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「いいよなぁあの犬…、褒められてる」


演:内山眞人


変身する仮面ライダー

仮面ライダーザビー

仮面ライダーパンチホッパー


概要編集

ZECTのエリート戦闘部隊・シャドウの隊員。年齢20歳。

仮面ライダーザビー3代目の資格者を経て、後にZECTが内密で開発した仮面ライダーパンチホッパーの資格者となる。

初登場は第7話。


登場当初は、矢車想に話しかけた加賀美新に「馴れ馴れしい」と怒りを見せたり、矢車を足止めするためにカブト天道総司によって負傷された際は(足止めが目的だった為、手加減はされたようだが)、自分が原因でチームの足を引っ張ってしまったことを激しく悔いるなど、矢車を尊敬し、彼の唱える「パーフェクト・ハーモニー」を信奉する生真面目な一隊員として描かれていた。

しかし、本質は主体性が希薄で自分を周囲に認めさせることや地位を失わないためなら汲々とするタイプ。そのためなら手段も選ばず、周囲を無下にし、嫌いな相手にすら泣きすがる卑屈さを併せ持つ。


ザビー資格者復帰を目指す矢車を「組織を乱す不協和音」として切り捨て、新たなザビーゼクターの資格者に選ばれてシャドウ隊長に就任したのだが……

  • 偽名を使用している上に自分もゼクターの資格者だと隠したままZECTに潜入した天道に(資格者だと公表しているのに)リーダーの座を奪われる(ZECTは経歴問わず実力主義のため)
  • ドレイクの資格者である風間大介に「リーダーの天道から、ZECTに入団しないライダーの抹殺を命令された」と大嘘をついて襲撃するも、風間本人が天道に抗議した結果、直接頭を下げさせられたばかりか罰として食器洗いの手伝いまでやらされる(それも汚れがとれていなかった為、加賀美に注意されていた)
  • フォルミカアルビュスワーム相手に風間と天道は1体ずつ撃破した一方で影山だけ1体も撃破出来ないまま返り討ちに遭って変身を解除される(残る1体はそんな影山を見かねた三島正人が「影山に戦い方を教える」という目的で変身して片づけた)
  • 挙句三島に「どうか私を見捨てないで下さい」と泣きつく
  • ゴンを人質として誘拐し、風間が(表向きは)目的を果たしてもゴンを解放しないという非情ぶりを見せつけるもあっさり場所を知られ料理人に変装した天道らに奪還される
  • ビエラワームと交戦している最中の風間を裏切り者として抹殺しようとするが(ビエラワームは風間が撃破)、風間の加勢に駆け付けた天道に圧倒され、天道と風間の連携攻撃を受けて敗北し撤退を余儀なくされる
  • ワームの巣窟になっている工場にシャドウを率いて突入しようと試みるも三島から「(お前の実力じゃ突破は無理だから)攻撃中止」と言い渡される
  • 三島からの命令でサソードの資格者である神代剣を味方に引き入れようとするが、彼のペースに巻き込まれて誕生日の歌を歌わされる(目の前で聞いていた剣本人からは「なんかつまらなそうだな…」「気持ち悪い…」などとダメ出しを食らった上に横で見ていたひよりからも「余計気持ち悪くなってる…」と言われ、天道からは「中間管理職は辛いな…」と同情される始末)
  • 新たに表れたワーム軍団の間宮麗奈に実力で負けた事などもあって所々ヘタレを見せ、『打倒カブト』としての地位を実質奪われる
  • 天道がZECTに入団(二度目)したため、(資格者だと公表しているのに)リーダーの座を奪われた(二度目)上に新入りの高鳥蓮華に圧倒される
  • その後「三島さん、俺を見捨てないで下さいよ。一生ついていきますから」(二度目)
  • と言った矢先に全てのゼクターを回収しようと考えていた天道からザビーゼクターを取られたくないがために三島に不都合な動きをする麗奈側に(ほぼ脅しに近い形で)あっさり寝返る

と、これといった成功も無く失態を繰り返す(一応、ワームの巣窟になっている工場を爆破する任務は最終的に成功した)。


更にはかつての矢車がやさぐれた姿に変貌し、新たなライダーの資格者となって戻ってきたのがダメ押しとなる。

矢車はワームをライダーキックで蹴散らした後、地獄に道連れと言わんばかりに影山も巻き添え攻撃を食らいザビーの変身を解除され、とうとう変身者の資格を失ってしまう。そしてそのまま天道にザビーゼクターを奪われてしまったことから、自らもZECTを追われてしまう。

この時の「返せ!俺のザビーゼクター返してくれよぉぉぉ~…返せよ!返してくれよ、俺のザビーゼクター…」過去の栄光に縋るかのように泣きつく姿は何かとネタにされる。


その器の小さい性格は部下達からも嫌われていたらしく、シャドウからも追放され、完全に孤立してしまった影山は、その後ザビーに復帰したい一心で蓮華と共に天道の雑用を自ら志願したり、天道にザビーゼクターを返して貰う様に加賀美に頼み込むなど、恥も外聞もない行動の連続で迷走を極めてゆく。


最終的にワームとまで手を組み、間宮麗奈の指示で立川を襲うも、彼の護衛を任されていたシャドウのゼクトルーパーらに阻止され、その際に顔に切り傷を負った。

結局ワームからも見捨てられ、どん底まで堕ちたところを矢車に拾われる。

ホッパーゼクターを受け取ってパンチホッパーの資格者となった彼は、以後は矢車を「兄貴」と慕い、地獄兄弟として2人で気ままな行動をとり続ける。

同時に、ザビーの資格とシャドウの隊長の座を失っただけでなくZECTからも追放された事で腫物が落ちたのか、かつて三島に戦い方を教えられた事がザビーよりも影山のスタイルに適しているパンチホッパーになってからはフル活用できるようになった他、矢車とのコンビネーションや周りとの協調性を身に着けるなどの人間的な成長もあった。


しかし彼自身は光への未練を捨てきれず、矢車曰く“燃えカスのような”正義感と過去の栄光を求めており、誘いを受け再びザビーに復帰。

しかしガタックと連携をとろうとせず(加えて、カッシスワームの能力を聞くことなく襲い掛かってしまった)、あっさりカッシスワームに惨敗した無様さから、遂にザビーの資格を完全に失ってしまい、再び矢車の元へと戻る。この時は弟の敵討ちに燃える矢車に助けて貰えた(加えて、結果論では影山の行動が矢車にカブト、ガタックへの協力を決断させている)ものの、このことから、矢車には度々「光を求めるな」と叱責されているが、この後の行動からも矢車としても光を求める意思を捨てきれずにいた事が窺える。

最終話直前、ZECTが「ワーム感知能力を有する」と嘯いて配布していたネックレス(実際は人類をネイティブ化させる代物)を複数装着していたため、その影響から早くもネイティブになりかけた事で絶望し、矢車に自身を倒すように懇願。ライダーキックで倒される道を選ぶが、生死の明確な描写はされなかった。


後述する『ジオウ』や『ライダージェネレーション2』、本編を再構成した小説版では死亡したことになっているが、『ディケイド』では特に説明もなくパンチホッパーが登場している。おそらく生きている時間軸から鳴滝が連れてきたと思われる。


仮面ライダージオウ編集

EP37・EP38にゲスト出演。

ただし、本作の影山はワームによる擬態であり、加賀美の口から本物の影山は既に死亡している事が遂に明言された(仮面ライダー図鑑でも『ジオウ』の後に公開された『カブト』本編の影山は「その命を散らした」と説明されている)。

ちなみに原典と違い、着ているコートは左腕にもちゃんと袖が付いている他、髪も茶髪になっているのも特徴的。


詳細はこちらを参照。


余談編集

内山氏は過去に『仮面ライダー555』で小林義雄/ラビットオルフェノクを演じていた。先輩と呼び慕っていた相手に手のひらを返して出世しかけるが、地獄のどん底に堕ちた点も同じ。

ウルトラシリーズでは『ウルトラマンネクサス』で千樹憐/ジュネッスブルーを演じていた。


関連タグ編集

仮面ライダーカブト 地獄兄弟 矢車想

仮面ライダーパンチホッパー 仮面ライダーザビー

返してくれよぉぉー、俺のザビーゼクター


3号ライダー変身者

トドロキ風間大介or影山瞬登太牙


外部リンク編集

影山瞬 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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