確には橙の能力名は「人を~」であり、小傘の能力名は「人間を~」である。

しかし、子供だまし程度の方法では人間が驚いてくれないために殆ど形骸化してきている。

性格

気さくで人懐っこく、素直で悪戯好きな猪突猛進タイプ。

人の言うことをよく信じ、後先考えず行動に移した結果よく失敗する。

いくら失敗しても落ち込むことなく日夜研究を積み重ねる努力家。

ただその方向が若干間違っている気がしなくもない。

人を驚かすという行動目標上、妖精のような感じがする妖怪である。

また妖精のように精神も幼く見える。

「ちょっと待ってよ~」「ぐすん」「当たって砕けたー」「さでずむ?」など、

会話の端々にアホの子さが滲み出ている。かわいい。

ちなみに、一人称は「わちき」ではなく普通に「私」である(「わちき」の方はキャラを作っている時)。普段は明るく騒がしく振舞っているが、驚いてくれなかった時のショックは相当なものらしく、その落ち込み様は鬱陶しくなる位だとか。

容姿

水色ショートボブに大きな唐傘を持った少女の姿をしている。

イメージカラーはスカイブルーで、傘の色は紫。

東方初のオッドアイキャラ。右目が水色で左目が

これは水色の髪とセットで一つ目のように見せる為である。

水色のミニスカートに、フェチ御用達の魅惑の数少ない生足下駄姿。

このスカートに描かれている模様は温暖前線なのでは?という考察も存在する。

上は白の長そでシャツに水色のベストのようなものを着用。

このベストは黒い帯のようなもので前を-と×状に繋がれているが、これは「ーつメ(一つ目)」という意味だと思われる。他にもウインク、舌、右足を上げた体勢など本体も全体的に唐傘お化けをイメージしたデザインである。

茨歌仙27話での衣装(冬服)は茨歌仙小傘を参照。

ちなみに持っている傘がすでに唐傘お化けであるため「傘と人型どちらが本体か?」「人型の方は別の妖怪では?」などの議論を呼んだことがある。結論でいえば「どちらも本体とのこと。付喪神の特性上、傘がないと存在できないので常に傘を持った姿で現れるのだ。妖夢半霊の関係のようなものだろうか。

スペルカード

ネーミングセンスが秀逸。

雨に関連するスペルカードの多さから「雨風を操る程度の能力」が隠されているのでは、と考えられている。

星蓮船

二次創作

東方キャラの日

二次創作イベントタグ「東方キャラの日」では複数日が提案されているが、特に6月11日の日本の記念日「傘の日」に因んだ6月11日は傘の日タグを付した関連作品が多く投稿されていた。しかし、傘の日そのものを指すようなネーミングであることから、近年では名前を含む6月11日は小傘の日が主流となりつつある。

一覧記事小傘の日も参照。

関連タグ

東方 東方Project 東方星蓮船 東方神霊廟 ダブルスポイラー

東方茨歌仙 東方文果真報 東方剛欲異聞 東方智霊奇伝

オッドアイ 下駄 付喪神 妖怪 青髪 生足 癒し系 アホの子

2面ボスの系譜

水橋パルスィ多々良小傘幽谷響子

その他

多々良駅:「多々良」繋がり。

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